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必要以上に教えてはいけない

物事を覚えるために職人が教えること
そこには弟子を育てるために必要な
教えすぎてはいけないという愛がある

そんな噺です

職人さん曰く、「良い職人を育てるためには、
必要以上に教えてはいけない」
のだという。
自分で考え決めさせることで後々身になるのであろう。

そういう意味からすると、今の日本は
教えすぎではないのかと感じる。

みんなが画一的な答えを求め
それに答えることだけに集中してしまう。
だから何も考えずに答えだけを求め、
その答えがどうやって導き出されたのか、
他の解決策はないのか、さらにはその答えが
間違っていないのかなどに注意も払わない。

知識量だけはそこそこかもしれんが、
その知識を知恵に変えられない。
だから手順を指示した仕事は無難にこなすが、
パターンに当てはまらないイレギュラーなことには
対処できなくなるのである。

これは教育制度による影響の最たるものだと思うが
中庸を尊ぶ今の日本人気質によるものも大きいのかもしれん。

だから何をするにも比較的理解度が
低い者が基準になり、そして皆もそれを求める。

そこにはみんなと一緒という安心感と
俺でもわかるという安堵感、そして
何も考えなくて良い気楽さがあるわけで、
いまさら不親切な状態にはなかなか戻せない。

読んでいただきありがとうございます

これからも楽くに力を抜いて
綴っていこうと思っています。


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