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【投資5】 (3)投資で稼ぐための基礎知識 <勝てる投資、勝てない投資>

マガジン「城北忠明のトレード完全マニュアル」の第5回です。順番に続いていますので飛ばさずにお読み頂ければ幸いです。(初めての方は自己紹介からご覧下さい)
なお、最新版として「投資の最終結論」を別noteにまとめました。こちらもぜひお読み下さい→【本当の投資】あなたが失敗しないために


『投資は簡単なのか?』


前回までは、「投資を始める以前の話」でした。
今回から、ようやく投資で稼いでいくための話をしていきます・・・


まずは確認したいのですが、投資について、あなたはどのような認識をお持ちでしょうか? この認識が正しくなければ、いざ始めても、間違った判断をしてしまいます。

人それぞれ、投資に関しての知識や情報は様々だとは思うのですが、ここではっきり伝えておきたいのは、
「言われているほど難しいものではないけれども、言われているほど簡単でもない」ということです。

まず、「投資は難しい」と考えている人は、
これまでに正しくない情報(※主に投資を商売にしている人たち)に振り回されて失敗したことで、その考えに至っているのだと思います。

反対に、「投資は簡単だ」と考えている人は、
まったく投資を知らないからこそ、世の中で目立っている派手な成功話などのプラス面ばかりを見て、そのように勘違いしているのでしょう。

結局、どちらも「出回っている情報のせい」だと言えますが、この認識は誤っているので、正しく修正していく必要があります。

投資を簡単に考えすぎている人は、そんな甘い世界ではないのでもっと慎重に考えて警戒すべきですし、このように逆の認識を取り入れることが、確実な投資収入につながるでしょう。

今回お伝えしていくのは、投資の本質・・・投資の本当の話です。

どんな投資をしてはいけないのか?
逆に、どんな投資をすればいいのか?
正解と不正解について、明確に伝えようと思います。

これを理解してしまえば、ノウハウも情報も特に必要ではなくなるはずです。(本当に必要なら手を出してもいいですが、無理に次々と買うものではありません)

なお、ここで私がお伝えしたことに対して、「いや、そんなことはない」と否定的に言う人がいるかもしれません。

しかし、これに関しては、もう10年以上たくさんのトレードの表も裏も見てきて、もはや「何一つ例外はない結論」だと断言したいことです。

あなたにとって投資が難しいものになるか?簡単なものになるのか?
それが今回の話で決まることになります。

もし難しく感じるのであれば、その人自身が難しくしてしまっているということです。

本質を理解してしまえば、努力や才能も必要ありません。これから答えを伝えていきますので、あとはあなたが守って実行するかどうかだけになるでしょう。

『いつでも逆が正解に』


投資というのは、「わかれば簡単なこと」です。

何が簡単なのかというと、「素人判断の逆が正解になる」というだけのことだからです。(=『大衆は常に間違える』という格言もあります)


もしこれが、投資のプロと同レベルの分析判断をしなければいけないのであれば、知識や経験がなければできないことなので、簡単とは言えません。

しかし、「素人の考え」はわかるはずです。
素人がどんな投資に手を出すか?どこで取引しようとするのか?

もし自分が初心者なのであれば、「自分ならどうするか」を考えればいい・・・そして、単純に「正解はその逆」だということです。

(これは人生でもそのまま通用することだというのは、「成功ルール」でもお話ししました)

投資というのは、世の中に溢れる情報に影響されるから難しいのであって、「素人判断の逆」を考えれば、単純明快でシンプルなものに変わります。唯一、最低限必要になってくるのが、“逆を考える” ということなのです。


本当に何も考えず、儲かることだけを考えて欲や衝動に任せて参加していれば、投資の世界では「都合良くカモにされるだけ」です。

私は昔から、確実な投資を一言で言わなければいけない場合には、「暴落したら買って、急騰したら売ればいい」と言っていました。

これは別に投資だけに限った話ではなく、何事も大衆の逆が正解になることからわかるように、「大半の人が、最初から間違ったことばかりしている」 のです。

だから、多くの人の人生がうまくいかなかったり投資で失敗するのも、当然の結果です。

みんなと同じようにして失敗するパターンが本当に多い一方で、「逆の選択をして失敗することはほとんどない」と言えるくらい、鉄板の法則です。

また、これは「衝動」の逆だとも言えます。
(=貯蓄できることが、投資で成功するための最低条件だと言ったことにも通じるでしょう)

