FXで勝ちたかったら読みなよ! 2024年5月4日(土) 為替介入警戒、ドル円下がったから買い?!

2024年5月4日(土) 為替介入警戒、ドル円下がったから買い?!

今週は為替が大きく動きましたね。

日本のGWでマーケット参加者者が少ないオセアニア時間を狙って日銀がドル売りの為替介入に踏み切りました。

日銀は2回(4/29、5/2)大きな金額を投じて為替介入に踏み切ったようです。

さらに、5月2日に発表されたFOMC後のFRBパウエル議長のハト派的な発言があり、ドル金利が下落して、ドル全面安になっています。

こちらはドル円の2時間足チャートです。

一時160円を超えたドル円は、152円割れまでドルが売られ、直近では153円付近まで戻しています。

テクニカル的に、152円を一旦割れたというのは要注意です。
一時は神田シーリングと言われて152円のラインをなかなか超えられなかったのが、152円をブレイクすると一気に160円まで上がり、そこから為替介入によって152円まで押し戻されたことになります。

FRBのパウエル議長が、物価が反転上昇した場合の利上げを否定してしまったことから、アメリカの10年債利回りが低下したことが、ドル円の下落につながっています。

⇩こちらはアメリカ10年債理まりの2時間足チャートです。

4.5%まで下落していますが、これからの指標次第で大きく上昇する可能性もあります。

ところで、昨夜5月3日に発表された注目のアメリカ4月の雇用統計の結果は、市場予想を少し下回る結果となりました。

失業率、3.9%(予想3.8%、前回3.8%)

NFP(非農業部門雇用者数)、+17.5万人、(予想+24.3万人、前回+30.3万人)

平均時給の前年比伸び率、+3.9%(予想+4.0%、前回+4.1%)

結果は予想より悪化したため、アメリカFRBの利下げ予想が11月から9月に前押しされています。

今後の為替見通しですが、正直難しい相場になっています。

日銀(財務相)による為替介入の実弾もあと数兆円と言われています。

為替介入の警戒感からドルのLONGポジションは持ちづらくなっています。

今回の為替介入は神田財務官の勝利と言われていますが、神田財務官のやり方は、マーケットと全く対話しない方法で、マーケットを敵に回しています。

為替介入の実弾が枯渇したとマーケットが見れば、ドル円は上昇していくと思っています。

理由は日米金利差が依然として5%以上あり、この先も日銀の大幅な利上げも期待できる状況ではないからです。

5月5日の週は日本のGWが終了し、日本のマーケット参加者が増えてくるに従い、実需のドル買いも増えてきます。

ただ、いったんドルのトレンドは下落方向に変化していますので、日銀の為替介入警戒感もあり、上値は重くなりそうです。

ドル円の下値を確認して、少しづつ押し目買いをするのがよさそうです。

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