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『相場を当てるのとトレードで利益を出すのは別物』
今回のテーマは、『相場を当てるのとトレードで利益を出すのは別物』です。これは、持論なのですが、相場の方向性を予測して当てる事は、それ程難しい事ではなのですが、トレードで利益を出すのは別次元だと考えています。今回はどうやって相場をあてるのか、トレードで利益を出すにはどうしたらいいのかを解説します。
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【相場を当てる】
「相場を当てる」には、いくつかの定義があると思っています。①方向性を当てるのか、②時間軸(目先の動きなのか・中長期なのか)、③どこまで上がるのか下がるのか。
③の「何円まで上がる・何円まで下がる」を当てるのは、出来なくはないと思ってはいますが難易度が高いと考えます。また、②時間軸で、短期的に今上がるか下がるは不可能に近いと考えています。しかし①方向性を当てるのは、それほど難しい事ではなく、一定の項目をピックアップする事で誰でも当てる事が出来ると考えています。
※③の当て方は、別途どこかの機会で方法論を解説します
【相場の方向性を当てる方法】
今は、ネットにマーケット情報が氾濫していますので、情報は収集して取捨選択する時代です。信用のおける、情報ベンダー(ロイター・ブルームバーグ等)やFX会社の提供する情報、またSNS(配信元が信用できる・過去ポストに実績がある等)による情報を採用しましょう。
・上昇材料と下落材料を拾い上げる
マーケットには常に上昇材料と下落材料が混在しています。そのバランスやインパクトの大きさで、マーケットの動きが決まりますので、一旦両方の材料をピックアップし、上げか下げのどちらに傾いているかを確認します。
具体例(ドル円の場合)
上昇材料(買い材料)
・トランプ次期米大統領による新政策
└米インフレ再燃→利上げ観測→ドル高
└トランプ・トレードによるトリプル高(債券上昇・株高・ドル高)
・日米金利差
└米国の利下げ速度が緩やかに対し日本の利上げは緩やか
下落材料(売り材料)
・トランプ次期米大統領による新政策
└貿易関税引き上げ→世界経済不況→ドル安
└トランプ・トレードの終焉(債券下落・株安・ドル安)
・日米金利差
└米国の利下げ加速に対し日本の利上げ
上記は一部ですが、上記要因で現状相場がどのように動いているか確認する事が出来ますので、マーケットの方向性を予測することは難しくありません。
あと、気をつけないといけない点として、同じ材料が上昇材料から下落材料に変化する事もあるので、日々の変化は要注意となります。
【トレードで利益を出す】
相場の方向性が当たるようになったとしても、トレードするためには、①「どこで買うのか・どこで売るのか」、②「トレードサイズは」という問題が残ります。また、FXは証拠金取引のため、担保余力が低下すると、マージンコール・マージンカットになるルールがあるので、方向性に合わせたポジションを維持できない場合があります。
つまり、トレードで利益を上げるというのは、相場を当てるのと同じようで、別次元の要因が必要になると思います。
しかし、トレードで利益を上げる事も、難しい事ではなく、FXが証拠金取引であること(マージンコール・マージンカットがある事など)を理解し、ポジション取りをコントロールする事(資金管理をしっかりとする事)で利益を出す事は可能だと考えています。
「FXメッソッド」では、FXで勝ち抜くための考え方・トレードアイディア・戦術などを、多数解説していますので、是非ご覧になっていただければと思います。
【最後に】
今後も、FXの解説・分析をしながらトレードスキルをUPさせるために、トレード・アイディアを交えながら配信を続けていきますので宜しくお願いいたします。
執筆 FXエバンジェリスト 遠藤寿保
日々変動するマーケット情報はX(旧Twitter)で配信しています。
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