「何倍にもなっている!」
「今が稼げるチャンス!」

などと言われれば、それに乗せられて買おうとする人がいます。

「株価急騰」のニュースを見て、普段は投資なんて考えない人が、乗り遅れまいと株を買い始めたり、 逆に「株価暴落」を見れば、怖くなって売ってしまったり・・・

これはまったくおかしな話で、
なぜ、値段が高くなってるのに買おうと思うのでしょう?
なぜ、値下げして安くなっているのに売るのでしょう?

10万円だったものが20万円になってから買いますか?
10万円のものが半額セールになっているのに買わないのですか?

このように考えればわかるはずで、モノは「安く買って高く売る」「高く売って安く買う」で利益になるはずです。

しかし、世間一般で、価格が高騰している時ほど盛り上がっているように見えるのは、(売る側=提供する側が儲かるので) “売る側が盛り上げているから” です。

当たり前のことですが、「売り時と買い時は正反対」・・・にも関わらず、雰囲気や勢いに乗せられて、多くの人が手を出そうとするのは、いつも売り時です。

タイミングだけを言えば、むしろ売る側が売れない時(=誰も買わない時)に安く買うのが正解になります。

ですので、「○倍に上昇しているからチャンス」 「大儲けした人がいるからあなたも」というのは、ロジックとしてはまったく非合理で、おかしな話なのです。

すでに上昇して高くなっているものを買うなんてありえないことで、「高値更新や連騰で儲かっている人が出ている時期は買い時ではない」ということです。

「ブームに乗ろうとする=高いものを買おうとする」 ということになり、それでは投資で成功することなんて、一生できません。

高くなっているものよりもむしろ、安くなっているものに意識を向けるようにして下さい。

このように「安く買うから儲かる」という当たり前の感覚さえ最初から持っていれば、どんなブームにも乗ろうと思わないはずです。


結局、世の中の情報をそのまま信じて踊らされる人は、自動的に損するようにできているのです。

だから「儲け話には手を出さない・ブームにも乗らない」というのは、基本となる投資戦略であり、人生戦略です。

そして、言葉にしてみれば簡単なことですが、投資で成功している人は 「みんなが売っている時に買って、みんなが買っている時は売る」というように、「大衆の逆のことをしているから稼いでいるだけ」の話なのです。

バブル期でも、バブルに手を出した人が財産を失い、暴落した後に買った人が億万長者だとお話ししました。

実際、今まで他の投資で失敗してきた人ほど、懲りずに次のバブルを探そうとしますが、投資で成功する人にとっては「バブルは乗るものではなく避けるもの」なのです。

「○○を買わないと損」みたいな風潮になれば、それはつまり「買ったら損」という意味なので、離れればいいのです。(=欲をかいた人から消えていきます)


また、たいていの場合、素人の判断はメディアの影響を受けますので、「テレビや新聞などで言っていることの逆」だと考えれば、非常にわかりやすいでしょう。

だから、一般に流れる情報というのは価値がないばかりか、そのまま疑いなく信じてしまう人にとっては、「害」になってしまうのです。

(※その他、経済評論家や投資を教えている人たちも、もっともらしい空論を言うだけで、実際には投資で勝っていないことを知っておいて下さい。本当に勝っているのは、いつでも「正しいと言われることの逆」をしている人なのです)

それでは、「みんなが買っていれば売り、売っていれば買い」なのはわかったとして、問題は、「みんなが買っているのか売っているのかわからない(=どちらでもない)時」なのですが・・・

そんな時は、何もしなければいいのです。

何もしなければ損することはないのに、無理して変な投資をしようとするから失敗につながるのです。

何もしないのは、損失ではないどころか、「それこそが投資家としてもっとも重要な行動」になります。

初心者の人ほど、熱くなって積極的なトレードをしたがりますが、ということはつまり、「待つことができる方がプロに近づく」ということです。

(熱くなると正しい判断ができなくなりますので、そんな人は深呼吸して落ち着いてから投資に臨むと良いかもしれません)

