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採用する側になって改めて知ったポートフォリオの役割
二宮和也の結婚、中学生ぶりに失恋したみたいな感情になってるんですけど。ふうとです。
弊社、ありがたいことに資金調達も実施し、デザイナー(もちろん他職種も)の採用に踏み切ることができました。で、思ったことがこちら。
一緒に働きたいと伝えるポートフォリオと、仕事くださいのポートフォリオって全く別物だな、という気づき
— ふうと / ちょっと (@futo2tofu) November 20, 2019
ポートフォリオには成果に至った具体的なプロセスを書きましょう。
とはよく聞くし、実際ぼくが求職していたころはそれを踏まえて作っていたつもりでした。採用する側になってみて、全然ダメだったじゃん、とそんなふうに感じたのでnote書いてる次第です。自戒のためです。
完成品の見てくれだけでは判断できない
正直、送られてくるポートフォリオに記載されている成果のクオリティははちゃめちゃに高いものが多いです。かっこいいかわいいの引き出しに嫉妬もするし、そのままパクリてえなと思うことすらある。
自分はこんなものが作れる。優秀だ。だから採用すべき。
これは新卒のときのイキったぼくですが、完成品をドン!と見せるだけだと思った以上に伝わらないし、響かない。
仕事を依頼するときなど、具体的な成果イメージや見た目の方向性を知りたいケースもありますが、採用となれば長く付き合うことになります。そうなると完成品の単純な見た目だけでは判断ができない(大事な要素ではあるけど!)。
探りたいことは一緒に働くときのイメージ
成果物はあくまでリリースや納品など、最後の瞬間を切り取ったものです。完成に至るまでの、プロセスがいかに大切か。だって、冷静に考えたら完成までの途中の状態が圧倒的に長いんだもの。
そもそもの目的は、きっかけは、どこからアサインされたのか...などのプロジェクトの全体像。
その随所随所でなにを考えて、どう行動したのか...などの本人のこと。
プロジェクトの全体像を採用する側はその会社に置き換えて考えています。会社ごとの前提を踏まえ、どう思考し行動してくれるか。それがイメージしやすいものが良いポートフォリオといえそう。
とはいえ、ポートフォリオだけだと100%無理
採用する側として改めて感じたことは、「一緒に働きやすそうか」が大きなファクターになるということ。
どう頑張ってもポートフォリオだけでそれを判断しきることは無理です。面接や面談の時間がいかに重要かを痛感しました。話すことでしか見えてこないことももちろんあるし、ちょっと見栄張ってるなとかもバレるんすね、びっくり。
面接練習とかやらなくてもどうにかなるっしょ。
とか言ってたやつ誰だ。めっちゃ大事。
限られた時間で、自身のことを伝え、さらに一緒に働くところまで想像させなくちゃいけない。めっちゃ難しい要求だし、練習しないと無理だ。
ポートフォリオをつくったから大丈夫、ではなくそれを踏まえた上で面談・面接をどう攻めるか。ある意味良いところを抽出できるポートフォリオと、ほぼ1回勝負の面接、それぞれでの自身の人格に一貫性があるかも意識する必要そうです。
どうやらポートフォリオから面談・面接まで、1セットでしっかりデザインすることが大切だぞという話でした。
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でも、面談をやったとしても採用かどうか判断するのめっちゃ難しいんですね。いや、考えたら分かることなんですけど、やってみてわかりました。
そこで弊社、体験入社を実施してみたんですがそれがすごく良くて。これはまた別でまとめたいと思います。
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