Ninechocorate物語第四話~ありがとう、今日もそこにいてくれて~
M社について少しかいていきたいと思います。M社の正式名称はmiuzic Entertainment
‥なんて読むんだろう。素直に英語的な読み方をするとミウジクとなると思うんですけど多分ミュージックでいいと思います。
絶対このMiuzicはつづりを間違えると確信してたので僕はここまでM社と書いていました。
だから別に伏せていたわけじゃあないんですよ。
いかにもミュージシャンで音楽作家といった風貌の近藤薫さんが社長の会社です。
そしてM社が所属するアイドルの曲は近藤薫さんが作詞作曲をしています。
彼は社長業の他に曲作りとプロデュース、ライブ中の写真も撮ってたなぁ‥。なにより現役のミュージシャンです。
何足のワラジを履いてるんだって話です。体力と才能両方を持ち合わせている人はうらやましい‥。
他のスタッフも皆なにかしらパフォーマンスやってた人じゃないかなぁってそんな雰囲気のmiuzic Entertainment。この話でも引き続きM社と書くことにします。
Ninechocoratesの演目は2023年3月現在、カバー曲(かつての近藤薫氏作品)も多く
書下ろしは「自撮りモンスター」、「ミラクルカラフルグロウリィ」、「君とコーヒーカップとフレンチポップ」、「ナインチョコレート片思い」の4曲、
カバー曲にしても書下ろしにしても、なんとなく近藤さんの意図やこのタイミングで歌わせる意味やストーリー、演出が見えます。
デビュー前から知っていると余計にね。
さてこれからもNinechocoratesの物語は進むわけですが、
とりあえずのさんたろうが記すナインチョコレーツ物語のクライマックスのはじまりはじまり
タイトルはそうだな「ありがとう、今日もそこにいてくれて」にします。
タイトル全部歌詞からとってるんすよ!オシャレでしょ?(謎のドヤ顔)
前回のあらすじ
見事にやれんの!?シズブン!をフルハウスで成功させたNinechocorates
年末にさしかかる11月、研究生チームが発足する。
てことは、だれかやめるの!?
4-①
12月24日クリスマスイブにM社所属のパフォーマーによる対バンライブが開催された。
一応対バンライブについて説明しておくと、いろんなグループが30分くらいの持ち時間で交代交代でライブする形式を「対バン」という。
出演はM社所属のパフォーマンスチーム総出演。
若さ溢れる元気いっぱいの6人編成のアイドルno flter
ピアノの弾き語りでしっとりと歌い上げるシンガー織田信長の織田に美しい海と書いて織田美海(みう)さん
我らがNinechocorates
歌唱力は抜群!静岡県民なら知っている「思い出の交差点」を歌った太田克樹さん率いる三人組メンズユニット:サイレントラプソディー
君たち20歳そこいらの娘さんだよね?と思えぬ完成度を持つM社の女帝感ある5人組ユニット:ロザリオクロス
そしてギターボーカル社長近藤薫氏と太鼓叩きながら歌う小林秀樹さんの二人のコンビ「moZuku」二人とも50歳!
声出し解禁のライブで観客もおおいに湧いた楽しいライブだった。
特にベテランのmoZkuのライブが印象的だった。
社長業をしている近藤氏はステージ上でのたたずまいも固い印象。
一方で小林さんは終始ニコニコしてて柔和な感じ、
「ステージの上はいつ上がってもキモティーな!オイ!」そういってるような笑顔。
社長と付き合いの長い小林さんはMCも遠慮がない。
「薫よ!おまえはほんと金の話が好きだな!いーよいーよ仮にお前が先にしんだら一円のこらずカンオケにいれてやるよ!
だから、、通帳俺にチョーダイ!」
観客爆笑。(((((そういうかんじなんだ)))))って皆思ったと思う。
解りやすいフリつきのアガる曲「ふぁいてぃん~サヨナラなんて怖くない~」って曲が多分その日一番盛り上がった。
♪知りたい聞きたい君のこと
♪触れたい触れたいその心
♪それは光のパレードかもね
♪朝も夜もないくらい
♪君で僕は溢れてる 昨日までの自分にそうBye Bye!
