社員の“満足度”高いほど不祥事が起こるという衝撃

こんにちは。
㈱ヒューマンリソースマネジメント研究所
なつカウンセリングルーム 代表
土肥なつみです。

「人生を彩る居場所をつくる」を理念とし、
企業研修・カウンセリング・人材育成コンサルティング等を行っています。
私の自己紹介はこちらのマガジンをご覧ください。

今日は久々に“思ったこと”の投稿です。
朝からニュースを読んでいるととんでもない記事に出くわしたので
その感想をシェアしたいと思います。

この記事によると、

・従業員エンゲージメントが高ければ不祥事が減るとは一概に言えない

・「会社満足度が高い」また「制度待遇への満足度が高く、期待度が低い」ほど、つまり「現状に満足しており変化を求めていない」ほど、企業体質評価が悪化し、不祥事の事案件数が多くなっていた

従業員エンゲージメントが大事!と思っていた私にとっては
超衝撃的なニュースでしたが、落ち着いて考えてみると
何となく分かるような気もするんです。
正確には従業員エンゲージメント“だけ”では不祥事を減らすことに
繋がらないな
、という感じです。

会社のことは好き、会社の製品を愛用している、会社がネットニュースに(良い意味で)取り上げられると積極的にSNSでシェアする人は、この記事にもあるように忠誠心が高い人だと思います。

私の周りにもいました。
X(Twitter)のトレンドに会社が入ると積極的にシェアしたり、会社とコラボしたアパレルを着てみたり、SNSで一生懸命商品紹介する人。

でも思うんです。
「好き」なことと「現状を良くしていく改革力を持つ」ことは
全く別の話です。

会社のことを好きになってもらう、処遇を良くして満足してもらうことは
もちろん大事だけど、普段の育成の中で
自分たち一人ひとりは会社を変える力を持っているんだということ、
正しい批判力を持つこと

を教えていくことも必要だな、と思ったニュースでした。

たまたま昨日、新幹線の中で映画「沈まぬ太陽」を観てそんなことを思いました。


会社のために、仲間のために良くないことはキチンと「良くない」
と声に出す。

一緒に働く仲間のために、そして御巣鷹山事故の遺族のために立ち上がる主人公・恩地の奮闘ぶりに感動しました!!

とはいえ今の時代、どちらか一方だけが正しい・間違ってるってこともないのかもしれないけど、少なくとも「私はこう思う」をハッキリ伝えられる人でありたいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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