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イスラエル記 2日目 テルアビブのスタートアップ調査編

みなさん、こんにちは。
F Ventures アソシエイトの早坂です!

さて、昨夜エルサレムからテルアビブにバスで移動してきたわけですが、出張二日目の今日はテルアビブにあるイスラエルのイノベーション庁と現地VCのJakore Venturesにお邪魔してきました!

最初に、イスラエルのスタートアップを促進させているイスラエルのイノベーション庁を訪問しました!

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イノベーション庁では、いかにしてイスラエルのスタートアップが海外に出ていくのかということについてお話を伺いました!

イスラエルは人口800万人の小さな国で、そのマーケットサイズは日本と比較しても非常に小さく、イスラエルで生まれるほとんどのスタートアップは海外展開を行うか、あるいはエグジットとしてバイアウトを好むそうです。

そのため、政府が海外展開をアシストすることには非常に意義があり、また高い技術を持つイスラエルのスタートアップにとって、とても重要なことです。

ただ、今後はスタートアップがバイアウトを目指すという流れを変えて、IPOを目指していくような流れを作っていこうとしているそうです。

イスラエルのイノベーション庁の視察を終えた後は、イスラエル現地のVCであるJakore Venturesにお邪魔しました!

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イスラエルで一番高い高層ビルの57階にオフィスがありました↓画像2

こちらでは、イスラエルの文化や人間性、歴史的背景、政府からの支援などの視点からなぜイスラエルがスタートアップ大国になり得たのかを教えていただきました!

お話を伺っている中で、やはり、政府が国をあげてイスラエルを盛り上げようとしていて、その方針がうまくはまっていることがイスラエルのスタートアップが各国から一目を置かれるまでになっているという印象を受けました。

また、戦争がいつ起きてもおかしくないということやユダヤ人が多く、彼ら自身が領土を持たず、いつなくなってもおかしくない状況で脈々とその血統を繋いできたことが人々に危機感を与え、その危機感イスラエルのスタートアップの特徴を形作っていると感じました。

その危機感から、失敗をしても、時間は限られているのだから、すぐにまた挑戦していこうというような起業家精神であったり、少しずれますが、戦争が起きやすいからこそ、常に軍事技術を発展させる必要があり、また軍事技術を民間向けに利用しても良いという政府の動きが技術力の高いスタートアップを生み出し続けているというような技術的な部分を支えているのだと思いました。

そういったものを考えると、日常生活の中でも常に危機感を持つという一見するとマイナスなイメージに聞こえてしまいますが、それこそが今のイスラエルに非常に影響を与えており、僕自身ももう少し危機感を持って生活をしていこうと思いました。

ちなみに、イスラエルにはC向けのスタートアップは少なく、B向けが主体なのですが、その要因は人口が少なく、ユーザーを国内で確保できないことにあることが改めて判明しました!

また、高い技術を持ったB向けのスタートアップが多いことが、そのようなスタートアップを買いたい大企業にバイアウトする流れができていることにつながっています。

さらに、イスラエルで過ごしてみてわかったのですが、高い技術力を持っているので大枠で見ると非常にハイテクなのですが、C向けのサービスが少なせいか、生活自体がハイテクというわけではなかったです。(Birdと配車アプリのGettは最高でした!笑

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今日はイスラエルのスタートアップの中心的なところにお邪魔をさせていただいて、興味深いお話を色々と教えていただけて、本当に有意義な1日になりました!

そして、本日がイスラエル出張最終日ということで、最後の夜はJakore Venturesの方おすすめのバーで、美味しいお酒とご飯をご馳走になりました!
ごちそうさまでした!(写真撮り忘れちゃいましたm(_ _)m)

最後に、このような機会を与えてくださった方々のおかげで、有意義な滞在期間を過ごすことができ、本当に感謝しかありません。
また、この出張を通して、イスラエルという国が世間一般的に考えられているような危険な国ではなく、親切な人が多く、ご飯も美味しくて、何よりスタートアップが非常に発達している素晴らしい国であることが再認識できました!

来年から日本からイスラエルへの直行便もできるので、ぜひ一度は訪れていただきたいです!

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