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「ニッチな分野で突き抜ける 」 F Ventures 福岡インターン弘中稜也(2019/10/28時点の記事)

※こちらは2019/10/28時点の記事です。弘中は2020年2月にて、F Venturesを卒業しております。

「TORYUMONって気になるけど、どんな人が運営しているの?」「インターンってどんなことするの?」と気になっていらっしゃる方必見です!

福岡でTORYUMONの運営やF Venturesインターンに関わる学生のみなさまを特集するコーナーを始めました。第一回目は、TORYUMON FUKUOKAの代表 弘中稜也さんにお話しを伺います。

現在、九州大学に通いながらF Venturesでインターンをしている弘中さん。高校まで野球をしていたこともあり、同世代のホークスの増田珠選手のファンなのだそう。お休みの日は、お祖父さんから受け継いだホンダのスーパーカブに乗って、ホークスの野球観戦に行くのが趣味だと話します。

<プロフィール>
弘中 稜也 (Hironaka Ryoya)
・1999年4月8日生まれ
・山口県出身
・F Venturesインターン
・九州大学工学部 地球環境工学科2年
・Twitter: @hiro_S_Fukuoka(弘中稜也@F Ventures)

目次
・自己紹介
・F Venturesインターンのきっかけ
・学生の立場から見た、福岡のスタートアップ環境
・弘中さんが注目しているスタートアップ
・F Venturesでインターンしてみて感じたこと、学んだこと
・TORYUMONの代表としての想い

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ニッチな分野で突き抜ける

弘中さんの、自己紹介をお願いします。

大学2年生で、九州大学工学部に通っています。この4月からF Venturesにインターンとして本格的に活動し始めて、今は11月のTORYUMON開催に向けて動いています。

工学部では地球環境工学科に所属していて、今後は東南アジアを中心に資源問題を扱う研究室に行きたいと思っています。理由は2つあって、1つは日本でこの研究は九州大学が1番で、国内で同じ研究がほとんど行われていないからです。せっかくやるからにはトップを目指して、ニッチな分野で研究を頑張ろうと思い、この研究を選びました。

2つ目は、多様性のある環境ですね。研究室の半分は東南アジアの方で、ここで大学生活を過ごしたら楽しそうだなと思いました。

アメリカで衝撃を受けた視点の違い

F Venturesインターンのきっかけとは?

大学入学時に機会に恵まれ、先輩起業家の方々からスタートアップに関する情報を教えていただきました。特に、nanoFreaks(ナノフリークス)という会社を起業した千葉佳祐さんは年上の先輩なんですが、今数千万円の調達をされていて、0から1を創るところの生の声を聞けて、すごく刺激になっています。

大学コミュニティの中で情報を集めつつ、福岡のスタートアップイベントに参加する中で、F Venturesの福岡を盛り上げる啓蒙活動と、若手に優しく熱く接してくださっている印象から、F VenturesのTwitterを良く見ていました。その後代表の両角さんに出会い、F Ventures主催のイベントに誘っていただき、自然とインターンをしたいと思うようになりました。

正式にインターンを始めたのは、今年の2月に九大のプログラムでアメリカに5週間留学したタイミングで、F Venturesインターンとして活動させてもらったのがきっかけです。アメリカはカリフォルニア州のサンノゼというシリコンバレーの東側に行きました。

特に刺激を受けたのは、現地の技術者の方から「もっとビジネスだったり、ファイナンスの勉強した方が良い」と言われたことでした。向こうの人って技術者でも、どういうものがお金になるのかを常に考えて動いているんです。大学生の僕はこんな技術を勉強したいと話すところで思考が止まっていたんですが、それを「どうやってお金にするか?」まで考えているアメリカの技術者は違うなと思いました。第一線で活躍している方はみなさま何かの分野で尖った方が多い印象でした。


VCの仕事から各分野の最先端を知る


VCとして、ファイナンスをやりたいと思ったのもこの経験がきっかけです。VCの仕事で面白いと思ったのが、いろんなスタートアップに関われるところです。起業家の方は一つの分野に対して突き抜けいる方が多いと思うんです。そういった方たちと機会を重ねて会うことによって、いろんな分野の最先端を知れるというところがすごく面白くて! 若い内にVCに関われるのは自分の人生を考える上でも良い経験だなと思っています。

学生の立場から見た、福岡のスタートアップ環境はいかがですか?
やっぱり福岡は、日本で一番行政がスタートアップに力を入れてくださっているのを感じています。それは山口にいる時から感じていましたし、福岡に来てからもその印象は変わっていませんね。何かやりたいっていう時にサポートしてもらえる環境だなと思っています。


恥ずかしい思いをしたときこそ、成長できる


反対に、福岡の課題だと思う面は、どこの大学生も大学に閉じこもっているところだと感じます。TORYUMONやF Venturesで、そういったものを打開していきたいですし、福岡全体として刺激し合える環境を作りたいなと思っています。実は、僕自身も大学1年の頃は、イベントに出ることは意識していたものの、キャンパスで過ごす時間が長くて、大人と話す時間や、他の大学の学生と話す時間がすごく短かったんです。結果的に成長スピードがすごく遅れてしまったと思っています。