そして、ぜひ持っておいて欲しいのは、このような「損しない選択をすることはプラス」だという感覚です。

というのも、影響されやすい人ほど、自分が買っていない時に急騰したりすると「乗り遅れた」「儲け損ねた」と感じたりします。

しかし、それこそがもっとも不要かつ危険な感情であり、“儲け損ねたくない” という思いによって、その他大勢と同じような行動を引き起こしてしまいます。


正直なところ、私自身は他人のことは気にならず、誰がどうしようが一切気にしないので、“儲け損ねる” ということ自体、考えることがありません。

本当は、他者の影響を受けるような人は投資をしない方がいいのかもしれませんが、それでも1つアドバイスするとすれば、「損していない=勝ち」くらいに考えるようにして欲しいと思います。

つまり、儲けようとする選択ではなく、「損しない選択」を積極的にしていく。どれだけ乗り遅れても儲け損ねても、「損していなければプラス(=OK)と考える」ということです。

実際、みんなが儲かっている時に儲けることよりも、みんなが損している時に儲けることの方が、圧倒的に重要です。(=得られる利益が全然違います)

わざわざ他人の結果に影響される必要はないですし、長い投資人生の中で、チャンスなんていくらでも訪れます。「焦った方が負け、待った方が勝ち」というのは、投資の世界の鉄則なのです。

というわけで、これはここまで何度も繰り返し言い続けているように、「稼ごうとしない方が投資では成功する」という言葉にも通じます。

一時的にどれだけ儲かったとしても、その後どうするかの方が大事であり、生き残れるかどうかの実力差は「その後」に出てきます。

だからこそ、もっと儲けよう・本気で稼ごうとばかり考えている人は、根本的に成功することはできないのです。

(あとは、心のゆとり・余裕も必要になるかもしれません。だからお金に困って必死になる人は勝てませんし、投資の結果をあてにしなくてもいいように、最低限の生活費を確保しておくことも大切でしょう)

・・・まずは、ここまでが基本となりますが、よろしいでしょうか?

「素人判断の逆を考える」ということと、「わからなければ何もしない」ということ。


上がったら次は、下がることを考える。
大きく上がったら、大きく下がることを考える。
上がり続けるものもなければ、下がり続けるものもない。

これが相場というものです。

本当に、この単純なことを知るだけでも、投資はうまくいってしまいます。
だから、知ってしまえば投資は簡単なのです。

(より具体的な売買方法については、次回詳しくお話しします)

『相場予測では勝てない』


さて、「投資で稼ぎたい」と考えて勉強し始めた人が陥りがちな失敗について、ここでお話ししておきます。

正直、中途半端に勉強している“自称プロ”のような人でも誤解していたりするのですが・・・

どんな特別な情報を仕入れたとしても、「相場予測で勝ち続けるのは不可能」です。これは、投資の結論として断言します。


本格的に投資を始めると、多くの人が投資の勉強を行い、情報収集したりして相場を予測しようとします。プロの視点で、今の経済状況を見て世の中の動きを知る・・・

これは投資を行う上での正解だと思うでしょうし、実際、多くの “プロ” がそのような投資を行っています。

しかし、もしも本当に投資の世界で勝ち残りたいのであれば、「金融経済の知識も相場予測も無意味」という認識を持っていて下さい。

というのも、世界中の誰一人として、相場を予測して言い当てることができる人はいません。

著名な投資家でも最先端のAIでも不可能であり、どんなプロフェッショナルでも言っていることはバラバラで、ことごとく外れています。
(ハーバード出身の天才が集まるヘッジファンドでも、その大半が破綻して消えてしまうのが現状です)

さらに影響力のある人の場合には、いわゆる「ポジショントーク」として、意図的に “逆のこと” を言うことで、自分にとっての有利な取引につなげようとする例もたくさんあります。

