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「FXの聖杯」公開に向けて 6 FXのおすすめ本 1

 今回は、これまでのブログの趣向を変え、FXのおすすめ本をいくつか紹介したいと思います。リンク先はAmazonとなっています。


1 基本的知識

 以下推薦順で記載します。

(1) The Art of Currency Trading (Amazon

 
英語で書かれた書籍ですが、FXに関する基本的な知識を身につけるのに最も適しています。この本をFX初心者のうちに読むか否かで、後々FXでの運用成績に差が出てきます。Kindleアプリには、Google翻訳機能がありますので、それを利用すれば英語が苦手な方でも読めます。一番のおすすめです。

(2)FXデイトレード・スイングトレード(
Amazon
 FXに関する基本的な知識を身につけるのに最適です。日本語で書かれています。

(3)伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術(
Amazon

 いわゆるタートル手法についての書籍。現在この手法はあまり使えないものの相場への取り組み方を学べます。ただし、損切りの箇所は読み飛ばしてください。

2 建玉法


(1)FXくるくるワイド投資術(Amazon

 両建て手法について書かれた書籍。
両建てを使うなら本書を推薦します。

(2)FX戦略的ナンピン投資法 だいぱぱ (Amazon

 ナンピン手法について書かれた書籍。

(3)損切りしない!テクニカル分析を使わない!オキテ破りのFX投資で月50万円稼ぐ!(
Amazon

 
原則として損切りしない手法について書かれた書籍。

(4)話題のFX新手法 底辺高校卒業生と最強の為替サイト ザイFX!が作った【1日5分で稼ぐFX】グルトレ完全ガイド!(Amazon)

 両建て手法について書かれた書籍。

(5)商品相場の技術:相場師の技法と練習法(Amazon

 FX関連書籍ではなく先物についてのものですが、建玉技法を学べます。

3 資金管理

 
 資金管理は、聖杯に直結する重要事項です。建玉技術が稚拙であっても、資金管理を徹底すれば相場で生き残る可能性は高くなります。

確率的視点から見れば損切りは資金防衛手段などではなく、口座資金減少の主な原因となっています。つまり、資金管理の点からすれば、損切りは下策中の下策ということです。

損切りに代えて、口座資金を常に増加させ強制ロスカットされる確率を低くすること、両建てを用い反対玉による損失防御機能を使うこと、適切なポジションサイズを心がけることが資金管理の要諦です。下記に推薦する書籍は、損切りを推奨している箇所がありますので、その箇所は無視するか読み飛ばしておく方がよいです。

(1)ラルフ・ビンスの資金管理大全(Amazon

 
高額ではあるものの資金管理について優れた指摘をしています。また、オプティマルFX、ポートフォリオ理論についても丁寧に説明しています。

(2)システムトレード 基本と原則(Amazon

 損切りしたあと、口座資金を回復するまでにはどの程度の勝ちが必要になるか詳しく説明しています。

(3)FXで究極の海外投資(Amazon

 リスク管理とポートフォリオの初歩を学べます。

4 相場心理に関する書籍

 
 相場心理に関するFX書籍は、どれも推薦できません。

なぜなら、それらの書籍は、損失を受け入れても平気でいられることを目指しているところ、FXにおいて本当に必要な相場心理は、損失を受け入れず勝つまでしつこく粘り強くあることだからです。行動ファイナンスにおける「プロスペクト理論」「ディスポジション効果」などのくだらない理論は無視しておく方がよいのです。

プロスペクト理論 - Wikipedia

ディスポジション効果 | みずほ証券 ファイナンス用語集 (mizuho-sc.com)

そもそも、経済学自体があり得ない前提を仮定に理論を構築する机上の空論にすぎません(特に主流派経済学)。また、現実の人間は非合理的だとする行動経済学にあっては、個人投資家が資産を減らす原因を「利益確定は早すぎ、損切りが遅すぎる」ことにみていますが、損切り自体が確率的にみて資金を減らす主要因だという重大な事実を見過ごしています。つまり、特定の理論に落とし込むことを重視しすぎたため、「ありのままの事実をそのまま見ることを軽視する」結果となっているのです。

「損を避ける心理」は決して悪いものではありません。「損を受け入れ損失を出すこと」こそが悪いものなのです。なぜなら、どう取り繕っても現実に損失が発生してしまっては口座資金の減少という結果になるからです。

相場心理については、宗教関連書籍の項で推薦書をあげることにします。

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