大学生ってそこに閉じこもっていると、なんだか意識が高いようなことをして満足してしまうこともあると思うんですが、自分が成長できたときを振り返ると、恥ずかしい思いをしたときにこそ成長できたかなと。他の方とのレベル感の違いを突きつけられるような体験ってすごい大事と思っているので、そこも含めて今回のTORYUMONやこれからやっていく関連イベントは、高いレベルの人たちと出会えて、学生同士が刺激できるような環境を作っていきたいと思っています。


RATELの強みはeスポーツという特定分野で尖ることと、同世代チームの結束力

弘中さんが注目しているスタートアップは?

RATEL(ラーテル)というeスポーツの会社です。福岡と若手という2つの文脈で彼らはすごいと思っています。学生スタートアップの勝ち筋は2つ、1つは大人が理解していない分野で戦えることと、2つ目は、特定の分野で世界で戦えるレベルで尖っていることが大事だと感じています。eスポーツというこれから発展していく分野で、サービスを届けたいユーザーを明確にしてサービスを設計している点に魅力を感じます。

代表の信平くんもF Venturesの元インターンで、チームにも元インターンだった人もいるんです。そこの良いところは技術やできることだけではなく、人で選んでいる点ですね。強いチームは横の関係がしっかりしていることが重要で、長く一緒に過ごした結束力のある人を選んでるというのが良いなと思っています。またF Venturesの活動がこのように強いチーム作りに一役買っていることを表している例だと思います。

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Twitterで発信し続けることが、オフラインの広がりにつながっていく

F Venturesでインターンしてみて感じたこと、学んだことは何ですか?

F Venturesに入る前は、インプット目的でTwitterをやっていたんですけど、インターンでアウトプットの大切さを学んでから、自分からアウトプットも心がけてやるようにしています。

アウトプットするようになって、人とのつながりも変化してきました。東京に行くタイミングで東京に行くってツイートしたら、面識のない方が会おうって言ってくださって、オンライン上のつながりがオフラインに広がってきた時は、意識をして発信してきて良かったなと感じましたね。

特に刺激的だったのが、六本木での休学中の大学生起業家との出会いです。僕がファイナンスのことを話させてもらって、彼はプロダクトのことをいろいろ話しました。最初のファーストアクションはTwitterで仲良くなれて、どういった人かっていうのがある程度事前に見えたのが話しやすかったんだと思います。アウトプットを広げることで、スタートアップ業界の方とのつながりが広がっています。

F Venturesインターンの特徴として、Twitterの名前にF Venturesの名前を入れるんです。そこで責任を持ってアウトプットするっていうのがみんな意識の中にあって、どういった情報が良いのかや、パーソナルな部分のブランディングも含めてF Venturesという看板を背負ってツイートするって言うのを心がけているので、アウトプットの質も意識できるようになっているかなと思います。


TORYUMONがきっかけ作りの場に

TORYUMONの代表としての想いをお願いします。

今までの代表はTORYUMONを0から1にするところから関わっている方が代表をしていたんですが、僕は参加者から始まっています。この視点を活かして参加者目線を忘れずに、興味があるレベルの参加者にも価値のあるイベントにしていきたいと思います。

TORYUMONに向けた取り組みとして、スタッフは約5ヶ月前から30人弱集まって早めに動き出しています。TORYUMONに学生が集まることによって、単発のイベントだけではなくて長期的なコミュニティーが広がることで、参加者からチームができたり何かを始めるきっかけになったり、次のTORYUMONにつながるものになったら良いと思います。多くの学生が中心となって、福岡スタートアップ全体のレベルの底上げをしていければという想いです。

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※こちらは2019/10/28時点の記事です。弘中は2020年2月にて、F Venturesを卒業しております。
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TORYUMON のスタッフ・F Venturesに興味がある方へ


F Venturesには挑戦したい若手に向けた4つのステップが用意されています。

 
1.最初のステップはTORYUMON のスタッフです。
2.次にインターン研修候補生として、インターンに必要な知識を学びます。
3.3番目のステップがインターン。実際にVCとして経験を積むことができます。
4,最後のステップは、F Venturesの社員になる。もしくは起業する選択肢があります。

今までの実績として、インターン卒業生2名が起業をして、F Venturesから投資に至っています。今後も、F Venturesの卒業生が起業する場合、全面的なサポートを行なっていきます!

TORYUMONスタッフはVCや起業を目指す方ではなくても、学生時代になにか挑戦してみたいという方を募集しています。

インターン採用のステップに進んだ方には、イベントはもちろん、実際のF Venturesが起業家と行う投資検討の面談にも同席し、様々な分野の起業家と会う経験ができるチャンスがあります。


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