(その他、評論家の中には「目立つ」という目的だけのために極端なことを言う人もいます。誰も言わないことを言えば、(それが実現性が低いことでも)極端であるほど目立ちますし、万が一運良く当たれば、それが実績として使えます)

投資の世界は本当に何でもありで、 莫大なお金を運用しているヘッジファンドからすれば「命を賭けた戦争」と同じで、騙し合いの駆け引きなんて日常茶飯事・・・

そんな中で、少し勉強を始めた程度の素人は、竹やりで戦場に出ているようなもので相手になりません。

世界トップ級の天才でさえ失敗する世界なのだから、素人レベルの思惑通りになんてなるはずがなく、ニュースで流れるような情報を参考にしていると、簡単に操作されて騙されてしまいます。

メディアを使った巧妙なデマや情報戦を仕掛けながら、常に売り崩しのタイミングを狙っている・・・ そんな過酷な世界で生き残るためには、まずは「何からも影響されないこと」が最優先なのです。

実際、たくさんの投資本やノウハウを勉強して、私よりも知識があるにも関わらず、いつまでも結果につながらない人を数多く見てきました。

また、「富裕層しか知り得ない情報」として、お金と人脈を使いながらトップクラスの情報を収集したこともありますが、それぞれ言っていることがまったくの真逆だったりして、鵜呑みにすると大変だったこともあります。

いずれにしても、私も最初から否定しているのではなく、長年投資の世界で生き残っている人たちの共通の経験から確定した「最終結論」なのです。

私自身は、この先どんな特別な裏情報が入ってきたとしても参考にするつもりはなく、「情報を元にしたトレードをしてはいけない」 という絶対の確信を持っています。

そもそも、情報収集をしてトレードする人は大変だと思います。

チャンスだと言われていれば買って、リスクだと言われていれば売って、慌ただしく振り回されながら、少しでも見極めが間違ったりタイミングが遅れると、すぐに失敗につながります。(当然、ニュースで知るようなタイミングでは遅いです)

ただ、これは投資経験が長い人なら納得できるはずですが、相場というのは、いつでも「合理的に都合良く動くものではありません」。

経済の理論分析で考えるよりも、「群衆心理の集合体」とでも考えた方が正しいのでは?と思うくらいです。

(人の心理はいつでも非合理的であり、期待や不安や恐怖といった感情の方が、確かな事実よりも優先されます)

だから専門家の意見よりも、そのニュースや出来事の裏で何を仕掛けようとしているのか?意図は何なのか?を考える方が、まだ確実な正解につながると思います。そして、これが世の中のあらゆる情報との適切な付き合い方でしょう。

また、このような話に関連してよくあるのが、「過去のパターンで考えて失敗する」ということです。

例えば、戦争や大災害が起これば、ドル円や株価はどうなるでしょうか? 上がりますか?下がりますか?

専門家の人は、過去の事例から見てこうなると言っていたりしますが・・・実は、こんな予測さえも、次々に外れていたりします。

(同じことが起こったとしても、前は上がったのに今回は下がったりします。円安=株高も、連動するとは限らないと思っておいた方が良いくらいです)

2016年にアメリカ大統領選挙があり、ヒラリー氏なら上昇、トランプ氏なら下落と言われていましたが、実際には逆の動き(=トランプ氏で上昇)をしました。
(※ちなみに私はこの数日間の動きで、その年で一番稼ぎました)

専門家は、後になってから想定外が起こった “理由” の後付け説明をしますが、そんな想定外が、当たり前に頻発しているのが投資の世界。

誰にも予測のつかない「まさか」が起こることの方が、必然で確実なことなのです。

また、「ブラックマンデー」というのは有名なので聞いたことがあると思いますが、あの暴落には特定の原因があったわけでもなく、複数の要因が “偶然” 重なったことで起こりました。

つまり、「理由がなくても急騰・急落は起こる」というわけで、 相場に小難しい理屈なんて関係なく、「たくさん買われたら上がり、売られたら下がる」というシンプルにただそれだけのことなのです。

今となっては、従来では考えられないほど金融経済が複雑化して、誰も全貌を理解できないところまで膨れ上がった上に、元々人間的な思考や感情のないコンピューター売買が全体取引の大部分を占めてしまっています。

