FT5練習記録⑨:2016USDJPY(3回目)

forextesterでトレード練習を行い、あとで振り返りができるようにすることと、自身のトレード方法を踏み込んで分析、検証して弱点を洗い出し、無駄なトレードを削ぎ落としていくために記録に残していきたいと思います

練習記録⑧でも記載しましたが、大きなトレンドを逃しているとろこを改善したいと考えていました。練習記録⑦では1年分ではありますが、波の高安をスイングハイロー、n=1で認識してトレードしました。良い結果は得られましたが、トレードスタイルに合わないため、採用は見送ることにしました

今回は一つ下の時間足の波形から感覚的に波の高安をとらえるトレードルールで練習した結果の記録となります。これまでのトレードルールとの差を見るために、あえて2016年で実施しました。

トレード結果

全トレード回数:34回(前回41回、前々回34回)
勝ちトレード回数:25回(前回31回、前々回29回)
負けトレード回数:9回(前回10回、前々回5回)
勝率(目標60%以上):73.5%目標達成(前回75.6%、前々回85.3%)
リスクリワード(平均利益/平均損失、目標1.5以上):2.29目標達成(前回2.62、前々回2.16)
プロフィットファクター(目標2以上):8.92目標達成(前回7.60、前々回16.77)
レストレーションファクター(目標10以上):22.5目標達成(前回25.07、前々回27.08)
利率:264.72%(前回226.58%、前々回168.00%)

トレード方法は最下部を参照。

冒頭で記載した通り、ダウカウントを下位足で感覚的にとらえた波の高安で実施した結果、トレード回数としては1回目と同様となり、負けトレード回数が増えて、単純に勝率が落ちました

プロフィットファクターは2回目よりは向上しましたが、負けが多いことで1回目よりはよくない結果です。レストレーションファクターについては、1回目、2回目と大差はありませんが、3回中で最も低い値です

ただ、利率としては3回中で最高となりました。とはいえもう3回目ですので、ある程度チャートを覚えているところもあり、できすぎな結果といえます、

実際にこのルールでトレードした場合は2回目と同様に、ドローダウンが小さく、勝率も悪くないため、大きなストレスを感じることなく淡々とトレードできるのではと思います。カウントも2回目ほど細かくチャートに張り付く必要がないためトレードスタイルとも合っている気がします。

それでは実際の練習結果を簡単に振り返って記録します


日足

1回目、2回目と比べてもエントリーしたポイントはだいたい同じです。波の高安の把握を大きく見ても、細かく見ても、私の現状の環境認識ではあまり大差がないと言えます


4時間足1月~3月

2月上旬の下降トレンドはこのトレードルールでもトレードできました。追加でトレードできたポイント化と思います。3月下旬の上昇トレンドについては今回はトレードできていません。エントリー時のレートと移動平均線の位置関係が気になったため見送ったわけですが、今思えば1回目、2回目のトレードルールでも様子見すべきポイントといえますので、エントリールールが一貫していないことが原因です


4時間足4月~6月

この期間では2回目同様に1回目と比べて特にトレードポイントが増えたわけではなく、逆に4月上旬の下降トレンドのトレードを一つ逃しています。直前のレンジ相場からのブレイクアウトを、大きな波で見ればエントリーしやすかったわけですが、レンジの細かな波の分析にとらわれてエントリーを見逃しているようです


4時間足7月~9月

この期間は過去2回と比較すると、取れたところもあれば逃したところもあり、一進一退です


4時間足10月~12月

この期間は過去2回と比較すると一番エントリー出来ていて、11月の上昇トレンドでもエントリーができ、課題としていたポイントの改善を感じるところでした

トレード手法

・4時間足レベルのトレンドフォロー
・4時間足の波形は、下位足1時間足での波の高安から判断する
・トレード足は1時間足。買いなら1時間足で上昇トレンド確定してくるところでエントリー、損切は1時間足の直近安値。利確は節目のラインで半決済、その後は1時間足で安値切り上げるごとにトレールする。基本的に建値で逃げない。売りは買いの逆
・4時間足SMAよりレートが上の時は売らない。逆にSMAより下にレートがあるときは買わない
・4時間足の安値切上げポイント、高値切下げポイントは、4時間足以上で認識できる水平ラインが機能していなければベストだが、なくてもプライスアクションでエントリー判断する
・日足のトレンドとエントリーの目線が合わなくても4時間足のトレンドフォローを優先する
・エントリーの時間帯については考慮しない
・指標の有無は考慮しない

トレードルールの変更結果

結果としては、波の高安を感覚ベースで判断していることで、迷う箇所はあっても、感覚と合わない波形認識に悩むことは減りましたので、波形認識のストレスはだいぶ軽減されて、トレードしやすくなりました。

負けが多い結果ではありましたが、そこは環境認識の雑さもあると思いますので、何回かはこのトレードルールで運用してみようと思います。もし結果が出なければ、これまでに戻せばよいことがわかっているだけでも安心感があります

4時間足の波形認識をするために、1時間足、または15分足のローソクを1本ずつ進めながら4時間足のローソクを見ていたわけですが、結果としてローソク1本の中で起こっていることが理解しやすくなったと感じました。何かが見えかかっているような、そうでないような感覚ですが、練習を継続して自分のトレードを洗練させられればと思います

今後の課題

・環境認識、波形(波の高安)認識の精度向上
・4時間足レベルのトレンド転換タイミングでのトレード練習
・損切ライン、抵抗要素、リスクリワードを改めて丁寧に実施

雑記

波形認識について移動平均線、スイングハイロー、感覚で描く波それぞれ試してみましたが、結果的にはチャートをみてウンウン悩みながら波形認識するぐらいなら、よく言われるわかりやすい波だけ選んでトレードするのが一番ということが練習を繰り返すと実感します。

結局ところ機会損失がいやであり、その理由は早く稼ぎたいからという気持ちかと思います。利益を残すために早道は有りませんし、トレードできるかは相場次第ですし、絶好のポイントだけを選んでトレードする、が無意識にできるようになりたいところです

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