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『「買ったら下がる・売ったら上がる」のは何故』

今回のテーマは、『「買ったら下がる・売ったら上がる」のは何故』です。相場をやっていると、よく聞く話です。この状況を個人的主観で解説します。


【買ったら下がる・売ったら上がる理由】

「買ったら下がる・売ったら上がる」理由は大きく2つあると考えます。
一つ目は思い込み
新規で買う場合は、先々上昇を予想しているため買いを入れますし、新規で売る場合は、先々下落を予想しているため売りを入れます。
買った瞬間に上がるか下がるかの確率は50%です。しかし、思い込んでいるため、逆に行くと印象に強く残るのが原因だと考えます。
二つ目は仕組み
FXは相対取引のため、トレード時の価格には買値(Ask)と売値(Bid)が提示されます。買値と売値の幅をスプレッドというのですが、レートは「売値<買値」となり、買った場合は売値で評価され売った場合は買値で評価されるので、エントリーした時点では必ず評価マイナスからスタートとなります。
また、エントリー(新規)時の一部では指値を利用する事があり、例えば、「少し安い値段がでたら買いたい」と考え現在価格より安い価格で指値を入れた場合、相場が下落中に買いが入るので、買った時点で更に安くなる確率が高くなります。相場に逆行してエントリー(新規)するわけですから、「買ったら下がる」になりやすくなります。

【相場が当たる定義】

「相場が当たる」という定義は、
買ってすぐ上がる事でしょうか?
それとも、買った後に売って利益が出る事でしょうか?

私は後者だと考えます。もし、買って上昇しても、その後下がった時点で損決済したものは、「相場が当たる」とは言えないのではないでしょうか。

【相場で利益を出すためには、その時点ではなく流れを考える】

どこまで上がるのか・どこまで下がるのかという予想のもとエントリー(新規)する事が重要であって、エントリー(新規)時点での上下は気にする必要はないと考えます。

また、新高値更新中の価格を上がり過ぎていると考えていてしまいがちですが、上がっているのには必ず理由があります。その理由から予測して、高いから買い控えるのではなく、今後どこまで上がりそうかを予想して、まだ上がりそうと判断して買うべきなのです。
つまり、今の「目先の点」でトレードを決断するのではなく、今後どうなるかの「流れ」を考えてトレードする事が利益に繋がるものだと考えます。

【無計画なトレードほど、「買えば下がる・売れば上がる」に陥りやすい】

何も考えず、「上がりそう・下がりそう」と思ってエントリー(新規)したとしても勝率は50%ですので、勝てない事はありません。しかし、続けてトレードした場合、連勝する確率は50%×50%なので25%に下がります。何も考えず無計画なトレードをした場合、FXで勝ち続ける事は、余程の運の持ち主ではないでしょうか。

【流れを予測したトレード】

流れを考えながらトレードをしたとしても、絶対に勝てる保証はありませんが、「点」で考えるより確率は上がると考えます。FXは上がるか下がるか50%の勝負ではありますが、予想精度を60%・70%に上げる事で、勝つ可能性を高める事が出来ると考えています。
また、「FXで勝つためには」、相場予測+トレードテクニックが必要と考えます。
このマガジン「FXメッソッド」では、相場予測の精度を上げる方法やトレードテクニックを上げる方法などを解説しておりますので、是非お読みいただければと思います。

【最後に】

今後も、FXの解説・分析をしながらトレードスキルをUPさせるために、トレード・アイディアを交えながら配信を続けていきますので宜しくお願いいたします。

執筆 FXエバンジェリスト 遠藤寿保
日々変動するマーケット情報はX(旧Twitter)で配信しています。
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遠藤寿保
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