両建てトレードが全てを解決する?FXとあなたの未来
◆両建てが示す新しいFX世界観
両建てを使ったトレードにおいては、
FXは売り買いの2者択一ではなくなります。
両方の可能性に対してポジションを持つ「適切なバランス」を探していく「パズル」です。
両建てを利益にするには方向を当てなくていいんです。
凹凸パズルのようにカチッと当てはまる売り注文と買い注文を探していく。
そんなイメージです。
両建てをマスターした先にあるのは、
これまでのように上がるか下がるかを当てなければいけない、
そんな従来の難しいFXとは異なります。
かつての僕のように、損切ができなくて含み損が膨らんで手が付けられなくなるような、メンタルに強く影響する曖昧なトレードでもありません。
両建てトレードは、
上がるか下がるかの方向性を当てるというFX本来の難解なクイズを捨てて、
囲碁のように盤面に正しいポジションを置いていくような戦略ゲームに変えてくれます。
もう上がるか下がるかを当てる必要はありません。
もし相場の上下を当てることに苦戦している人や、それにまつわるストレスに苛まれている人がいたなら、両建てトレードがその悩みを一気に解決してくれるかもしれません。
◆両建てが生まれた歴史
株式トレードの世界では、以前から「玉操作」と呼ばれる技術が存在していました。
この玉操作という概念はFXの両建てを行う上でも大変重要な意味を持っています。
両建てが誕生した背景を知ってもらうために、
少し株の説明をします。
関係ないと思わずにしっかり聞いて下さい。
ここにFX攻略の大きなヒントがあるからです。
玉操作を使った株の購入の際には、何回かの注文に分けてエントリーを仕込みます。
株というのは比較的短期でも3か月~半年という具合に、わりと長めに保有する人が多い投資対象です。
単発エントリーの勝ち負けというよりも、いかにして株価を安いところで、仕掛けた網にひっかけるか、
そして引っかかれば後はそれを時期を待ってから引き上げるという
設置網漁みたいな要素があります。
株は持っている間、株を手放さない限りは、
特に損をするという事がありません。
株価が下がれば評価損としては減少しますが、
それはあくまで途中時点の価格です。
株というオーナー権利ですので、
別に買った権利を売らなくとも配当やその他で利益になるのです。
だから、株をやる人の中には、
買った株が想定外に下がってもそのまま保有し、
定期的に配当金をもらいながら、また株価が上がってくるのを待っている長期投資家もいます。
株を保有するトレーダーは株を1つの持ち物として考え、
その量を状況によって増やしたり、減らしたりしながら、
リスクのバランスをとっています。
とある株式が上がると思っていれば、買いを持っておいて、
短期的に下がってくる状態が起きたら、株を保有しながら「空売り」をしたりするのです。
もし狙い通りに空売りの後に株価が下がってくれば、新たに空売りした分が利益になります。
最初に保有していた株の値段はもちろん同じように下がりますが、それはあくまで含み損ですから、実際に損をしたわけではありません。
また上がるまで持っていればよいのです。
株のオーナー権利は依然としてあなたの所有物です。
もし、下がるという予想が外れて株価がそのまま急騰しても、
元々保有していた株の利益と空売りの損失が相殺できます。
どっちに転んでもいいわけです。
株のオーナー権利を維持しながら、短期的な値下がり幅も空売りでリスクゼロで狙えるわけですから、非常に美味しいわけです。
こうした発想から株式の世界で本命の「買い」と短期的な下落を取っていく「売り」を同時に行う「両建て」が発展していったのです。
しかし、こうした両建て技術の恩恵はFXにおいても受けることができます。
◆FXのポジション操作という概念
FXの場合は株の配当金や長期で上がるまで保有するといった株的な要素は全て排除します。
無駄な部分を削ぎ落して、シンプルにFXで使えるようにした結果、
残ったのが「ポジション操作」に関する部分です。
先程の株で説明したように、
本命の「買い」を維持しながら、次に上がってくるまでの一時的な下がりを「売り」で狙っていくという話がありましたよね。
実はここにヒントがあります。
シンプルに解釈すると、これは何をやっているのか?
