全12話のその12「40代未経験からの転職成功ストーリー」
さて、アラフィフおじさんは、この最大の危機を乗り越えることができるのでしょうか。
この苦難を乗り越えるには、またまた前例のない手法を考えるしかないのです。
そもそも、建設・不動産業界の方は、スカウトサイトに少数しかおりませんし、スカウトしても反応が悪く、返信が非常に少ないのです。
理由は、前回説明しましたが、業界内の友人や知人の情報で転職をしている方が多いからです。
建設・不動産業界は厳しい労働環境ですので、転職は他の業界より転職の
割合が多いのは間違いないのです。
工事現場近くで面談
この頃は、登録者を呼び込んで、会社の専用の部屋で面談するのが主流でした。
しかし、この状況では、こちらから行くしかありません。
建設業界の施工管理資格者(現場監督の事です)は、工事現場にいますので、その近くの喫茶店で待ち合わせて面談をしていました。
現場は、街中であればいいのですが、中には地方の山中もあり、往復3時間の道のりも珍しくなく、連日、直行直帰が続きました。
面接同席でサポート(隣で経歴を代わりに説明してました)
また、施工管理技士の方は、職歴書を書いたことがない方がおり、無口な方が多く、面接でもスムーズに進まないことが多いのです。
そのような方には面接同席して、途中からサポートに入ることで、解決したこともありました。
紹介する人材がいない
当初3年間は、スカウトや出張面談しても、現状、予算達成できるだけの
人材が集めることができないため、年間予算比60%程度が限界でした。
求人だけは積みあがっていましたが、問題は紹介する人材との接点がない ことなのです。(施工管理技士、建築士、不動産の法人営業などの職種)
専門性の高い職種をターゲットにする
そこで、コンサルタント復帰の4年目から、基本的な職種の不動産業界の営業職、建設業界の施工管理職以外の専門性の高い職種を増やすことにしました。
過去にない職種ばかりのため、その業務内容と必要な経験を理解するのに、相当、苦労したことを記憶しています。
自宅には、業界本が山のように積まれ、通勤や営業での移動の電車で、いつも読んでいました。
また、登録者面談では、その業務内容を、事細かくヒヤリングして、自分の知識を厚くしていました。
人生で、一番、勉強した時期でした。
ついに個人年間予算を達成できたのです。
このような専門性の高い求人をネットに掲載しますと、登録者エントリーが増加してきました。
スカウトに添付することにより、業界は異なりますが経験が近いメーカーの技術者が応募してきました。
コンサルタント復帰後5年目の年間予算達成80%。
6年目の年間予算達成率100%。7年目の年間予算達成率120%
ついに、年間予算を達成できたのです。
さらに、その頃、私の担当領域の建設不動産は、ついにチームに昇格し、
建設・不動産の年間成約金額は、私が一人で始めた頃の約200倍まで拡大したのです。
私自身も、10年振りの個人月間MVPを頂くまでになったのです。
ついに第四の危機を乗り越えたのです。
今回は、7年もかかりましたが、アラフィフおじさんは、ついに第四の危機を乗り越えたのです。
いかがですか。転職で未経験業界や未経験職種で苦労されている世の中の
アラフィフおじさんの参考になったでしょうか。
アラフィフおじさんでも成長できます。大丈夫です。30年近くも社会人経験を持っていますので、その蓄積が役に立ちます。
これでアラフィフおじさんの「今ではベテランの人材コンサルタントも、昔は転職素人だったのです」は、シーズン4で終了します。
転職は、天職を探す最良の手段です。
私の経験や、別のカテゴリーの「転職のノウハウ」を参考に、最高の人生を手に入れてください。
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それまでは、「転職のノウハウ」のカテゴリーで、さらに細分化した
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