愛の形
こんにちは!
ちゃんと記事を書くのは何ヶ月ぶりだろ💧
今日は最近思っていることをちょっと書いてみようかなと思って、久々に自分のMacBookを出してみました!
実は8月の初めの頃に、とある餌やりさんにお会いしました。
お会いしたのは大学とその近辺の猫たちの餌やりと見回りを終わって帰る途中、うちの近くでその餌やりさんを見かけました。歳は70〜80代。ゆっくり歩くさまは、元気な様子ではない。その餌やりさんが駐車場に餌をザラザラと撒こうとしたその時でした。思わず自分は声をかけました。
「おばちゃ〜ん、餌は直播したらダ〜メですよぉ〜。ちゃんとお皿に入れようね」
今までの経験から、なるべく批判的な雰囲気を出さずに軽い口調で端的に伝えました。もちろん警戒されないように、私もお皿に猫のフードを入れて手にしてます。
おばちゃんはビクッとしましたが、私も餌やりさんだと一目で認識され、心なしかちょっとホッとした表情になりました。
おばちゃんと近くのブロックに腰掛けて話しあったその時は午前2時w 聞くとあちらこちらと広範囲に餌やりをされているそうです。毎日5時間は歩いて餌をやっているんだって。50年間もそれを続けていて、最近体調が悪い(86歳なら体調も悪いところの一つや二つ出るよねぇ)、仲間の餌やりさんもいて皆高齢だということでした。
そして昔は車も運転できて、猫を不妊去勢手術にも連れて行ったり保護したりしていたのだが、今は餌やりだけで精一杯。助けてほしいということでした。
餌のやり方は「迷惑系」で「マナーの悪い餌やりさん」です
駐車場や敷地内にばら撒きをする困ったさんです。
多分、Twitterに上げれば動物愛護系のアカウントから非難轟々だろうと思います。鹿児島の地域猫や餌やりの条例にも反してますしね。ってか、そもそも高齢で情報に疎くてそんな条例の存在も知りません。
やり方は良くないし、野良猫を増やしてしまうだけなんですが。
以前なら私もそんな餌やりの後継者になんかならないのですが。
でもこれも猫を想う愛の形なんだよなと。
今の動物愛護界隈では決して受け入れることのできないやり方ですが、それでも彼らなりに猫を愛して猫を想って、できることを一生懸命やってきたんだなと。そして彼らが守ってきた命が確かにそこにあるんだなと。
今の餌やりや地域猫活動のやり方が、今の時点では最善のように。
彼らの時代にはそのやり方ができる精一杯だったし、彼らが年老いた今、やってるそれが今の精一杯なんだよなと。そして今のやり方も10年後には、また変わっていくかもしれないのです。10年後に今のやり方を非難されても、だってその時にはこれがベターだったんだもんって、非難されたこと悲しく感じると思うのです。
今の動物愛護の愛の形が○ならば、彼らの愛の形は△なのです。色々と思う事はあるけれど、そこに愛があることは否定してはいかんなと。
ただこのまま継続してもらうわけにはいきません。さすがにね! 私が受け継ぐことで、その△の愛の形を引き継いで○の形に変えていければいいなと思います。幸いその為の活動資金は出していただけるとのことなので、そこは責任を果たして頂いて(これを書くと金の為かよと思われるかもしれませんが、書かないとじゃあ「ウチも頼む」って言われかねないので、あえて書きました)、私は労力的なところを提供して変えていければと思います。そして将来の動物愛護の形が□になるなら、そこはまた頑張って変えていきたいです!
まぁちょっと性格が丸くなって?、そんなことを思った次第でした。性格丸いは気のせいかもしれませんがw
最近90代の餌やりさんが、熱中症で亡くなったと。彼は年取ってから猫のためだけに生きて、自分はエアコンも布団もない部屋で亡くなったと聞いて(もちろん彼には彼の心理的な問題があったのは間違いないですが)それでも無くなる寸前まで猫に餌をあげるんだ!と言っていたそうで。これはこれで彼の愛の形なんですよね。
なんというか本当に色々と考えさせられた出会いでした・・・
でも言っとく!w
何度でも言うよ!
餌は皿に入れて、水を添えてね!
後片付けもしっかりね!!
よろしく頼むよ〜!!
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