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『FXのリスクとリターン』~利益と損失は表裏一体~

今回のテーマは、『FXのリスクとリターン』です。FXは、よくハイリスク・ハイリターンだから危ないと言われることがあります。また、リスクとは知らない事に関する危険度を表す表現です。FXにおいて怖さを理解すれば、それ程警戒するものではないと考えますので解説します。


【リスクとは】

「リスク」とは一般的には、「危険性」「危険度」といった意味合いで用いられます。言葉の使い方では、被害の影響の大きさや被害が発生する可能性(確率)、あるいは影響の大きさと可能性(確率)の組合わせという意味で用いられます。「リスクが『ある』」、「リスクが『ない』」ではなく、「どの程度増えるか」、「何倍になるか」といった捉え方をします。
また、金融に関しての「リスク」は「損失」を意味する場合が多く、「リスクがある」は「損失になる」と訳されることがあります。

私見ではありますが、FXや金融にかかわらず全ての物には「リスク」が存在すると考えます。何も調べずに怖がっていては何もできません。リスク要因を理解した上で、投資する事が重要な事ではないでしょうか。

【FXのリスク】

FXにおけるリスクとは二つあり、「①思惑が外れて、②大きな損失を出す事」だと考えます。勿論、相場なので思惑が外れる事もありまし、大きな損失が出てしまう事がありますが。この2点に関しては、コントロールが可能ではないかと考えます。
①     思惑が外れる
これは、珍しい事ではありません。相場を当て続ける事の方が難しいと思います。
対処法としては、常に思惑通りのシナリオと逆シナリオを準備しておけばいいのです。相場は、上がるか下がるかの二通りなので、「上がる理由」「下がる理由」を想定しておけば、思惑の逆に相場が動いたとしても、焦らず対処できるはずです。
②     大きな損失を出す事
ドル円相場においては、年に数回予想できない動きがあり大きな損失を出す可能性があります。
対処法としては、損決済の指値(予約注文)を入れる事で損失をコントロールする事は可能です。また、FXにおいては、マージンカットルールというものがあり、一撃で投資金以上のマイナスになる確率は、殆どありません。
また、大きな損失に関しては、各個人で定義が違ってくると思います。(大きな損失と感じるのが1万円だったり・100万円だったり感覚差があります。)私が考える大きな損失は、次にトレードする資金が無くなる額の損失です。因みに、許容範囲の損失は、次のトレードで挽回可能な額の損失となります。

【FXのリスクとリターン】

前述で、リスク(損失)のパターンを解説しましたが、FXにおけるリスクとリターンは表裏一体です。同じ状況下で、FXで100万円儲けた人がいれば、100万円損する人もいます。損失と収益に比率の差はありません。100万円儲けた方の逆をやった場合、100万円の損になります。(当然、100万円損をした方の逆をやっていれば、100万円の儲けになります。)

勝ち(利益)と負け(損失)の可能性は50%なので、100万円の利益を出したい場合、100万円の損失可能を受け入れる事です。
勿論、この50%の勝率を高める努力をして利益先行を狙います。

【FXで勝つためには】

勝率50%の世界であるFXで勝つためには、大きく二つの要素が必要だと考えます。一つは相場予測の精度。もう一つはトレード・テクニックを上げる。この二つの精度を上げる事で、FXで勝確率を50%以上にする事は可能だと考えています。

個人的見解にはなりますが、相場を当てる事は比較的簡単で、トレード・テクニックを磨くことが重要と考えます。特にエントリー(新規)よりイグジット(決済)が上手になれば、トータルプラスを目指す事は難しくないと考えています。過去記事:『FXで勝つためには、イグジット(決済)が重要』
このマガジン「FXメッソッド」では、トレード・テクニックやトレード・アイディア中心にメッソッドを紹介しています。

【最後に】

今回は、FXリスクとリターンに関する概要を解説しましたが、より具体的な考え方・手法等は、またの機会に解説したいと思います。

今後も、FXの解説・分析をしながらトレードスキルをUPさせるために、トレード・アイディアを交えながら配信を続けていきますので宜しくお願いいたします。

執筆 FXエバンジェリスト 遠藤寿保
日々変動するマーケット情報はX(旧Twitter)で配信しています。
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遠藤寿保
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