【初自作PC】ASUS TUF GAMING B660M-PLUS D4とIntel Core-i5 13500とUbuntuの自作PCの話。
初の自作PCであるが、またしても(
過去記事参照→消してました)コンピューターが生み出した茨の道に入ってしまった。同じ道に入る人は滅多にいないと思われるが、誰かの助けになるかもしれないので記録を残しておく。まず、私の購入したTUF GAMING B660M-PLUS D4は12世代CPU用に開発されたマザーボードであるため、13世代CPUを利用する場合にはBIOSのアップデートが必要である。それには一般的に2つの方法がある。1つは、12世代CPUを使用してBIOSを起動してアップデートする方法だ。当然、BIOSの更新といえどもそれはコンピューターの演算処理を介して行われるものであり、CPUを必要とする。しかし、私が購入したCore-i5 13500は13世代のCPUであり、かつ私は12世代CPUを持っていない。そこで2つ目の方法しかないのだが、USBフラッシュメモリにBIOSファイルを入れて、マザーボードだけでBIOSをアップデートするというものだ。私は完全にこの2つ目の方法をあてにしていた。なぜCPUがないのにBIOSの更新が出来るのか不思議だが、おそらくマザーボードにBIOS更新の為だけの超低機能の極小CPUが搭載されているのだろう。しかし、困ったことに他メーカーの多くのマザボはその「マザボ単体アップデート機能」を搭載しているに、ASUSマザボは上位機種にしかその機能はない。残念ながら、私の購入したASUS TUF GAMING B660M-PLUS D4は下位機種に該当するため、その機能は使えない。よって、BIOSを自力でアップデートする手段を2つとも失ってしまったわけである。これは私の下調べ不足であり、不手際というほかない。CPUが使えなければ、BIOSも起動せず手も足も出ない。これはどこかのBTO専門店などに行って店員に嘲笑われながら有料でBIOSのアップデートをやってもらうか、マザーボードかCPUのいずれかを買い替えるしかない。そう諦めかけていたその時、茨の道に隠れていた優しい顔の妖精を見つけたのである(具体的にはAmazonのレビューである)。その妖精が言うところによると、製造年月の新しいマザーボードであれば、その時点の最新のBIOSに更新されているという情報である。確かに、古いBIOSは新しいパーツの互換性だけでなくセキュリティ上の問題もあるため、メーカーは可能な限り最新のBIOSを搭載し、ユーザーに問題なく利用してもらいたいはずだ(ユーザーはBIOSの更新を忘れていることがある)。確認したところ、その情報は事実であり、私のマザーボードの製造年月時点のBIOSは13世代CPUが利用できることがわかった。
こうして第一弾、BIOSがアップデート出来ずにCPUも使えないという問題は解決した。しかしながら、それはあくまで13世代CPUが使えるようになったというだけで、茨の道はそこからさらに険しさを増していたのである。
(続く)