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『デモ口座でトレードは上手にならない』~デモ口座の本当の使い方~

今回のテーマは、『デモ口座でトレードは上手にならない』です。よく、デモ口座で練習してから本番トレードへと言われる事がありますが、デモ口座でいくらトレードをしてもトレードが上手くなる事はないと考えます。今回は、本当のデモ口座の使い方と「トレードが上手になる」に関して解説したいと思います。


【デモ口座でトレードが上手にならない理由】

決定的に違うのは、自分の資金ではない事です。
自分のお金のつもりでデモトレードしても、痛みを感じる事はありません。
大切なお金を失う事の精神的ダメージがないので簡単に損切りが出来ます。
逆に言うと、本番口座でしっかりと損切が出来るという事は、トレードが上手と言えるのかもしれません。
また、発注時の感覚も実弾(自己資金)ではない分、決断も早くなると思われます。この微妙な感覚のズレが生じます。

実際、各FX会社が開催するデモコンテストでの優勝者が、その後本番口座で億トレーダーになったという話は聞きません。

【デモ口座の本当の使い方】

特に、発注手順で、どのような順番で注文するのか、どのような注文の種類があるのかの確認が重要です。また、約定の確認からポジションからの決済注文の流れや遷移の確認も重要です。今では、どのFX会社のUIも、ガイドを見なくても直感的に操作ができるようになっていると思いますが、誤発注や操作ミスによる損失は避けたいものです。
入出金機能以外は、レートを含め本番口座と同じだと思いますので、デモ口座は操作性の確認のために使うべきだと考えます。

【トレードが上手になるとは】

「トレードが上手」の定義は難しいところですが、
私が考えるトレード上手は
・「損切りが出来る」
・「利益を伸ばせる」
・「トータルで利益にする」

この3つが出来る事が、「トレードが上手」になるのではないでしょうか。
「損切りが出来る」というのは、頭の中に次のトレードの意識があり、深追いする必要がないと理解できている事です。「利益を伸ばせる」というのは、利益の伸ばし方を理解していて、そのチャンスに対応できる事です。そして「トータルで利益にする」は、FXは全勝するものではなく勝ち負けのなかでプラスにする事が重要とう考えでトレードが出来る事だと考えます。

【実際のトレードには相場の読みも必要】

このマガジン「FXメッソッド」では、トレードスキルアップの為の記事がたくさんありますが、実際の利益を得るためには、「相場の読み」+「トレードテクニック」が必要と考えます。この二つの要素に関しても、直ぐに身につくものではなく、地道に実践の中で経験を積み上げていく必要があります。

【最後に】

「FXメッソッド」では、主にFXで勝ち残るためのトレード・アイディアやテクニックを解説していますが、今後は「相場の読み方」など、相場の分析方法なども配信していきたいと考えています。

今後も、FXの解説・分析をしながらトレードスキルをUPさせるために、トレード・アイディアを交えながら配信を続けていきますので宜しくお願いいたします。

執筆 FXエバンジェリスト 遠藤寿保
日々変動するマーケット情報はX(旧Twitter)で配信しています。
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遠藤寿保
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