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ところで冬滝ってどんな奴?

──6月某日。

連続インタビュー企画を終えた冬滝氏のもとに、私は伺っていた
どうも、はじめましての方がほとんどだと思います
橘 雪(たちばな ゆき)、またの名をEl Shionheartという者です
(終わってない)

今回はこの連続企画の最後の締めに、
インタビュワーがインタビューされてみるという趣旨のもと、
私、橘が冬滝氏にインタビューを行ったものとなります
(最後の締めにはなりませんでした。ごめんなさい。)

※お前誰だよって人に向けて
冬滝氏と以前某コーポにて同時に属していた者です
普段はのんびりゴーレムとかオルカとか乗り回しながらこんなの書いてます

では前置きも程々に、早速本文です、どうぞ。


EVE歴どれくらい? てかLINEやってる?

冬「えーっと...2018年ぐらいに一度始めたんだけど、
       その時入ったどっかの初心者向けコーポ的なのに入ったのが最初かな。         そんときによくわかんないままフリート入って、輸送艦キルしたのが実         は一番最初のPvPキルだったりするんだよね。
  んで、この時はこのゲーム面白いなーって思ったんだけど、
        VC部屋には新人しかいなくて、
        EVEまったくわかんない新人同士喋ってても面白くなかったんだよね。
  当時はTeamSpeaksでVCやってたけど、
       本社連中は多分別の所で喋ってたのかな…?
       んで、1週間ぐらいしたらやらなくなってたんよ。」

橘「そもそもTeamSpeaksを使ってるのも日本じゃ珍しいというか...」

冬「まぁね。 んで、次にやったのがこないだの再日本語化の時。」

橘「20年の冬、12月ですね。 私もちょうどその時期にEVE始めたし、
      事実上ほとんど同期ですもんね。」

冬「そうそう。
  んで、その時に同じような感じで同時期に始めた人らの集まり的な
  コーポ...えーっと、Star Ship Samuraiってとこに入って、
  師匠って言える人に色々教えてもらったんだよね。
  もうその人EVEやってないんだけど。
  その気になればL4ミッションはカラカルでクリアできるとか、
  そういうの。 特にドローンとかミサイル、
  それに敵の弾の避け方とかよく教えてもらってたかなー。」

橘「前に言ってたL4でカラカルがどうこうってそこだったんですか。」

冬「そっそ。 で、その後はまぁ前も言ったけど、ITRST入って、
  100日で社長代理になって、コーポ潰して、今ACC。
  で、EJT運営メンバーになって、何故か週イチで記事書かされ...
  書いてるってワケ。」

意外かもしれないですけどたった一晩でコーポって普通に滅びるんですよね
─橘 雪


EJT運営メンバーになってみてどうでしたか?

冬「まず週イチで記事書くことの意味わかってたmasaさん?
  意外と簡単そうに見えるかもしんないけど、
  なんだかんだ人に見せられる文章作るのって結構大変だし、難しいよ?
  まぁ、自分はある程度できたけど、さも当然かのようにmasaさんに
  やれって言われてビビったし笑ったよね。
  もっとさー、レフェリーとか、
  ルール考えたりとかやりたかったなー…って、 
  ルール作りとかやらせてくれなかったしなー。」

 「なんて言うかさ、
  他の運営メンバーがちゃんと仕事してるかどうかが
  他の運営メンバーからですらちゃんと見えないせいか、
  イベント運営やってるって感じしなかったんだよね。」

 「あでも、最近Thunderdomeの運営権限がもらえて操作方法とか、
  後はレフェリーの話とか出てきたから
  イベント運営感出てきたのかなって。
  でも、
  もうちょっとメンバー間の確認とかそういうのがあると
  良かったかなってのと、
  ここまでの期間にもっとEJTの宣伝とかあっても良かったでしょって。」


さて、話は変わりますが、今FWシステムのアソウノン星系を巡って公式イベントライクなものが進行中ですが、FWの改変予定などについてコメントをお願いします

※編集注: アソウノン星系 ─ プラシッドにある紛争宙域、EDENCOMが極秘施設をカルダリ/ガレンテに断りもなく建造していたことが発覚し、両軍がアソウノン星系が属するサースルドコンステレーションの支配権を巡って大規模抗争中、記事掲載時点(7/9)ではカルダリが支配中

