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【米株価指数】10/07/2020 FXAceのトレード日誌 S&P500/NASDAQ100 大統領選投開票日(金)まで追記解説

11月4日 ノート執筆終了

令和3年1月18日 無料公開

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このノートでは米株価指数について

エリオット波動、フィボナチ比率、フラクタル、需給、センチメント

を用いた分析を行い、大統領選投開票日(金)まで追記解説までの値動きを解説します。

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今朝、トランプ大統領はコロナ経済対策について選挙後まで協議を停止するという趣旨のツイートをし、米国株価指数は下落して取引を終えた。しかし、アジア時間の株価指数の値動きを確認すると、ニュージーランド、オーストラリア、インド、台湾、日本各国の株価指数は堅調に推移している。この点は注目するに値する。

まずは、前回のノート(9月27日付)のおさらい。このノートに添付していたS&P500(CFD)のチャートは以下の通り。

いつ下げ止まるかが焦点であったが、A=Cのサポート価格帯から反応があり、現在リバウンドが進行中。S&P500、NASDAQ100共に、9月高値から直近安値までの値幅に対し、50%以上の戻りを達成している。

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当ノートは動きがあれば適宜追記(情報のアップデート)を行っています。追記を含めた値段として購入のご判断をお願いいたします。
免責事項
当記事は、筆者個人の相場感・トレード日誌を公開したものです。当記事の内容はあくまで個人的見解であり、今後の相場がどうなるかを保証するものではなく、特定の銘柄の売買を推奨するものでもありません。また、当記事は具体的な投資助言を行うものではなく、当記事を投資判断の参考にする読者の投資判断の一切について責任を負いかねます。記事内容の無断転載は固くお断りいたします。免責事項をご理解、ご了承頂いた方のみ、購入をお願いいたします。

センチメント

CNN Fear & Greed 10/06   

44/100

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AAII 投資家センチメント 

9月30日時点の数字は以下の通り。今日明日には今週分が発表される予定だが、恐らくBEARISHが増加しているまたは横ばいの数字なのではないか。

BEARISHの投資家が多数を占めている状態に変わりない。

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Yardeni Bull Bear Ratio 09/29

一時、3.5を超えるブル多数の状態であったが、2.41まで低下。

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3つのセンチメントからわかることは、投資家は短期的にはベアに傾いてきているということ。米大統領選に向け、色々な出来事が起こっており、妥当なセンチメントだ。

需給

CFTC NASDAQ100  非商業部門 ネットポジション

-79.7K VS -134.3K

2日に発表されたポジションは9月25日に発表された数字よりも大幅にネットショートが減少したが、いまだに大きくネットショートに傾いている。

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9月第4週、指数が底値圏の際に、100銘柄中80銘柄は50日移動平均線を下回っていたが、現在は50銘柄(平均)まで戻している。

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CFTC S&P500 非商業部門 ネットポジション

+72.2K vs +59.7K

S&P500についてはネットロングに傾いているが、大きくロングに傾いてはいるということではない。流れを確認すると、今年前半大きくショートに傾いていたポジションが、4月以降指数の上昇と共に解消され現在多少ロングポジションに傾いているという状態。

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9月第4週、指数が底値圏の際に、500銘柄中約400銘柄は50日移動平均線を下回っていたが、現在は52.87%(平均値57.48%)辺りまで戻している。

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センチメントと需給を確認してわかったことは、共にとベアに傾いており、これらを逆指標としてとらえる場合、ブル派に有利な状態であると言える。

テクニカル 

NASDAQ100 4時間足

9月高値から安値までの値幅に対し、50%戻したレベルは$11570。10月2日に付けた戻り高値は前述したレベルに相応。9月21日安値からの上昇は5波動とカウントでき、現在、3波動の調整が進行中とみる。

a=c  $11140.40

9月21日安値から10月2日高値までの値幅に対し50%押ししたレベルは$11146.30。

つまり、$11100台で買いが優勢となりそう。このレベルは7月に付けた戻り高値のレベルに合致する。

既に底を打ったまたは$11100台を試した後、リバウンドを開始するとみている。

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S&P500CFD 4時間足

9月後半に付けた安値は、6月に付けた戻り高値と相応するレベル。9月24日安値から5波動の上昇が確認できる。今朝、トランプツイート後に起こった下落は(Expanded Flat)c波だとみている。すでにa=c を達成しており、ここから上昇トレンドに復帰しても驚かない。

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調整が長引くか、上昇トレンドに復帰するかは今後のイベント次第ではあるが、米個別銘柄の値動きを確認したところ悪くなく、投開票前迄はリバウンドが継続するとみている。

(金融相場は継続中)

