【銀相場】長期の相場観
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FxAce(Twitter: @Zoukers)です。
いつもご購読いただきありがとうございます。
金相場の時に予告した通り、
銀相場(とくにXAGUSD)の相場観について書いてみたいと思います。
今回は長期的な展望を書くことにします。
免責事項をよくお読みの上、ご購入ください。
免責事項
当記事は、筆者個人の相場観を掲載しています。当記事の内容はあくまで個人的見解であり、今後の相場がどうなるかを保証するものではなく、特定の銘柄の売買を推奨するものでもありません。また、当記事は具体的な投資助言を行うものではなく、当記事を投資判断の参考にする読者の投資判断の一切について責任を負いかねます。記事内容の無断転載は固くお断りいたします。免責事項をご理解頂いた方のみ、ご購入をお願いいたします。
■銀価格は上昇へ
XAGUSDは金のパフォーマンスを上回って上昇する、長期的なロングの好機であると考えています。
■金/銀は天井を打ち、銀は金のパフォーマンスを上回る
■金/銀が天井を打つとXAGUSDドルは上昇する
■ネットポジションはリーマンショック後の大底並みに
今回は以上の2点に分けてXAGUSDの相場観を述べたいと思います。
■今は1991年2月高値の水準
今後は長期的に銀のパフォーマンスは金を超える、つまり銀価格に対して金価格は下落すると考えています。
金/銀の月足 (1997年〜2020年)をご覧ください。
現在(=Y)または近い将来に天井を打った場合、
長期的に下落し銀のパフォーマンスが金を上回る事になります。
更に長期(1975年〜2020年)のチャートを見てみましょう。
現在の金/銀は1991年1月の最高値(=[黄])を大きく超えて126.43を記録しました。現在は112.86です。
この最高値記録はコロナショックが引き起こした例外的かつ一時的な現象である可能性が極めて高く、今後はこの最高値が高い天井となって下降トレンドに転じる可能性が高いと思います。
■金/銀が天井を打った後にXAGUSDは上昇
金価格と銀価格の関係を見てきました。
ここから本題のXAGUSDです。
早速、週足を見てみましょう。
週足を丁寧に調べると
金/銀が天井を打つとXAGUSDは大きく上昇する
という関係がある事がわかります。
先ほどの長期(1975年〜2020年)チャートで示した高値 [黄]・[緑]・[青] をこのチャートにも示しておきました。
このチャートから[青](2019年)で金/銀が高値で天井を打ってから
XAGUSDが高値を更新し50ドルまで上昇したことが見て取れます。
このチャートだけではこれ以上の事はよくわかりませんが、
週足を拡大すれば[黄]と[緑]の前後を拡大すると、
同じように銀/ドルの上昇が確認できます。
上のチャートではスケールの問題で見えなかっただけです。
まずは[黄]です。
次は[緑]です。
金/銀が天井を打つとXAGUSDは大きく上昇する
の関係ははっきりと確認していただけたかと思います。
もし今後も金/銀が天井を打つなら、今後長期的にXAUUSDも上昇する可能性が高いと考えています。
ただし、金/銀が天井を打ってからXAGUSDの高値ピークまでの期間はまちまちであった点には留意する必要があります。
■ネットポジションはリーマンショック後大底並みに
CFTC Silver speculative net positions(銀 投機的ネットポジション)から需給関係を読み解いてみます。(リンク)
リーマンショック後、XAGUSDの大底となった2008年11月~12月時期([青]の辺り)にネットポジションも20K弱に落ち込みました。
その後ネットは大きく増減を繰り返しながら、2010年〜2011年の最高値を更新する事になります。
さて、現在に目を転じます。
2020年に入って80K弱まで膨れ上がっていたネット・ロング(買い)ポジションが20K台まで減少(ロングポジション減+ショートポジション増)しました。リーマンショック後並の低水準です。
恐らく、次第にネット・ロングは増加(ロングポジション増+ショートポジション減)に転じて、XAGUSDも上昇に転じる可能性が高いと思います。
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