
【取説】SSL X-orcism Ⅱ
Solid State Losic(以下、SSL)社からの公式プラグインで、無料配布は珍しい。SSLは実機の老舗メーカーですが、DAW全盛の近年では実機モデリング系のプラグインに力を入れています。
ハロウィンコラボでドクロマーク、さらには"VOICES FROM THE CRYPT"と書いてありますので、ホラー系の音作りをめざす空間系エフェクトプロセッサーなのでしょう。読み方は多分、エクソシズム(Exorcism)。
とりあえず触ってみます。

ECHOES:読んでそのままエコー(=Delay)です。パラメータは0.0~13.0でカンマ1桁まで設定でき、エコーの効き具合を調整します。
CRYPT SIZE:地下室の大きさ!要するにDelay timeで、ms(ミリセック)表記。ECHOESを10時くらいから始めて、CRYPT SIZEあげていきながら、ちょうど良い塩梅に調整していくとよいと思います。
TOMBVERB:トム?誰?Tombは墓場か。リバーブです。プレートリバーブっぽい響きです。結構綺麗な響きなので、個人的にはこのリバーブだけ差すのもありかと思いました。特にDTM無課金勢にはお勧め。
GHOUL:グール、西洋の悪魔です(=フォルマント設定です)。6.5がデフォルトで、0に近づくにつれて太い音、13にいくと細い音になります。
WAIL:嘆き?音に揺らぎを与える、モジュレーターです。
HOWL:遠吠え?HOWLING(ハウリング)とは少しまた印象が異なりますが、風が吹き荒れるような音の大きさを調整できます。
MIX:DRYがバイパス、WETに近づくにつれて、プラグインの効果が100%に近づきます。
OUTPUT:入力信号に対して、出力信号の大きさを調整します。この手のプラグインであれば、バイパススイッチをON-OFF切り替えた際に、聴覚上同じくらいの音量に調整しておくと使いやすいと思います。
なんか全体的にスベってる感じしますが、ハロウィンに対しての価値観の違いから来るギャップなのでしょうか・・・?それでも私は大好きです、SSL。
無料配布ページは以下より。
X-Orcism II