♪サヨナラなんて怖くない!サヨナラなんて怖くない!サヨナラなんて怖くない!
♪ふぁいてぃん!ふぁふぁふぁふぁいてぃん!
男性にしては高音で音割も多い歌をばっちり歌いこなす小林さんの技量の高さ。
無理めな恋に挑む若い男の歌、もしくは変化を恐れず夢に立ち向かう男の歌に聞こえた。
サヨナラなんて怖くない:きっと今日を超える日に俺は到達できる
サヨナラなんて怖くない:だから大丈夫!
サヨナラなんて怖くない:強がりなんかじゃないさ、サヨナラなんて、怖くない
(だから)ふぁいてぃん!(闘え)ふぁふぁふぁふぁいてぃん!
爽やかな曲だ。
とにかく小林さんがかっこよくて、俺もこんな50歳になりたいな、と思った。
近藤社長、小林さん普通に物販特典会もやっててファンもしっかりついてて50歳でしっかりお客呼べることに驚いた。
サイレントラプソディーがサンタコスではしゃいだり
初の声出しライブに戸惑うナインちゃんがいたり
織田信長の織田に美しい海で織田美海ですって曲ごとに自己紹介するんだ!ってしたり
ノーフィルターがきゃきゃとしたパフォーマンスをしたら
ロザリオクロスがビシっときめたり
なかなか層が厚くて魅力的なグループいっぱいじゃないのM社!とおもったものだ。
12月24日、僕の業界は超繫忙期で正直寝て過ごそうかと思ってたけども、
行って良かった、素敵なクリスマスイブになったなと思えた一日だった。
4-②
youtubeで一番目を引くのが【ご報告】と【謝罪】動画らしい。
間違いないのは【ご報告】の文面は人の心拍数を上げるよね。
年があけるがいなや、二つの【ご報告】がNinechocorates界隈を走った。
一つ嬉しい【ご報告】は2月12日ライブハウスロキシーにてお昼に澤口あおい生誕祭、夜にNinechocorates単独ライブをやるということがきまりました。
おお再び単独ライブがみれてしまうとは!うれしいお知らせだった。
エリカスパルサであおいちゃんにライブ来ておくれ、と言われたので一日通しでいくことにした。
もう一つ1月に【ご報告】があった。
青色担当逢川あおちゃんが3月をもって卒業する、ということだった。
本当にデカイ報告じゃないか!
デカイというか8人そろってNinechocoratesです!って状態になる時期があるかもしれないのか
‥それはさみしい‥
お披露目ロキシーで友人になったヲタ仲間はここまで喪失感のある卒業宣言は初めてだ‥と心中を語ってくれた。
彼女、あおちゃんにはファンも多い。
ファンと本人は似る、というなんの根拠もない法則がある。
あおちゃんのファンは年を取ってても、若くても、とてもさわやかで紳士的なヲタクばかりである。
‥その法則通りあおちゃんはさわやかで清楚である。
卒業が決まってからカドデで定例フリーライブがあった。
その様子は別に記事を書いているからみてもらってもいいかも、いつも通りって言い方をすると違和感があるけども、
いつも通り?前よりもより一層成長したナインチョコレーツのパフォーマンスだった。
個人的な話になるけども、その日はちょっと親しい人が亡くなってナーバスになっていたので救いにもなった。
この日のことは別記事にも書いるのでリンクよかったら読んでね。
ナインの日から仲良くしてもらってるヲタ友と話をした。
「‥もうちょっとでもう一段先というか、ググっと揚力に乗れると思うんですけどねと僕。」
「いや‥寂しいですねぇ‥メイドさんやロザリオクロスの萌子ちゃんも卒業しちゃうみたいだし。」
「4月、年度末ですから、オタクの人も静岡県離れる人もいるかもしれませんねぇ‥。」
「年度末‥かぁ‥」
この寂しさを共有する友人がいて良かった、と思った。
そしてクリスマスイブに社長のバンドが歌った「ふぁいてぃん~サヨナラなんて怖くない~」をNinechocoratesでカバーすることが決まった。
元々はDELAというアイドルグループに近藤氏が書き下ろしたものらしい。
改めて歌詞を見返してみると、♪サヨナラなんて怖くない と ♪ふぁいてぃんを連呼している。
歌詞だけ読んだらば
サヨナラなんて怖くない!‥ワケないんだよなぁ‥
って歌のように思える。
まぁナインチョコレーツがこの曲をどう料理するのかはわからなかったけど
卒業するあおちゃんにこの曲を送るのは近藤社長の最後の試練か、それとも贈り物だろうか?
