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第二回ブンゲイファイトクラブに出場しました #BFC2
ノージャンル、プロアマ混合、原稿用紙6枚で競う、ブンゲイファイトクラブ(BFC)。予選を通過しまして2年連続で出場できました。1年間、応援いただきました皆様に新作をお見せできることをとても嬉しく思います。
冬乃くじ「ある書物が死ぬときに語ること」は下記リンクから読めます。
今回の作品は、本を愛するすべての方々、BFCで出会ったたくさんの文芸仲間、これから出会う本好きの方々にむけて、御礼の気持ちで書きました。いただいた感想は、検索できるかぎりすべて読ませていただいています。以下、一部抜粋させていただきました。どうもありがとうございます。
「愛あるかぎり」すごく心に残ってます。今回の「ある書物が死ぬときに語ること」も素晴らしくて、余韻にまだ浸っています。どちらも空間や背景の描写は最低限なのに光景が目に浮かんできて、時間の流れが独特なのもとても好みでした。二回戦進出を祈ってます!
— 𝕄𝔸ℙ (@map_sheep) October 25, 2020
冬乃くじさんの作品を読みました。本を愛する人の、本を愛する人による、本との結びつきと最高のお別れの世界。死が描かれているのに、とても幸せな読後感で、図書館の埃の匂いすら漂ってきそうでした。冬乃くじさんが、心から本を愛していることが伝わってきました。
— 和泉眞弓 (@izumim11) October 25, 2020
BFCまだざっとしか読めてないのだけれど、「ある書物が死ぬときに語ること」冬乃くじさんと「今すぐ食べられたい」仲原佳さんの作品が印象に残っています。
— ゆうき (@inutonecono) October 26, 2020
え、Gグループも激戦…。「メイク・ビリーヴ」如実の軽妙洒脱さに心沸き立つ。「ミッション」なかむらあゆみのやさぐれ感も好き。「ある書物が死ぬときに語ること」冬乃くじの抒情性に引き込まれる。で「Echo」奈良原生織、この人を食ったSFのGoogle時代アップデート版、好きすぎ…!
— プロムナード (@promenade11) October 25, 2020
#BFC2
BFC2 1回戦Gグループ読了。モノとしての本の一生を巧みに詩的に描いた冬乃くじ「ある書物が死ぬときに語ること」がよかった。2つの晩年が重なった「わたし」は、幸せな生涯を送ったといえるだろう。#BFC2 https://t.co/oBNUnYhuhx
— between (@betweendice) October 26, 2020
拝読しました。本を愛する人たちへの贈り物のような小説ですね。何度も読み返すにつれて、物語る本たちまたは朗読しあう老人たちの一人として、作品世界の中にじぶんも溶け込んでいるような感覚になり、安心感と心地よさを感じました。素敵なお話でした。
— nanase (@NANASE_HONJO) October 26, 2020
#BFC2
— 中野真 (@nakanomakot0) October 27, 2020
「ある書物が死ぬときに語ること」
読んでいる時間はすごく長かった気もするし一瞬だった気もする。物語の世界に引き込まれ時間感覚がわからなくなった。というか小さくて綺麗な声に息を殺して耳を傾けてるような読書体験だった。寒いときに温かいマグカップ持ってほわっとするみたいな。傑作。
引き続きGグループ。
— ニガクサケンイチ (@nigakusakennthi) October 27, 2020
冬乃くじさん「ある書物が~」も推したいです。考えがいのある内容ですが、「読む/読まれる」的な要素のある小説には弱いのと、最後がね……。内容を思い返した時の余韻がとても深く、じわっとこう、ね、こみあげるものがね。健気でかわいい本たちよ。 #BFC2
G
— むらさき (@MuraSak92614209) October 27, 2020
「ある書物が死ぬときに語ること」を読んでたら、自分の本棚がちょっと怖くなって、本の前で変なことできないなと思った。老人たちの読書クラブが最高に魅力的で共有図書室も羨ましくて、私も参加したい。大好きなメリーポピンズに登場しそうだと思った。