冬「とりあえず人が集まるコンテンツになるならなんでもいいよ。」

橘「そら全く持って仰る通りで。 新しいシステムでは前線システムという形 
  で明確に戦場が指定されることになりますけど、
  これで人の集まりの悪さは改善されていくと思います?」

冬「鉄火場がちゃんと決まるっていうか、ここに集まればvPができるという 
  場所になればいいんだけど、このシステムがあろうとなかろうと、FWっ
  ていうものそのものがちゃんと稼げるとか、単純に楽しいとならないと
  そもそも人は増えないんじゃないかな。
  前線が決まってても、兵士そのもの人数が足りてないっていうか、そっ
  ちの問題なんだよね。 下手するといないって言ってもいいかもしれな
  い。 アカウント数うんぬんじゃなくて、中身のプレイヤー数的な意味
  もね。 もうちょっと人が集まるようになればいいんだけどねー。」

橘「人の集まりっていうと、輸送やハッキング、潜入なども新しいシステムには予告されていますが、純粋にvPに限定されるコンテンツでなくなる点については?」

冬「餌が増えるってことでしょ、つまり。 無知だったり、操作に慣れてない人たちがvPの脅威に晒されるわけじゃん? でも、問題はその輸送とかハッキングとかしてる層が、vP脅威が間違いなくあるFWシステムに突っ込んでいけるぐらいの報酬の用意はあるのか? っていうところだよね。
  最終的なコンテンツで言うと、例えば、探検なんてフィラメントジャンプでヌルとか、WHとかになっちゃうじゃん? だから、意味あるのかなって思うよね。 で、輸送なんかもそんな...お遊び程度にしか金になるような感じにはならないだろうしなって。」

橘「本当にまぁ...仰る通りの限りでして。」

冬「総括するならこう...なんだろう、CCPってEVEエアプかなって。 なんか持って帰ってきたりしてそれがすごい金になるとかなら話は別だけどさ。 例えば、テングとかあそこらへんが普通に探検に来ますーとか、そういう風になっていくんだったら、割と凄いことになると思う。
  後はそういう輸送だったり探検だったりっていうフックがあるんだったら、例えば輸送艦でベイトしたりとかの楽しみもあるからシステム的にはいいんだけど、人数増加に寄与するかっていうと怪しいんだよね。」

橘「やっぱり、人口そのものの問題がどうにかならないと焼石に何とやら、のままですね。 と、そういえばそんなわけで今、公式イベントみたいな感じでアソウノン星系が荒れてるわけですが、緊迫する今般のニューエデン情勢について、何かコメントはありますか?」

冬「ないです。 というかその話自体はじめて知りました、すんませんw CCPがやってるイベントとか興味なくて。WWBⅡ終わらせるのに税金下げるぐらいなら毎年やるイベントにしろよってくらい。
  後はまぁ、やってるイベントの背景?ってことならちょっとぐらい見るかもだけど。 あ、さすがにアップデート内容は見るけどね。プレイヤーがイベントとかもやるし。
  でも公式があーだこーだ言うもんじゃないかなって。 だってそれ公式がなんか言ってるだけじゃん? 宇宙に絡みないじゃん? って。 それなら例えば、ヌルセク大戦争でケルベロスが4000機墜ちたとかのが興味あるよねって。 それならその分のロストで経済動くわけだし?」

橘「(公式イベントのアレコレ)で、結果的にですけど、アソウノン星系に人は集まってるわけですが...」

冬「あー...なんだろう。 俺自身なんていうか、運営が手を加えてってのが好きじゃなくて... やっぱりEVEはジタみたいに、プレイヤーが自然と集まって自然と経済が成り立って歴史になるもんじゃん、アマーとかもだけどさ。
  CCPから「事件」とか「戦争」とかするのは、なんていうか、個人的にはあんま好きじゃないかなーって。EVEはプレイヤーの歩みそのものが宇宙の出来事になってるわけだからさー。
  俺が若干古い感覚のかもしれないから、現代のゲームの人集めしてこういう取り組みはいいとは思う。好きじゃないけど。」


閑話休題

橘「(今般のニューエデン国際情勢のアレコレアレコレ)」
冬「いいからCCPははよ値上げした分のコンテンツ実装しろアホ、このままだと来年課金しないぞこれ。」


ところで、今までにキルした一番大きいキルってなんだったか覚えてます?

