ゴルフは自己責任でお願いします。
私は雨が降らない限り、週に1回はゴルフをします。
ゴルフというか、もはや運動ですね。
いつも行っているゴルフ場は、私が若い時には「絶対に行けない」という高級ゴルフ場でした。
しかし、経営者が外資系の会社に変わり、今はとってもリーズナブルなゴルフ場になってしまいました。
そのせいか、平日でもすごく混んでいて、多い時には70組も入っているゴルフ場です。
特に今は、若い子や女性も多く、どうしても詰まってしまって、待ち時間が長くなってしまいます。
自分たちで言うのもなんですが、私たちの組はプレーがすごく早いです。
PLAY VERY FASTです。
いつも一緒にラウンドするおじさんたちは
「ゴルフの腕はたいしたことないけど、プレーの早さだけはシングルなみや」
とか言って笑っています。
先日、前の組が3人の若い男の子たちでした。
ゴルフ場の人も私たちが回るのが早いのを知っていて、できるだけ間を空けるように気を使ってくれているのですが、どうしても追いついてしまいます。
いつも通り、仕方ないな、とわちゃわちゃ。
すると、前の組の一人の男の子が、
「静かにしてもらえませんか。あなたたちのせいでプレイに集中できません」
と怒鳴ってきました。
散々、怒鳴り散らされて、
「ゴルフは紳士のスポーツでしょ。あなたたちにはゴルフをする資格はない」
とまで言われてしまいました。
「は~、紳士はゴルフ場で人に怒鳴り散らさんと思うけど」
と、私は少しイラっときたのですが。
長年ゴルフをしていますが、私も一緒に回っているおじさんたちも、「うるさい」なんて言われたことは、一度たりともありません。
マナーもわきまえているつもりですが。
しかし、おじさんたちは、
「お兄ちゃん、邪魔してごめんな。すみません。」
と謝ったのです。
私は全然、納得いかなかったのですが、
おじさんたちはなぜかニヤニヤしています。
「まぁ、黙って見ときて」
前の組のティーショットを黙って見とけと言われたので、みんなで静かに見ていました。
一人目OB、二人目もOB、そして怒鳴り散らした子はチョロ。
次のホールもまた、追いついてしまって、前の若者たちのティーショットを黙って見る羽目に、
一人目OB、二人目OB、怒鳴り散らした子はナイスショットでしたが、二打目OB、、
その後もOB連発、池ポチャ、チョロと、
「どないなってんねん」という有様。
おじさんたちは大笑い。
「あいつら、自分で自分のハードル上げてんねん」
「自分で自分の首をしめてどないすんねん」
まぁ、なんとも意地の悪い大人たちでありますが、プロじゃないんだから、
黙って見られるというのがどんなにプレッシャーになったことか。
心中お察しいたします。
「あの親父たちのせいで、今日は散々やった」
とか言いながら、彼らは帰っていったのでしょうか?
私なら、怒鳴り散らした彼を恨みますが、、
ゴルフはミスが当たり前のスポーツだと私は思っています。
ゴルフをしている人はみんな感じてるんではないてしょうか。
だから、ナイスショットをすれば、
「みんながほめてくれる」
それが嬉しくて楽しいのです。
そしてやめられなくなるのです。
「ゴルフはメンタルなスポーツだ」
とつくづく感じたラウンドでした。
私たちを怒鳴り散らした若者よ、ミスは自己責任でお願いします。
というお話でした。