明日、日本時間10:00にはペンス副大統領とハリス議員の公開討論が行われる予定。相場を動かすような発言は出てこないだろうと思うが、注視したい。

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最も注視するべきはトランプ大統領のツイートだということは言わずもがな。

値動きを追いながら追記予定。

追記1 17:45 10/07/2020

Source: J.P. Morgan Positioning Intelligence

HFsのFANGポジションはかなり減った。

これはNASDAQ100のネットポジションが大きくマイナスに傾いている事実と一致。

米大統領選挙投票日前後に買い戻す可能性は高いと見ている。下落することがあれ買い増しを検討する事になる。

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追記2 09:35 10/09/2020 センチメント

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Yardeni Bull Bear

10/06 2.35

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AAII 投資家センチメント 10/07/2020

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追記3 22:25 10/09/2020 センチメント

最新のバンカメ ブルベア指数

3.8/10.0

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追記4 17:00 10/11/2020 需給

CFTC NASDAQ100 非商業部門 ネットポジション

-75.0K  VS -79.7K

ショートが微減となったが、未だに大きくショートに傾いている。

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NASDAQ100  日足 2004年~2009年

当時は膨れ上がったショートポジションのショートカバーが進み、2007年後半までに約54%上昇した。

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CFTC 非商業部門 S&P500 ネットポジション

+74.0K vs +72.2K

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2016年米大統領選 フラクタル NASDAQ100

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当時の値動きを参考にすると、今後の値動きは下図のようになる。

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追記5 22:05 10/12/2020 NASDAQ100 

9月末の”Short Interest” 

2008年9月半ば以来の高さ

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追記6 09:10 10/13/2020 NASDAQ100 S&P500 CFD

追記4に書いた通り、NASDAQ100はすでにターゲットに到達した。今のところ、1=i辺りから売りが優勢となっているが、金融相場なので投開票前に新高値を目指しているかもしれない。その場合のカウントは下図のようになる。今週、上昇波動がさらに延長するか否かを注視。

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S&P500

三尊とみる人もいるだろう。

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NASDAQ100のフラクタルを用いると下図のようになる。今週更に延長するか否かを注視。上げたらある程度利益確定をし、投開票に備えたい。

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追記7 09:40 10/13/2020  共和党から民主党へ

このツイートによると大統領が共和党から民主党へ移行した場合のS&P500のパフォーマンスは平均よりも弱い。

2008年、ブッシュからオバマへ

リーマンショックが起こったことを踏まえても、オバマ大統領誕生が確定直後に戻り高値を付けて下落した事実は大きい。

今回、(増税を主張している)バイデンが当選した場合、大きく調整する可能性を頭に入れておきたい。テクニカル的には5波動上昇からの調整ととらえることができ、調整が起こっても全く驚かない。調整時に中長期ポジションを仕込む絶好の機会が訪れるだろう。

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1992年 この年は、クリントン当選で少し下げたが、上昇トレンドは継続している。

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1976年 フォードからカーターへ。カーター当選後、上昇したがその後下落。下落は押し目買いのチャンス。

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追記8 12:00 10/15/2020 

S&P500 CFD 1時間足

既にa=cに到達。1.618a=cが$3459.25、逆三尊のネックラインが$3430辺りに位置している。これらのレベルを下回らなければ、13日高値を超える動きになるとみる。

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2016年 フラクタル 

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5波動の場合

何れにしろ、個別株も含めて上昇中にポジションを減らして投開票に備えたい。

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Yardeni Bull Bear

10/13 2.67

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S&P500 vs 100DMA

10/14  71.68

500銘柄中、358銘柄が100DMA以上で推移。1SD(76.69)辺りに到達後、売りが優勢となっている。

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S&P500 vs 20DMA

10/14  80.00

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追記9 17:10 10/19/2020 

The NAAIM Exposure Index represents the average exposure to US Equity markets reported by our members.

高い数値だから必ず大きく下落するということではないが、かなり高い(強気)数字ではある。逆指標

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CFTC 非商業部門 NASDAQ100 ネットポジション

大幅なネットショートからネットロングへ。ショートカバーが起こったということ。ポジション的にはニュートラルとみる。

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CFTC 非商業部門 S&P500 ネットポジション

74Kから40.2Kへロングが減少。こちらもニュートラルなポジショニング。

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テクニカル的には追記8に記載したものに変更なし。

追記10 00:21 10/21/2020  NASDAQ100 1時間足

直近高値からの調整がa=cであれば$11500辺りで下げ止まり、リバウンドを開始することになる。この場合、現在、ム二ューチンとペロシが話し合いを行っている経済対策で何らかの合意が出る場合だろう。