冬「キル...じゃなくてロストなんだけど、2連続でT1FGでキルしたら友達なくしちゃったことかな... ってそういうことじゃない?
  ゆうて俺、EVE Onlineあんまやってなくて あんまりこれって言えるのないなー。(キルボを見て)あー、WH内でステボンとかそういうの色々返り討ちにした時かなー。」

冬「そういえばEJTのDiscordサーバー、CCPの人とか、EVE情勢に明るい英語翻訳配信してくれる人とか、なんか国際色豊かになってきたんだよね。」

橘「CCP公式まで?」

冬「そうそう、CCP Zelusって人とか。 ま、俺よくわからんけど、皆、おーっ、ってなってたから凄い人らっぽいよ。」

橘「しかしまぁ、英語翻訳配信とかまであるとは、ずいぶんな大事になってきましたね...」

CCPまで来るとか、ほとんど公式イベント扱いじゃんもうこれ。 ─ 橘 雪


あじゃあ、性能とか抜きに一番好きな船ってなんですか?

冬「どうしても性能も加味して考えるので、その定義だとちょっと... 性能も加味して考えるなら、やっぱりカラカルが好きかなって。 初心者も上級者も使えるし、何より安いし。 そういう意味ではスタッバーも好きかな。」


そういえば、『EVEの世界って広いな』って思ったこととかあります?

冬「あれだよね、この一連のインタビュー企画がまさにそう。聞いてきた人らって、まさに言葉通り『住んでる世界が違う』んだよね。
  EVE Onlineってなんかわかんないんだけど、凄い秘匿主義っていうか、隠れて隠してうんぬんみたいなのがすごい多いと思うんだけど…。
  もっとどんどん思考回路だったり、もっとオープンにしていってもいいんじゃないかなって思う。さすがにコーポ運営上マズイことはさておきね。」

「例えば一昔前だとDEDなんかですら社外秘みたいなとこもあった感じするんだよね。
  DEDのやり方ぐらい教えてもいいんじゃない? ってさ、もっとこう、皆で全体的に教えあって、日本人同士、日本人としての質を上げれたらいいんじゃない? って。 
  ま、それをよしとしない人もいるのは分かるけど、結局のところこれからもEVEの世の中ってのは肝心なものが隠されていくんだろうなーって。」

「綺麗なことだけばっか書いて、失敗は書かれないよねって。」

「ほら、俺が書いた『夢も希望もないEVEの話』あるじゃん、あれってもっとこう、EVEはキラキラしたものではなく、αは辛いよ、的なこと思って書いたものだしね。
  ちなみにだけど、今回までの15回ぐらい書いた記事で一番読まれたのはは今言った『夢も希望もないEVEの話』なんだけど、2番目が実は…なんでITRSTが死んだのかを2000文字ぐらいでまとめた『感想戦』でさ、
  やっぱり、こういう失敗したーとかの失敗談的な話が求められてるんじゃないかなーって思う。もちろん、戦果を大々的に誇る大本営発表なんかも実際見てて楽しいのはあるけどね。」

「だけど、その成功の1シーンを取るためにどれくらいの知識だったり、経験だったり、時間だったり、(プレイヤー)スキルだったりがかかってるか的な裏話的なのが俺は好きかな。」

「なんだろなー、俺が勝手にEVEやってる人たちに期待しすぎてたとこはあったんだけど、良い意味でも悪い意味でもちゃんと皆人間してるんだなーって。
  なんていうか、EVEはちゃんと皆日本語分かる奴が多いっていうか。日本語ってやっぱり難しいから、ちゃんと理解できない人っていろんなゲーム見てもいるじゃん? 後はほら、マナー的、モラル的なものだったりとか。」