現在のポジションを保留状態にしながら、一時的な反対方向の値動きもカバーしていく。
逆方向でも追加の利益を狙っていく。これが本質です。
つまり、勝ち負けの判断を遅延させる所にポイントがあるのです。
従来の裁量トレードでは、決まったラインを抜けたらそこで負けが確定、
損切になります。
でも、両建てトレードでは、その負けを一旦延期して、
次のチャンスまでトレードを繋げる効果があります。
勝敗の判定を引き延ばせるという点が凄いメリットなのです。
負けが確定する前に追加の操作を行うことで、
判断ミスを帳消しにする時間的猶予と選択肢が与えられます。
しかも、この猶予と選択肢が毎回のトレードに与えられるのです。
その結果、
トレードに対して僕らの気持ち的にも余裕が生まれることは言うまでもありません。
エントリーをして失敗したら、
後から結果を書き換えればいい。
こんな反則的なことが許されているとしたら、
それを使わない手があるでしょうか?
否!、絶対に使うべきです。
◆FXで「結果を後から書き換える」方法
もし、これが学校のテストだとすると、
回答して提出したテスト用紙をあとから書き直して修正できるようなものです。
エントリーが何回かに分けて行われるので、少し難しく感じるかもしれません。
しかし、それは何事も最初は難しく感じるもので、僕がお伝えしている完全裁量も最初は無難しく感じていたはずです。
しかし、一度理解してしまえば、なんで分からなかったのだろう?というくらいに簡単になってきます。
両建てトレードも同じです。
極端な話、買い注文に対して、ダメなら売り注文をぶつけてカバーするだけなので、
やることはとてもシンプルです。
白と黒を挟んで色を変えるゲームのオセロができる方であれば、
両建てもほとんど同じ感覚で出来ます。
あなたはオセロやったことありますか?
もし答えが「YES」なら、大丈夫です。
白が続いたら、それを挟むように黒を。
黒と黒が続いたら、こんどは白を置く。
相対するように、反対の事をすればいいんです。
どうやって挟むかは少し考えますが、
まぁ考えると言っても、オセロに毛が生えた程度です。
練習して出来ないって人はいないと思います。
◆僕が両建てを使えるようになって変化したこと
何度か話していますが、僕が両建ての可能性に気が付いたのはわりと最近のことです。
一般にも両建て系の教材がちらほら出てはいるのですが、
表面的な理解のものが多く、最初は読んでいてもピンときませんでした。
今日お話したように、両建てが生まれた背景から、
その根本的な理屈、そうしたものを自分で読み解いてはじめて本質を理解し、腹に落ちたのです。
あなたも読んでいて、今日の説明を聞いた後ならば、両建てが持つメリットの重要性をより深く理解できたと思います。
残念ながら、一般に出回っている両建て教材ではこうした根本的な部分が解説されておらず、実際にどこでエントリーをして何ロットで何をするか、という手技手法的な部分だけの薄っぺらいものばかりです。
それが他のトレードにおいてどういう意味を持つのかがわからないままなので、教えられた手法以外には使い道がありません。
だからこそ、僕はこうした表面的で薄っぺらなFX界隈の「なんちゃって両建て手法」を破壊すべく、僕自身で新たな「両建て体系」を構築しました。
まだ、誰もやったことがない全く新しい試みです。
これは「手法」というよりも、もっと根本的なポジション操作に関する技術体系です。
どこでエントリーをすべきか?の命題を脱し、いくつのポジションをどのように置いていくか?という、
新たなステージへとFXを進化させるものです。
完全にゲームチェンジが起きると思います。
だからこそ、これまでのFX攻略法で上手くいかなかった方や、
行き詰まりを感じている人へ、その壁を突破する決定打になりうるのではと僕は強く確信しているのです。
佐藤
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