決裂すれば、下落が延長し$11000前半まで下押しするとみる。

速報待ち。

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日足 出来高

$11500~$10600の価格帯が出来高が高く、特に$11500~$11000の価格帯が高い。

VWAP $11433.14

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S&P500 CFD 4時間足 

考え方は前述したNASDAQ100と同じ。

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追記11 14:25 10/25/2020  マネーサプライ マネタリーベース センチメント

S&P500、 NASDAQ100共にサポートからリバウンド中。

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追記12 02:35 10/27/2020  ダウ30 4時間足

投票日前の景気対策がほぼ絶望的ということで売りが優勢になっている模様。

ダウ30のチャートがわかりやすいので今回はこれを使って解説。

$27400をしっかり割れると$26300辺りまで下落する可能性が出てきた。

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追記13 14:00 10/27/2020  NASDAQ100 4時間足

追記4より抜粋

この値動きに相似している。

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テクニカル フラクタル

下図のような値動きをイメージしている。

現在、A波が進行中とみる。今朝の安値でA波は終了したまたは11100辺りまで下落し終了し、Bはで上昇。その後、投開票時にC波下落。C波終了後、上昇へ。

S&P500も同様の値動きになるとみる。

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追記14 15:10 10/27/2020  S&P500CFD 4時間足

短期見通しは下図の通り。

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500銘柄中258銘柄(51.68%)が50MDAを超えて推移しているのだが、この数字は平均(57.48%)を下回っている。

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追記15 20:20 10/28/2020  S&P500 CFD 1時間足

下図のようにカウントするとサポートが$3332前後にくる。

テクニカル的にはこの辺りで下げ止まるか否かに注目している。

欧米の新コロ陽性者(死者は急激に欧州で増加中)ということで欧米の株価指数特に欧州の指数が大きく下げている。欧州はロックダウンするということなので、その影響を織り込んでいる模様。

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500銘柄中220銘柄(44.16%)が50MDAを超えて推移しているのだが、この数字は平均(57.46%)を大きく下回り-1SD(37.62%)に接近中。

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対20DMA 29.70%

すでに-1SDを下回った。-2SDを前後に接近すると買いのチャンス到来だろう。

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追記16 10:58 10/29/2020  対移動平均線

NASDAQ100

対100DMA 41.75% 平均を下回る

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対50DMA 23.30% -2SDに接近

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対20DMA 5.83% -2SDにを下回った

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S&P500

対100DMA 42.38% -1SDに接近

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対50DMA 25.94% -2SDに接近

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対20DMA 5.83% -2SDにを下回った

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両指数とも短期的には売られすぎの数値が出ており、一旦リバウンドしても不思議ないレベル。

ダウ30 テクニカル

分かりやすいのでこの指数を用いて解説。

0.9A=Cを達成。そろそろ下げ止まり、リバウンドしてもおかしくないレベル。

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注目点 ABCで調整が終了するのか、WXYになるのか。

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追記17 17:30 10/29/2020 NASDAQ100 銘柄対移動平均線

20DMAを下回っている銘柄は100銘柄中85銘柄

-2SDを下回った。

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対50DMA 35.92

9月安値、-2SDに接近中。

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対100DMA 約半数が移動平均線を下回っている。

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3つ共に2016年大統領選時の数字よりも売りが優勢(短期的には売られすぎ)となっている。

日本時間終了直前後に大きく売られていた指数だが、現在リバウンド中。

追記18 18:40 10/29/2020 S&P500 CFD テクニカル

下図のようにカウントすると現在丁度A=Cに合致するレベルが安値となってリバウンド中。$3210.11以上を維持できればここからリバウンドとなる。

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$3210.11を下回る場合は下図のようになるとみている。

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対100DMA 45.54

直近安値を付けた9月当時以上に売られていることがわかる。

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雇用統計回復トレンド良好

小売売上高 良好

今後、新コロで"全米ロックダウンで雇用が再度悪化"ということにならない限り、近々に株価指数は反発することになる。

追記18 10:05 11/02/2020

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S&P500 vs 100DMA  44.95

-1SD 39.73

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DOW30 vs 100DMA  23.33

-2SD 20.88

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NASDAQ100 vs 100DMA  40.78

-1SD 42.24

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追記19 09:52 11/04/2020 S&P500 CFD テクニカル

今のところきれいな値動きをしている。下図は現時点の予想。

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追記20 12:20 11/04/2020 S&P500 CFD テクニカル

先ほど付けた安値$3337以上で推移できれば、下図のようになる。

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追記21 16:45 11/04/2020 S&P500 CFD テクニカル

下図のような感じを想定

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