「俺自身マナー、モラルがいいとは言えないけど…。連絡するわーからの音信不通とか、チャットが返ってこないとか、17箇所修正箇所を求められて修正したらその場でなんかいきなりちゃぶ台ひっくり返されたりとか。
  やっぱり皆色々忙しいのは分かるんだけど、やっぱほら?やるなら修正する前の段階じゃん? 例えばほら、インタビュー受けたはいいけど、やっぱり気が変わっちゃってさー、とか。
  その段階で言ってくれればまだ、分かるじゃん?でもほら、そこまでやっておいて「やっぱりひっくり返す」ってのはさ。まぁ、俺がそこまで信用されてないとか、そういう感じなのもあるんだろうけど、
  色んな要素から結果的に話が流れちゃうとかもあるんだろうけどさ。にしても、やっぱり『あーまじかー、人としてまじかー』みたいな感じはしたよね。」

「そういう意味では、やっぱり『EVEって広いなー』って話になるのかなーって。
  なんだろう、こう、『マトモじゃない』っていうか、なんだろう...こういうの...『もっと皆マトモだと思ってた』っていうとそれはなんか違くて、あー...『やっぱりネトゲやってる奴らなんだな』って感じ。
  EVEやってる奴ってマトモな奴多いってイメージあったけど、実際のとこはなーって、あまぁ、俺もマトモじゃない側だからあんま人のこと言えないけどねw
  あ、俺は読み書きそろばんはできます。」

「そもそも俺EVEあんまやってないからね。
  多少なら教えれても、例えば「探検がいいよー」って教えれても、スリーパーサイトはわかんないし、ミッションもL4で使うFit聞かれても、そこらへんから適当なFit持ってくるしかないし。
  採掘とか、生産なんてそもそも知らない分野だし、今までEVEでやってきたことって言ったら、会社壊して記事にしたぐらいだし?
  なんで記事書いたのって言われると、件の元社長がハッシュタグまで使ってTwitterPvP始めちゃったもんだから、お騒がせして申し訳ないですってのが始まりだし。
  マジでこう、『EVE Online』を遊べてないんだよなって。だから変に期待し過ぎちゃったのかな。」

でも、そういう人間模様すらをも内包しているのが『EVE Online』...なのかもしれないが、実際はどうなのでしょうね。 ─ 橘 雪


さて...そろそろいいお時間にもなってきましたし、締めということで...

冬「俺がよく言うやつやん。」
橘「まぁ、ですけど... なんかこう、あります?」

冬「もしこれ読んで、知り合いに自称EVE詳しい奴がいたら、ほんとにソイツ詳しいのか?ってちょっと怪しんでもいいかも。
  意外と、EVE上級者と言われてる人たちの中にも、俺みたいな奴はいるかもしれん。
  全然EVEっていうゲームしてないんだけど、色んなことしたり巻き込まれたりして、紆余曲折あってEVEやってる人かもしれない。
  実はいろんな奴の受け売りしてるだけかもしれない。
  だって俺EVEあんまやってないんだけど、そんな奴がEJTの運営やってるんですよ?何もわかんないけど記事書いてるんですよ?
  どれも最低限このぐらいは知っといたほうがいいんじゃない? ってので書いてますけどね。
  『10連終わって何すれば良いか分からない人へのとりあえずガイド。』なんて、説明めんどい時はこれ貼ればいいよ的な邪な理由で、適当な記事書いてるしね。
  まぁ友達にニューエデンを歩きなれた人がいると便利なんだけどね。

参考にするしないは、やっぱり、英語読めるんだったら英語圏のwikiがやっぱり情報確かだから、そういうのを読むクセつけたほうがいいかもしれん。
  俺はアメリカ語が苦手なんであんま読まないんですけど。」


という、2,3時間ほどの時間でしたがインタビューを行っていました
今更知らない顔でもないし、どういう話する? とか散々雑談しながらのインタビューでしたが、なんとなく口にした『EVEの世界って広いな』ってところからの圧倒的な文章量が中々凄まじい感じになってしまいました

改めてインタビューという形式を取って話してみると、見知った顔でも中々面白い話が聞けるというのが新しい発見でした

さて、そういうわけで、普段の私はこんな感じの形式の文章は書けないので、ボロが出る前にここらで締めとします

では!


                    橘 雪、またの名をSnow Citrus


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