ここまでくると、投資において確実なことは何もなく、「確実なことはない」ということ自体が、間違いないことなのです。

100回起こったことが101回目も起こるとは限らないし、逆に「絶対起こるはずのないことが起こる」というくらいの意識を常に持っておいて下さい。


・・・というわけなので、

上がるか下がるか?どんなプロフェッショナルが言っていたとしても、答えはいつでも「わからない」だけが正解です。

にも関わらず、上がる・下がると断言していたり、精度の高い情報さえ知れば勝てるようなことを言っている人がいれば、その人は「嘘つきの偽物」か「本当は投資を知らない」かのどちらかでしょう。


「上がるに違いない」と考えて投資に臨むのと、常に「わからない」と考えるのでは、投資に対するスタンスが変わってきます。

過去に通用した理論やセオリーも、まったく通用しなくなる時代です。

「誰もが100%上がる(下がる)と信じていたものが逆に動いた時ほど、大暴落につながる大きな動きになる」ということは、知っておいて下さい。

そして、以上のようなことを知れば、相場を予測することなんて、無意味で危険なことだと思えるのではないでしょうか?

だからこそ、初心者の人ほど(※影響されて振り回されるリスクもあるので)あらゆる情報を無視した方が確実であり、 「何かを信じることが大間違い」だと繰り返しているのです。

信じてしまうのなら、最初から見ない方がいい・・・大げさに言うつもりでもなく、専門家や評論家の意見は「くじ引きやサイコロ程度」に思っておいていいくらいなのです。

(※ちなみに、予測することは意味がなくても、どんなことでも起こり得ると「シナリオ想定すること」には意味があります。2倍になることも半分になることも、最高値になることも最安値になることも、常に想定はしておくのです)

『投資の本質を見る』


私自身はもともと投資の知識なんて持っておらず、最初は「素人同然」だと自称していましたが、それは嘘ではありません。

実際には、今のような立場になることで、様々な投資情報が集まるようになり、望めばたくさん学べる環境にはなったのですが、特にしませんでした。

(勉強好きではないのもありますが) 本当に大切なことは、知識を学ぶことではなく、それよりも「投資の本質を見ること」だと認識していたからです。

経済評論家やアナリストであったり、投資の知識や情報を教えているような人たちもいますが、彼らは、投資のプロフェッショナルではありません。
(=そのような人たちが大損した話を、本当にたくさん聞きます)

ですので、知識と実績は何も関係がなく、「あれこれと理屈をつけて予測ばかりしている人はプロではない」と思っておいた方が良いでしょう。


これだけ投資の稼ぎ方やノウハウが溢れているのに、実際に稼いでいる人がほとんどいないというのは、長年、この業界の裏側を見てきたからこそ言える真実です。

結局、何も知らなくても勝てば正解。
どれだけ知っていても、勝てなければ間違いです。

上がる時に買っていれば(または下がる時に売っていれば)儲かるだけの話であり、何の知識がなくても、同じことをすれば誰もが同じ結果になるのが投資です。

複雑に理屈ばかり考える人がうまくいかない一方で、シンプルに本質だけを見れる人がうまくいきます。

“上がる理由・下がる理由なんて、わからなくてもいい”

勉強したり情報を集めたりすることよりも結果を出すことが重要で、「結果さえ出せれば良い」のです。

このように、私は難しい専門知識までは持ち合わせていませんが、 何が本質なのか?を突き詰めてきて、“本当の資産の増やし方” を知ってきました。

他の投資家・トレーダーよりも「投資そのもの」を理解して結果は出しているつもりですので、中途半端な知識を得ようとする前に、このマニュアル内でお伝えする内容だけは、“最終結論” として知っておいて下さい。

