音楽と体について ヴァイオリン
☆猫たちは休憩 ー母の番外編ー
この週末は、土曜日が私の通っているヴァイオリン教室の発表会、日曜日がお隣の市の市民オケのコンサートと、音楽三昧の贅沢な2日間でした。
土曜日はあたふた。ドレスの裾を引きずりながら、ヴァイオリンを背負っては楽屋とリハ室を往復。本番は音が外れるわ、弓がきしるわ、たくさん練習したのに、身になってない。。。うーん、60点。
日曜日は、観る側なので、いたってのんびりとマスクだけは外さずに、出演される先生とHさんの両方を観るべく、途中で席を移動して、弓の運びや、体のうねりなど、様々な学びをいただきました。
ありがたいことです。
私のヴァイオリンは、まだまだぼろくそですが、体のほうはいささか見られるようになってきました。
オケの方々、同じ楽器でも、皆さん持ち方も弾き方も、体の動き方も違う。
あれではさぞ腕や肩が苦しいだろうなあ、と思うけれど、案外ご本人にとってはベストな持ち方なのだろうと思います。
音楽にはまず、情熱。おそらくこれがマストです。
次に、練習、練習、いやになるのを超えるほどの練習。
練習と言っても、先生の言われる通り、へたなまま、考えもせずいくら時間をかけても上達は望めません。
どうしたらいい音が出るのか、どうしたら、自分の気持ちを音楽に乗せられるのか、難しい課題です。
で、ここで体が重要になってくると私は確信しています。
芯が一本通った、しかも柔らかい体が、弓の走行を邪魔しないこと。力を腕からではなく、背中から伝えられること。
ぶれない。でも、自由に動けること。ヴァイオリンと体の一体感。
発表会で、去年と今年と、同じ曲を練習しました。去年は早いパッセージに追いついていけず、ぼろぼろ。もう自分でもあきらめモードでした。
今年は、なんと!ついていける自分がいました!それも結構弾けてる!
体の芯ができてきているんだ!
その時感じたことです。
芯ができたことで、ぶれなくなり、弓の動きがふらふらしなくなっていました。
すごい!!体が音の流れる道を作るんだ!!
プロの方は、これを毎日のように何時間も繰り返し、体のできている方ほど疲れが後に残らないのだと思います。
自分にいくら熱い思いがあっても、体が固ければ外に向かっての表現は難しい。
『歌の翼を~君に乗せて~』 それぞれの曲にはそれぞれの翼があり、それに自分の想いを乗せていくために、まだまだ練習練習。
練習には笑顔がマストです。体が柔らかくなります。気持ちが楽になります。できないところも繰り返せばできる!という力を自分の内から貰えます。でもなかなか笑えないですけどね。つい真剣になっちゃいますけどね。
そんなことも考えながら、音の響きを楽しんできました。響きは心に届く振動・波動です。
心地よいうねりを、自分から出せるようになるまで、音をあげるまい、と思う今日この頃です。
ではまた、ごきげんよう (=^・^=)