「Take Cover」Mr.Big
今聴いてる楽曲レビュー。Mr.Bigの「Take Cover」です。
ドラムソロから入るイントロが印象的です。徐々にウワモノが乗っかり、キャッチーなギターリフにつながっていきます。2020年代では、こんな長いイントロは絶滅種ですかね。
サビ終わりのシンコペーション的な変拍子(ちゃんと聴けば、4/4, 4/4, 2/4なだけですが)が比較的単調な曲の流れの中で良いアクセントになっています。
ラスサビ前がわかりやすいですが、ビリー・シーンの輪郭のはっきりしたベースプレイが好きでした。
Mr.Bigといえば、まず始まりは「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」でした。ドリルソングという最初で最後のジャンル、ソロをドリルで弾くという速弾きを極めた先に行き着いた境地ですね。
この曲も何気にサビはキャッチーで、Mr.Bigは日本のマーケットもかなり意識していたと思います。
アコースティックライブのアルバムにも収録されているのですが、アコースティックでもドリル使ってるのが相当イカついです。
アルバム「Get Over It」以降、ポール・ギルバートからリッチー・コッチェンにギターが変わって、よりポップになった印象がありますが、当時この辺までは追いかけてました。
なお個人的には、「Dancin' Right Into the Flame」「Where are they, now?」など、ノスタルジックなバラードも必聴です。
Mr.Bigはまだまだ語れるなあ。長くなるので、またの機会に。