そして、再確認になりますが、たくさんの投資方法がある中でも一番やってはいけないのが、「これが上がる!というような情報を見て買おうとすること」なのです。

誰もが上がると言っているようなものを買ってはいけませんし、上がるにしろ下がるにしろ、“どちらか一方を信じた投資ほど危険なものはありません” 。

絶対だと信じたものが逆に動いたらどうするのでしょうか?
「100%信じた時点で、投資の失敗は確定してしまう」のです。


上がると言っている人もいる一方で、必ず下がると言っている人もいるわけで、「いつでも両方の可能性がある」という認識を忘れないで下さい。

誰がどれだけ稼いでいようが一切関係なく、他からの影響を断ち切って、自分にとっての正しい投資を行う。そして、淡々と “小さく積み重ねていくことだけ” が投資の答えなのです。

(※少し補足しておきますが・・・
長年相場を見ていると、『噂(期待)で買って事実で売る』と言われるように、すでに株価等に織り込まれているから実際に確定した時には逆に動くケースや、突発的な急騰・急落であれば『相場は行き過ぎる』ので戻りがあるなど、感覚としてわかるようにはなります。ただ、それは経験にもよることになるので、最初の段階では「予測しない」ということだけを強く意識しておくようにして下さい)

『自分の証券会社に限定』


さて、次回の具体的な投資法をお話しする前に、あらかじめ言っておかなければいけない重要なルールがあります。これは、いかなる「見えないリスク」を考える上でも、必ず守るべきことです。

世の中にはありとあらゆる投資案件がありますが、実際に資金を投入して運用するのは、「自分名義の証券会社のみ」で考えるようにして下さい。

どれだけ魅力的で安全に思える投資の話であっても、それ以外の投資はNGです。(取り返しのつかないことにならないためにも、最悪のケースを想定しなければいけません)


というのも、せっかく資産構築したとしても、その大金を「どこかのファンドに預けたり海外投資するなどして資産を失う」というケースが非常に多いのです。

そんな話には騙されないと思われるかもしれませんが、実際のところ、「詐欺を100%見破るのは不可能」だと言っておきます。

特に、数千万~億という大金を狙う詐欺師の場合は、長い年月や、多額の金銭まで使って信頼関係を築いたりするほどの巧妙さです。(それでも割に合うということです…)

例えば、何年もの付き合いがあって、その人のおかげで助けられたこともあって、「あなたが過去に出会った中で最高に良い人が詐欺師だった」とした場合に、その人を疑えるでしょうか?

高齢者などは確実に騙されてしまいそうですが、実際にそんな例もあるくらいなので、自分は騙されないなんて絶対に言えません。

私のところにも昔からファンド系の投資話がよく入ってきていましたが、実は、「これは本当かもしれないと思っていたものが詐欺だった」こともあります。

このような経験もあって、今では他人にお金を預ける投資(私募ファンド等)は「100%詐欺で間違いない」と考えています。

どれだけ信用できそうな理由や条件が並んでいたとしても一切関係ありません。何年も配当が続いていたのが突然止まるとか、いざ出金しようと思ったらできなかったとか、投資の世界はそんな話で溢れているのです。

(ちなみに、その話を持ってきた人自身も騙されて投資しているケースもありますので、本人に悪意のない勧誘であっても常にNGです)

あとは、海外投資全般に関しても、その地域に精通していてそこで生活してもいいというくらいでなければ、おすすめしません。

(現地の日本人による詐欺が横行していたり、見えないコストやリスクがありすぎます。手を出して後悔している人が本当に多いのです)

結論としては、どんな投資も良い面ばかりしか見せませんし、おいしい儲け話もたくさん溢れています。しかし、そんな特別なことをしなくても、“普通の投資” をしていれば、十分に安全に稼ぐことはできるのです。

だから最初から、都合の良い話・特殊な儲け話は全部無視して、「普通の投資」を「普通に自分の証券会社で」ということを、徹底して守るようにする。

本当に資産構築したいのであれば、変なことは考えないで、お金を大切に取り扱うようにして下さい。


(※ 最近であれば、仮想通貨の取引所に関しても、内情を知ると私はあまり使いたくないと思いました。(もちろん全部理解した上での判断です)
どれだけ口座内の数字が増えていても、約定しなかったり出金できなければ意味がありません。何事も、表面的にはわからないリスクがあることは知った上でお考え下さい)
【※注:その後、実際にコインチェック事件が発生しました】

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