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福岡市スタートアップ地図2020公開〜行政のスマートシティ戦略が進み、海外ユニコーンも福岡市で実証実験〜

はじめに〜新型コロナウイルス感染症の状況〜

まず、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々及びご家族・関係者の皆様に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方には心よりお見舞い申し上げます。また、医療従事者はじめ、行政の皆様等、感染拡大防止にご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。2020年4月7日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、政府より福岡県を含む7都府県に緊急事態宣言が発令されました。F Ventures LLP有限責任事業組合としましても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、運営方針を発表させて頂いております。

2020年版の福岡市スタートアップ地図について

F Ventures LLP(拠点:福岡県福岡市博多区、代表パートナー:両角将太)は、2017年より例年作成している「福岡市スタートアップ地図」の最新版、「2020年版」を作成した事をお知らせ致します。

昨年に引き続き、これまで作成してきた地図の更新に加え、以下のGoogleマイマップを導入することで、より実用的に利用いただける仕掛けをご用意致しました。

1.福岡市における新型コロナウイルスの対策


民間の動きとしては、福岡市のスタートアップ支援施設Fukuoka Growth Next(以下、fgn)では、新型コロナウイルスに関連した情報発信やピッチイベントなど、イベントのオンライン化を進めています。また、株式会社タイミーは、ナッセ、チャリチャリ(旧メルチャリ)と協力し、福岡のデリバリー&テイクアウトサービス「ゴチ送」を手数料無料で始めました。また、fgn入居スタートアップである株式会社Napps Technologiesは、誰でも簡単にテイクアウト予約をWeb上で受付できるクラウド店舗作成ツールをリリースしています。

また、行政の動きとしては、新型コロナウイルス感染防止に向け、福岡市は政令指定都市では異例の独自経済政策として、約100億円もの支援策を発表しています。この支援の中には、中小企業向けの融資策や医療関係者への金銭的な補助、飲食店の宅配利用を促すための電子決済を対象としたポイントやクーポン還元の施策も取り入れられています。

さらに、福岡市の高島市長は医療・介護関係者に感謝の気持ちを伝える「Friday Ovation」という取り組みを提案し、多くの方がSNSに投稿しました。この取組みは金曜日の正午に、「#fridayovation」のハッシュタグをSNSで投稿するもので、HKT48も参加し、福岡市だけでなく全国に拡がっています。皆さんもぜひ毎週金曜日の正午にSNSで投稿し、医療・介護関係者に感謝の気持ちを伝えましょう。

※福岡市の新型コロナウイルス感染症に対する状況はこちらにまとまっています。

2.福岡市LINE公式アカウントがリニューアル、スマートシティに向けて本格的運用へ

福岡市では行政手続きなどをLINE公式アカウント上で行う取り組みを行ってます。福岡市公式アカウント上では、粗大ごみ収集の申込みも可能になり、その他市民の生活に関わる情報が簡単にアクセスできます。また、引っ越しに必要な手続きなどをLINE上で調べることができ、そのまま引っ越しのオンライン予約サービスまで行うことができます。

2020年4月にはfgnに拠点を置く株式会社gazとLINE Fukuoka株式会社により、福岡市公式アカウントがリニューアルし、より必要な情報にアクセスしやすいデザインとなりました。

3.海外ユニコーンの実証実験はじめ、シェアリングサービスの発展

九州大学箱崎キャンパスの跡地を利用したスマートシティ実現プロジェクト「FUKUOKA Smart East」が発表され、多くの実証実験が行われました。
2019年8月には米国の電動キックボードスタートアップ2社「Bird」と「Lime」が貝塚交通公園で実証実験を行いました。また同年10月に日本の電動キックボードスタートアップ「mobby ride」が九州大学伊都キャンパスで、2020年2月には「Luup」がJR博多駅前広場で実証実験を行いました。

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そして、福岡市中心に展開しているシェアサイクル「メルチャリ」は2020年4月1日をもって、「チャリチャリ」に名称を変更して運営されます。また、同時に「福岡スマートシェアサイクル」事業予定者にも改めて決定し、2020年秋頃からは電動アシスト自転車の投入も予定されています。現在の状況でも、三密を避けるための移動手段やデリバリー配送手段として、利用されているようです。このほかにも傘のシェアリング「アイカサ」やモバイルバッテリーのシェアリング「ChargeSPOT」など多くのサービスが福岡市で使うことができます。

4.若年層の活発化〜インターンに参加する学生が増加〜

「TORYUMON」や「明星和楽」などのイベントにより、起業やスタートアップに興味を持つ学生が増えつつあります。第6回TORYUMON(2019年11月)には200人を超える学生が参加しました。また、TORYUMON内にて、福岡に拠点を置くスタートアップと学生をマッチングする企画も行われ、実際にマッチングに成功し、インターンに参加する学生も多数います。

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fgnとスタートアップ地図のコラボアート誕生

弊社で例年編集している「福岡市スタートアップ地図」がついに、fgn様ご協力の元、fgn施設内に展示されることになりました!スタートアップ地図を参考に作成されたアート作品が、施設1Fの黒板に展示しております。感染症の拡大が収まった後、福岡にお立ち寄りの際に足を運んで頂けますと幸いです。

今後も福岡市の魅力、またスタートアップの関連情報をこの「TORYUMON Journal」で発信しますので、どうぞよろしくお願い致します。

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調査概要

調査名:福岡市内スタートアップ拠点調査
調査期間:2020年1月~3月
調査対象:福岡市拠点のスタートアップ、スタートアップ関連企業等
調査方法:ネットリサーチ、ベンチャーキャピタルへのヒアリング等

また本件に関するお問い合わせ、ご指摘等は以下のフォームにて受け付けさせて頂きます。

参考資料

Bird/Lime実証実験
https://jp.techcrunch.com/2019/08/31/bird-first-park-trial-in-japan/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000018441.html
Luup実証実験
https://luup.sc/news/0048/
mobby実証実験
https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/kikaku/mirai/fullsupport_mobby.html
Fukuoka Growth Next
https://growth-next.com/ja
チャリチャリ(メルチャリ)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000048038.html
gaz×福岡市
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000045713.html
タイミー飲食店
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000036375.html
インターンマッチング
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000018441.html

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