腰がもげそうです。
こんばんは!
せっかくバリ島で全身スパをしたのに、長距離バスで腰をやらかした仁井ひなです。
はい、そんなこんなでとうとうこの長い旅も一旦終了の日が来てしまいました。
そんな最終日は、オエクシという東ティモールのもう一つの領土である飛び地へ行ってきました!
(↑上の島じゃない方です)
ここへ行くのは、まあ大変なんですよ。
なんてったって、船で約12時間、しかもちゃんと寝れる場所がないようなそんな船で行くんですよね。
こんな船↑
みたらわかるひとが乗る部分狭いやつや。
さらには14時に出港、3時に到着というなんとも理解しがたい時間帯を利用するんですよね。
↑これが船内
わかってたけど
やっぱりひとが乗るとこが狭いやつや。
しかも極めつけがイスがプラスティックのチープなやつ。
でも、ここの良いところは、気候が暖かいので、外に出て寝ても全然寒くないんですよね。むしろ気持ちいいくらい。
地元のひとはみんなレジャーシートを引いてその上で寝ていました。
そんな情報は皆無に等しかった私たちはあのチープなイスの上で船酔いに耐えながら寝ていました。笑
また、中には売店があり、カップラーメンや水などの食料品が購入できます。
外で風を浴びながら、星を見上げて食べたカップラーメンは忘れることはないでしょう。幸せでした。
そんなこんなで午前3時、ついにオエクシ到着。
いやみたらわかるなんもないやつや。
そうなんです。なんもないんです。笑
みんなそそくさとミクロレットに乗り込み、帰宅するだけなのです。
またまたそんな情報が皆無な私たちは、どうやって夜を明かそうか途方にくれていたところ、たまたま船でであった、東ティモール唯一の国立大学に通っている学生に助けられ、ホームステイさせてもらうことに。
ほんとになんて幸運の持ち主なんだろうかと毎回思います。
早朝にも関わらず、東ティモールのコーヒーと、東ティモールのお菓子を振る舞っていただき、家族総出で迎えてくれました。
来たときは真っ暗で星以外何も見えなかったんですが、朝起きてびっくり。
めちゃくちゃ素敵な場所やないかい。
自給自足で生活していて、みんな思い思いに生活してる感じ。
これ、まさにこれが理想とする場所。
素敵すぎてもう一目惚れですよね。
朝にとれたてのバナナでピサンゴレンをつくってもらい、コーヒーと一緒にいただきました。
ああ、なんて幸せな一日の始まりなんでしょう。
実質過ごした時間はとても短かったですが、こんなにも暖かく迎えてくれたこの家族に本当に感謝でしかありません。
またいつか必ず帰りたい、そう思える場所ができました。
少し切ない気持ちを抱えながら、次の目的地へ。
リファウと呼ばれる現地人が住んでおり、ここへ、1515年にポルトガル人が初めて上陸し、占領していきました。
そうです、ここが東ティモールの原点なのです。
↑バスコ・ダ・ガマ
↑リファウ人
↑ポルトガルが上陸したモニュメント
↑ポルトガル人が上陸するときに利用した川
(想像以上に小さかったです)
ポルトガル人はこの海を渡ってきたんだと思うと、もうとんでもないくらい歴史の深みを感じました。
ちなみにめちゃくちゃきれい。
そんなこんなで東ティモールの原点で愛を叫んでました。
(誰に)
大変なことの方が多かったこの旅ですが、何か自分の初心に帰れたような気がして、これからもたくさんのわくわくを探しながら毎日を過ごそうと思いました。
だから旅はやめられない。