4-③
さてこの物語をナインチョコレーツのセカンドワンマンで一旦終わらせていただきたいと思う。
何故か、というと、勿論伸びしろはまだまだ残しつつもナインチョコレーツの完成が見えたからだ。
今回の演目の目玉はシャッフルユニットカカオ、ココアバター、シュガーの3チーム
カカオ:澤口あおい、逢川あお、我らが天崎ことり
ココアバター:愛須ぴぴ、加橙みゆう、冬乃すずな
シュガー:あいら姫、がうちゃん、蓮井そら(うーん!ザサブカルチーム!)
三グループ三様の演目だった。
けど一番目を引いたのはココアバター、
ぴぴちゃんとみゆうちゃんは共にダンスも歌も腕に覚えがある感じ。でも流派が違うのか、そのダンスの印象が大きく異なる。
ぴぴちゃんのダンスが滑らかで妖艶なものだとすると、みゆうちゃんはキビキビとしたパワフルな動き
その二人が張り合うかのようにダンスバトルしているように見えた。
そして龍虎合間うその二人の間にまだ幼く、龍になろうとする錦鯉(すずな氏)がくらいついているみたいな。
瞬き厳禁の迫力があった。
アンコール前の最後の曲は新曲のふぁいてぃん~サヨナラなんて怖くない~だった。
「一人ずつコールの練習をしてみましょう!」とみゆうちゃん
ファイティン!ファファファファイティン!のリズムに合わせて
あおい!ア、ア、ア、アオイ!
ぴぴちゃん!ピピピぴぴちゃん!
ことりん!ココココトリン!
アイラ!アアアアイラ!
みゆう!ミミミみゆう!
がうち!ガガガガウチ!
あおちゃん!アアアあおちゃん!
ソラチ!ソソソソラチ!
「それじゃあホンバンいくよーファイティン!ファファファファイティン!」から始まる「ふぁいてぃん」はやはり別れの切なさと折り合いのつかなさを感じさせる曲となっていた。
特に最後のあおちゃんが任されたパート
知りたい聞きたい君のこと
触れたい触れたいその心
それは光のパレードかもね
朝も夜もないくらい
君で(ナインのことで)僕は溢れている
昨日までの自分にそうバイバイ
サヨナラなんて怖くない:怖くないわけないでしょうが
サヨナラなんて怖くない:変化や別れが怖くないわけないでしょうが
サヨナラなんて怖くない:でも前にすすむしかないでしょう?
(だから)ふぁいてぃん!ふぁふぁふぁ(だからだから)ふぁいてぃん!
お披露目の日から数えてセカンドワンマンの日で活動半年だったそうな。
僕の中ではお披露目からどんどんナインチョコレーツが進化し続けるその様子はまさに光のパレードだった。
メンバーとしては朝も夜もないくらい、ナインのことで頭いっぱいでないとそんな奇跡は起せないハズで‥。
でもそんな日々にも終わりが来て‥。それが怖くないわけがないわけないじゃん。
ナインチョコレーツを卒業して一人で進んでいくには:サヨナラなんて怖くないっていうしかないのだ
そしてナインチョコレーツとして前に進んでいくには:サヨナラなんて怖くないって宣言するしかないのだ
だから Fighting!(闘え)ふぁふぁふぁいてぃん(闘え!)
