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第55回 函館2歳S 2023

ども!!
馬ザンマイっス(`・ω・´)


【馬場・展開】

まずは展開ですが、前走先行馬が10頭以上もおり、前は激流になる可能性高し。
次に、馬場状態についてですが土曜日の天気予報はあいにくの雨。日中は降り続けるようなので、重馬場開催見込み。
展開・馬場共に差し有利に働きそう。枠も真ん中から外狙いで。

【過去の傾向】

1⃣別路線組は割引
前走函館組は、10-8-7-79の複勝率24.0%で圧倒的なシェアを誇る。現在1人気のバスターコールには厳しいデータだが、これを覆すだけの根拠も特にはないので、素直に低評価でいいかと。

2⃣前走ダート馬は割引
昨年オマツリオトコが波乱を演出した関係で気になるダート路線組だが、過去10年では0-1-1-32の複勝率5.9%なので基本は軽視で大丈夫なはず。しかし、ナスティウェザーは別格かもしれないので要警戒。

3⃣栗東所属馬が好成績
競馬の世界は西高東低の冬型の気圧配置(笑)と言われて久しいが、このレースも例には漏れず栗東有利な成績。
美浦 2-5-5-56 複勝率17.6%
栗東 8-5-5-45 複勝率28.6%

4⃣前走の上がり3Fに注目‼
過去10年の前走上がり3F別複勝率
上がり3F1位 6-6-4-32 33.3%
上がり3F2位 1-1-1-26 10.3%
上がり3F3位 1-0-2-23 11.5%
上がり3F~5位 2-2-2-14 30.0%
上がり3F6位~ 0-1-1-6 25.0%
狙い目としては、前走先行・好位差しで上がり最速を出せた馬か、逃げ馬(番手でも可)のどちらか。

5⃣持続力のある馬を狙え‼
ほとんどの馬が逃げ or 先行策で押し切ってきたメンバー構成なので、レース展開上狙い目としては差し馬。しかし、差して勝ってきた馬があまりいない上に、完全な差し決着になることも想定しづらいので、前に行っても残れる持続力の高い馬を見つける必要性もあろう。

前半3Fラップでソート

上図を見て頂きたい。これは前走時の前半3Fとラスト2Fのラップバランス表(と、その他諸々)である。加速ラップで突き抜けた=まだ余力がある、ということなので、ナスティウェザーとベルパッションとナナオをまず選出。その中でも稍重馬場、且つ前半3Fのラップが一番速かったナナオが持続性能No.1、次いでベルパッション。ナスティウェザーは、ダートで距離も1000mだったのでここでは参考記録としたい。
また、稍重馬場の中前半3Fのラップが33.6という激流の中、0.7しか減速しなかったレガテオドールも上位評価とさせて頂く。

【全頭診断】

①スカイキャンバス
データ的には買い要素も乏しい上に、上位人気ということをふまえると消してしまいたくなってしまうのだが、新馬戦で見せた上がり3F34.2は評価せざるを得ない。稍重馬場で上がり3F34.2という数字は、過去10年遡ってみてもこの馬しか出せておらず、リンゴアメ枠はこの馬しかいないだろう。

②ロータスワンド
データ的には加速ラップ以外は問題ないので、アガシと同じぐらいの4・5番手評価。しかし、こちらは現在1人気。となれば、期待値を追うならこの馬よりはアガシを買った方がお得だろう。

③チークタイム
データ的にも買い要素はなく、レース内容もいたって平凡で。

④タヤスロンドン
データ的にも買い要素はなく、レース内容も見るべきところはなく。目一杯には追っていなかったかもしれないが、ラスト1Fで1.0の減速も次に繋がるとは到底思えず…。

⑤ナスティウェザー
前走ダート組なので買い要素は正直乏しい。しかし‼新馬戦で記録したラスト2F22.5はかなりの衝撃だった。調べてみると、過去10年古馬を含めても(ダ1000mの)ラスト2Fでこの数字を叩き出せた馬は一頭もいなかった。また、昨年ダート組から3着になったオマツリオトコとも比較してみたい。
オマツリオトコ 新馬戦
12.7-12.0-12.3-11.6-11.7
ナスティウェザー 新馬戦
13.1-11.6-12.2-11.6-10.9
前半3Fはほぼ同じなので、やはりラスト2Fの差だろう。オマツリオトコがこれで0.2差の3着だったのなら、ナスティウェザーは頭まであっても驚けない。

⑥バスターコール
え~っと…。買い要素1つもないのに何故か現在3人気…。
…消しでいいと思います。

⑦クールベイビー
データ的にも特筆すべきところはないし、新馬戦で前半3F36.1の緩い流れから、ラストで減速ラップを刻んだのも頂けない。これといった不利もなかったし、ここで大きくパフォーマンスを上げてくるイメージはない。

⑧カレンナオトメ
データ的には買い要素は一つもない。しかし、新馬戦の内容は評価されて然るべき。スタート出負けしてから後方から、しかしガシガシと出して行って中団後方にポジショニング。4角では膨らんだ⑩プリマフェーヴルの更に外を回してしまい、かなり大きな距離ロス。展開も向かず、これだけの不利がありながらの0.3差の3着は、『負けて強し』と言っていい。

⑨ナナオ
データ的には唯一の満点、前走も0.5差の快勝だったし文句なし。

⑩アガシ
前走はスタートで出負けしてしまい後方から。しかし、どんどん前へ進出し、捲って行っての差し切り勝ち。着差以上に強い勝ち方。スタート五分ならもっと差はついていただろうし、時計も短縮出来ていたはず。
データ的に見ても加速ラップ以外は問題ないし、前走も見直せる内容だし、普通に有力な一頭と見ていい。

⑪コルルディ
データ的に見ても加速ラップ以外は問題なく、新馬戦も逃げ切り勝ちで次走勝ち上がりのナナオをも退けている。しかし、同型の多い今回逃げ粘れるだけの持続性能があるかどうかは疑わしいところで。

⑫レガテアドール
データ的には3番手評価。前走は前半3F33.6という本番さながらの激流の中、上手く中団で折り合い、直線では狭い最内を突いて上がり最速での差し切り勝ちと申し分なし。タフな流れになれば前走の経験が必ず活きてくるはず。

⑬ベルパッション
データ的にはナナオに次ぐ2番手ですが、この馬はレース内容に伸びしろを感じられたので総合的にはナナオより上の評価になっています。新馬戦では直線で前が開かず、外に持ち出してから追い出しており、直線の短い函館できっちり差し切った点を高く評価。

⑭ルージュレベッカ
データ的にも特筆すべきところはないし、新馬戦で前半3F36.2の緩い流れから、ラスト1Fで1.0の減速ラップではお話にならない。

⑮ゼルトザーム
データ的には買い要素はないのだが、次走芝1200mの未勝利戦で、ワンツーフィニッシュをしたアガシとセントキルダを全く相手にしなかったのは評価されていい。しかし、まぁ~ヘニーヒューズ産駒なのでダート適性の方が高いのかな?とは思いますが。

【結論】

◎⑫レガテアドール
○⑨ナナオ
▲⑬ベルパッション
★⑤ナスティウェザー
△⑧カレンナオトメ
△⑩アガシ

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馬ザンマイ~笑う角には穴来たる~
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