FT5練習記録⑧:2016USDJPY(2回目)
forextesterでトレード練習を行い、あとで振り返りができるようにすることと、自身のトレード方法を踏み込んで分析、検証して弱点を洗い出し、無駄なトレードを削ぎ落としていくために記録に残していきたいと思います
練習記録⑦まで進めてきたなかで、どうしても大きなトレンドを逃しているとろこを改善したいと考えていました。トレンドを逃している理由としては、ダウカウントの高安を大きな波(一つ下の時間足の20期間の移動平均線)で認識しているため、小さめの波を認識していてもルールとしてエントリーしないを徹しているからと考えました。
そこでやや極端ではありますが、波の高安をスイングハイロー、n=1で認識してトレードすることにしてみた結果が今回の記録となります。これまでのトレードルールとの差を見るために、あえて2016年で実施しました
トレード結果
全トレード回数:41回(前回34回)
勝ちトレード回数:31回(前回29回)
負けトレード回数:10回(前回5回)
勝率(目標60%以上):↓75.6%(前回85.3%)目標達成
リスクリワード(平均利益/平均損失、目標1.5以上):↑2.62(前回2.16)目標達成
プロフィットファクター(目標2以上):↓7.60(前回16.77)目標達成
レストレーションファクター(目標10以上):↓25.07(前回27.08)目標達成
利率:↑226.58%(前回168.00%)
トレード方法は最下部を参照。
ダウカウントの高安をかなり細かく見ることになり、トレード回数は増加しましたが、負け回数も倍になり、勝率が悪化しました。損失が増えたことろでプロフィットファクターも大きく悪化しています。レストレーションファクターは目立った差がないため、ドローダウンは抑制できている結果です。また、最終の利率としては大きく利を伸ばすことができました。
簡単に分析すると、負けが増えたことでプロフィットファクターが悪化しましたが、連敗することは少ないためドローダウンは抑えることができているため、レストレーションファクターは大きく悪化しなかった。
カウントを細かくすることにより、エントリータイミングが早くなり、また損切幅も小さくできていることで1トレード当たりの利益を伸ばせる結果となっています。ただし、細かくカウントすることで分析が甘いと簡単に逆行して損切となるため、負け回数の増加につながっています。
実際にこのルールでトレードした場合は、ドローダウンが小さく、勝率も悪くないため、大きなストレスを感じることなく淡々とトレードできるのではと思います。ただカウントが細かいことで、チャートを見ている時間は確実に増えることになるかと思います。
それでは実際の練習結果を簡単に振り返って記録します
日足
1回目と比べるとエントリポイントは増えていますが、エントリー回数で見えるように格段に増えたようには見えません
4時間足1月~3月
1回目では逃していた1月上旬の下降トレンド、2月上旬の下降トレンドが追加でトレードできたポイント化と思います。3月下旬の上昇トレンドについては1回目でもトレードできていますが、1回目のほうが大きく利益を伸ばすことができていました。これは高安の波を大きく見ていることで、損切にかからずに伸ばせた結果かと思います
4時間足4月~6月
この期間では1回目と比べて特にトレードポイントが増えたわけではなく、逆に4月上旬の下降トレンドのトレードを一つ逃しています。ただ、ここについては分析が甘くみすみす見逃してしまったポイントです
4時間足7月~9月
この期間では1回目と比較して、取れたところもあれば、逃したところもあるという結果でした。エントリータイミングとしては、1回目よりも早いタイミングとなっています
4時間足10月~12月
この期間では1回目と比べて10月がほとんど見逃していて、逆に12月はトレードができていました。10月を逃しているのはエントリーポイントと移動平均線との位置関係が整わずに見逃して、その直後の分析を怠っているからです
トレード手法
・4時間足レベルのトレンドフォロー
・ダウカウントの高安はスイングハイ・ローでN=1で判断
・トレード足は1時間足。買いなら1時間足で上昇トレンド確定してくるところでエントリー、損切は1時間足の直近安値。利確は節目のラインで半決済、その後は1時間足で安値切り上げるごとにトレールする。基本的に建値で逃げない。売りは買いの逆
・4時間足SMAよりレートが上の時は売らない。逆にSMAより下にレートがあるときは買わない
・4時間足の安値切上げポイント、高値切下げポイントは、4時間足以上で認識できる水平ラインが機能していなければエントリーしない
・日足のトレンドとエントリーの目線が合わなくても4時間足のトレンドフォローを優先する
・RRは1:1.5以上あればエントリーし、損切幅は資金の2%
・エントリーの時間帯については考慮しない
・指標の有無は考慮しない
トレードルールの変更結果
結果としては、勝率は落ちるが利益は伸ばせることができるし、スイングハイ・ローで判断するため高安の判断自体に迷うこともないため、チャートに向き合うときの判断材料を絞ることができます。ただし、チャートを見つめている時間が長くなり、また感覚的な高安の波と合致しないため、これまでのトレードルールのほうがトレードしやすいとの結果になりました
次回はもう一度2016年で、一つ下の時間足の波形から感覚的に波の高安をとらえるトレードルールで試してみたいと思います