まだ逢川あおちゃんの卒業公演はまだだけど、
ナインチョコレーツの皆の気持ちと、あおちゃんの決意は感じることが出来た。
これでほんとに卒業公演になっちゃったらどうなっちゃうんだろう。。
4-④
完全にステージのいなくなった舞台にヲタがアンコールを求める。
ナ!イ!ン!ナ!イ!ン!ナ!イ!ン!
ヲタ一丸となってナ!イ!ン!を呼ぶ。
アコースティックギターとクラップ音に乗せてあおいちゃんがヒョコンとでてきた。
次の小節にはぴぴちゃんがピョコンって
これお披露目の時の「前髪の決意」じゃねぇか!とここで悟った。(気づくのが遅い!)
クライマックスとお披露目を繋げるとはやるねぇ!近藤先生!
コトリン登場のタイミングには「ことりーん!」とコールをいれることができた。
それに続いて出てくるすずな氏には「すずなー!」と誰かがコールを入れてくれた。
「あいらー!」「みゆう!」「がうちゃー!」「あおたーん」「そらちー!」
アコースティックギターに合わせてメンバーがつぎつぎ登場する。
これこれ!これがやりたかったんだよ!
ナインチョコレーツは、ささやかかもしれない、だけど、けして実現が簡単でなかっただろう僕の夢をかなえてくれた!
「ソラチー」のコールが終わった後
「9人揃ってナインチョコレーツ!」
とコールを入れようとしたけど出来なかった。
ステージにいる9人が誰一人かけても出し得ない熱いエネルギーが吹かせた風に圧倒されてしまったようで‥。
いや実際のところ間違いなくあの瞬間のナインチョコレーツはキラキラ光っていたしステージを圧倒する風を放っていた。
あおいぴぴことりすずなあいらみゆうがうあおそらの九人すべてが噛み合ってNinechocoratesの「完成」を僕は感じた。
「前髪の決意」を歌い終わった後すずな氏は泣いていた。
最前であんだけ泣いていたんだから多分声だしてオイオイ泣いていたんじゃないかな?
彼女はお披露目の時にも泣いていた。
その理由はここにはかかないけど、
この日の涙はここまでこれた自分への誇りと、ここまで連れてきてくれたメンバーとファンへの感謝と、とにかくそんなかんじの美しい涙だった。
でもここで泣くのは絶対違う、そんな顔してすずなちゃんは踏ん張っていた彼女の横顔は最高にかっこよかった。
ありがとう、今日も、そこにいてくれて
むすびとして
僕のNinechocorates物語はここで、すずな氏の涙のシーンで一旦完結といたします。
理由はあおいぴぴことりんすずなあいらみゆうがうあおそら九人の完成が見えてしまったから。その瞬間はマタタキするほど一瞬だったかもしれないけれどもたしかに存在しました。
でもねぇ、彼女たちの活動はまだまだ続いていくわけで、あおちゃん卒業した後も続いていくわけで、
あおちゃん卒業した後はまた違った変化、成長をみせてくれると思うのです。
彼女たちがどんな成功や栄光を迎えるのかできるだけ近くで見届けたいと自分は思っています。
特にことりんとそらちは贔屓して応援していくのでよろしくね!
まだお披露目から半年のナインチョコレーツ、今後にも期待です!
ではまた半年後くらいで!
予告
研修生チームって結局なんだったのよ!
薫、とりあえず俺はお前を信じるよ!
彼らはコロナで一気飲みコールと共に滅びたはずなのでは‥ならば俺はテスラmixつくっちゃおうかなぁ(理系)
これ書こうと思ったのがセカンド単独っだったから2月12日書き終わったのは3月21日、なんとかあおちゃんの卒業公演に間に合わすことができました。
これを書いてる間の一ヵ月本当に楽しかった!心からそう思ってます!
本当にNinechocoratesもそのファンも裏で動いてる方もありがとうございました!
富士さんたろうが2023年3月21日に記す。