推しにブロックされるということ
今回も、架空の話などしたいと思う。
のっけからポケモンスリープの話題で恐縮だが、とうとうエンテイリサーチイベントも終わってしまった。とても楽しかった。ほのおタイプポケモンを眺めていた2週間だったので、次はウノハナ雪原でこおりタイプのポケモンを乱獲したいと思う。とくにタマザラシとユキワラシを重点的に捕獲したい。タマザラシはとにかく強いし、ユキワラシは貴重なタマゴを持ってくるポケモンなのだ。
このアプリはかわいいポケモンが多いのが魅力だが、ポケモンたちのために料理を作る必要があり、自分の朝ご飯はそっちのけでスマホのポケモンのために料理を作っていることがある。どの料理も、とにかくおいしそうだで見た目がかわいい。かわいい動物がカフェでご飯を食べているイラストを描くのが趣味なので、色づかいなどがとても勉強になる。
さてさて以前、こんな記事を書いてこのアカウント史上最大のバズを記録した。
なお、ネタのもととなったSさんはその後も文章を書き続けていて唯一無二の存在となっている。このままピン芸人かお笑い評論家にでもなってほしい。あの文章が書ける才能がただただうらやましい。
さて、Sさんが世に出たきっかけがSさんが推しの芸人コンビにブロックされたことが発端となっている。正直、このことについて他人事として受けて止めていた。しかし、私の認識が甘かったことを思い知らされることがあった。
以前も書いたが、私には推しの芸人さんがいて、スケジュールが合えば有料配信を買って聞いている。芸人さんの話を聞きながら、コメントしたり、仕事したり、家事をしたりしている。
ライブなどで知り合った人もおり、配信でみんなのコメントを読むのも楽しい。例えがうまく思いつかないが、学生時代に放課後にサークルの部室だらだらしていた感じが似ているかもしれない。部長がカギを開けてくれて、入室も退室も自由、いつもの顔ぶれもいれば、久しぶりの人もいる。部長が「そろそろ帰るで」と言ったらおのおの帰路に就く、みたいなそんな感じ。
そんなのんびり楽しい配信なのだが、アプリの不具合か何かでその中の一人のコメントが反映されなくなってしまった。
「私のコメントだけ無視されてる、もしかして、ブロックされたかも」と思ってもしょうがない事態である。想像するだけでも辛い。私なら理性を保てない。ご本人も動揺され、このことはすぐに芸人さん本人にも伝わり、なんでだろうと配信内で話題になった。
なお、コメントが反映されなくなった人は常識的な人であり、その方のコメントを私は毎回楽しく見ていた。あの人がブロックされるなんてありえないが、もし自分のコメントだけ突然読まれなくなったらショックで取り乱してしまうのは間違いない。
その後問題は解決し、人さまのことながら心の底からホッとした。
前述のSさんのことを、大変だなあと思っていたが、やはり遠い世界のことのように感じていた。私たちのようなお行儀のよいファンはそんなことない、なんて傲慢なことを思っていた。大いに反省したい。何があるかはわからないのだ。
もしブロックされていなかったとしても、それに近い状況は起こりうる。その時にも私はお行儀よくできるのだろうか。私はSさんよりも何倍も生きているのに、冷静でいられる自信がない。
いろいろあったとはいえ、お若いSさんはどれだけショックだったのだろう。そう思いつつ、初老は遠い目でおんぼろアパートの天井を眺めるのである。遠い目というよりは老眼である。
話は変わるが、シュールな感じのネタが好きである。お若い人には面白さがまったく伝わらないかもしれないが。40歳以上の人には伝わると信じたい。
推しの芸人について語っておくと、いつもは小学生レベルの下ネタを言いまくっているのであるが、有料配信で資本論について語ってらっしゃった。私は感動した。推しから労働価値説について教わるとは。この芸人さんを教えてくれた友人も、賢い賢いとキラキラした瞳で語っていた。
再度申し上げるが、この話には架空の物語が含まれている。
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