Photo by mutual_lab 思いやりのパラシュート 30 FXkaz 2024年4月15日 10:46 おはようございます今日は自分の好きな噺をここにアップします。アメリカ人のチャールズさん。彼は、ベトナム戦争の時、優秀なジェット・パイロットでした。数々の作戦をこなしていましだが、75回目の出撃で敵のミサイルによって撃墜されてしまいます。堕ちて行く中、危機一髪でパラシュートでの脱出に成功。命は助かったものの、そのまま捕虜になり、監獄の中で過ごす事に…。6年後。ベトナム戦争は終結。チャールズさんも、やっと、ツライ投獄生活から釈放されました。さて。ある日の事。彼と奥さんがレストランで食事をしていると、別のテーブルにいた見知らぬ男が歩み寄ってきました。「あんたはチャールズじゃないか! 空母キティホークからジェット機で出撃して行っただろう。撃墜されたんじゃなかったのか?」驚くチャールズさん。「いったい全体あんたは、なぜ、そんな事を知っているんだ?」すると、その男はこう言ったのです。「あの時、おれがあんたのパラシュートを詰めたんだよ」なんという偶然。チャールズさんは驚きと感謝で息を飲みます。その男は嬉しそうに続けます。「どうやら、パラシュートはちゃんと開いたようだな」「もちろんだ。もしあの時、あんたのパラシュートが開かなかったら、私は今、ここにはいない!」その夜。チャールズさんは一睡もできませんでした。食事の時に会った、自分の命の恩人とも言うべき男の事が頭から離れなかったのです。あの男は、空母でどんな格好をしていたのだろう?おそらく他の水兵と同じような白い帽子にベルボトムのズボン…。私は、彼と顔を合わせた事があったに違いない。エリートパイロットだった自分は、その時、彼に自分から「おはよう」とか「元気か」と声をかけただろうか?彼らの仕事に対して、1度でも感謝の気持ちを伝えた事があっただろうか?彼の頭に、今まで考えた事もなかったある光景が浮かびました。それは、何10人という水兵が、船底に近い作業場の長いテーブルに向かって、何時間も黙々とパラシュートを折りたたみ、丁寧に詰めている姿…。その後のチャールズさんは、自分のこの数奇な体験を多くの人たちに知ってもらうため、各地で講演を行なったそうです。彼はこう言っています。「人は皆、気づかないうちに、誰かに様々なパラショートを詰めてもらっている。それは物理的なパラシュートだけでない。思いやりのパラシュート、情緒的なパラシュート、そして、祈りのパラシュート」誰もが、知らず知らずのうちに、他人(ひと)にパラシュートを詰めてもらいながら生きているのですね。たぶん、ほとんどのパラシュートは、気付かれる事もないと思います。でも、誰かがあなたのためにパラシュートを詰めてくれているという事は、忘れてはいけない。感謝する事を、決して忘れてはいけない。地球上には多くの人がいて、多くの接触がありますその中で、多くの人から気づかないうちに、誰かに様々なパラショートを詰めてもらっている。日々、周りの人に感謝して過ごすことが大切だと改めて思いました。良かったらスキとフォロー、コメントなどいただけたら大喜びで部屋でジャンプしちゃいます!それでは、また次回!! ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #自分 #感謝 #パラシュート #チャールズ #今日の噺 #素敵な噺 #感動したはなし 30