「ある書物が死ぬときに語ること」冬乃くじ/
— ツキヒホシ (@blackbird828) October 27, 2020
ここに集った誰もが本を愛していると思うが、人は本を選んでだけいるのだろうか。或いは本に選ばれてもいるのかもしれない、と思わされた。
一人称の主は様々に描かれてきたが、私は本の一人称は初めて読んだ。古い本に降り積もった埃が立ち昇り、陽射しに
舞う。キラキラ光る埃の中で咽せそうになりながら、まるで魔法の粉に覆われるような気がしたものだ。そんな時には、間違いなくこの小説を思い出すだろう。
— ツキヒホシ (@blackbird828) October 27, 2020
本と共に生き、死にたいとそっと願った。
冬乃くじ「ある書物が死ぬときに語ること」は、さて新しい日を始めようとしたその時、依然無言で傍にいてくれた。読者に寄り添うということ。まさにJと「わたし」が築いた関係を、この物語と築けるかもしれない。と思うと同時に、引越し用の段ボールに詰めた本たちが途端に愛おしくなった。#BFC2
— 奈良原生織 (@book_inn) October 28, 2020
#BFC2
— 関澤鉄兵 (@SekizawaTeppei) October 28, 2020
冬乃くじ「ある書物が死ぬときに語ること」を三回読んで改めて好きだ。本とそれを慈しむ人々が生み出す物語はこれから十年経っても、二十年経っても、色あせないと思う。この小説はすでに時の試練を経た古典がもつ風格を纏っている。ドフトエフスキーの小説と同じように。にも拘わらず、
#BFC2
— 関澤鉄兵 (@SekizawaTeppei) October 28, 2020
僕は初読時になんか凄く身近な物語を読んだ気がした。それはなんだろうかと繰り返し読みながら考えた。それで思ったのが、この本と老人からなる空間が、ブンゲイファイトクラブのメタファーととれるなということ。本はサイトにのった小説で、
#BFC2
— 関澤鉄兵 (@SekizawaTeppei) October 28, 2020
集まってわわー言ってる老人が僕ら(実際老人たちはやべぇとかすげぇとかいう)。実験小説だという、語り手である本にはなにが書かれていたのだろう? 特に163ページに。僕たちが死ぬときに語りかけてくる本の言葉はどんなものなのか? 僕はこの小説の余韻から当分抜け出せそうもない。
「ある書物が死ぬときに語ること」、冬乃くじさん、拝読しました。
— kotone⛅二千 (@mikan_no_haha) October 31, 2020
感想、という形で言葉にするのが惜しいような余韻がありました。
冬乃くじさんは、最初の一作からからおそらく最後まで、愛を書いていく方なんだとおもいます。自分を特別にしてくれる誰かと出会う世界は、こんなにも美しい。
きっとどの本にも特別な誰かがいて、ただ出会いを待っている。
— kotone⛅二千 (@mikan_no_haha) October 31, 2020
書くひとに、読むひとに、物語そのものにも向けられた、美しくて優しい話でした。
好き…………!
冬乃くじさん、再びのBFC2参加、おめでとうございます&待ってました!
https://t.co/IzHpyzDXmg
まさかの公式による解説が!
— kotone⛅二千 (@mikan_no_haha) October 31, 2020
やったー!https://t.co/bgm80m0TZo
BFC2 1回戦Gグループ|BFC ブンゲイファイトクラブ #note #BFC2
— 心労 (@sinlowasno1) November 1, 2020
全部読みました。その上で言及しますが、このグループは、推しとか過去の作品読んだとかそういうの全部取っ払っても、冬乃くじ「ある書物が死ぬときに語ること」が一番刺さりました。というか、(続 https://t.co/I7jV5SYeDj
今まで読んだ作品の中で唯一、「金払ってでも紙の本でこの作品を手元に置いておきたい」と思える作品だったからです。
— 心労 (@sinlowasno1) November 1, 2020
正直、僕はweb上で読める文芸作品をナメてた部分がありました。いやもう、そこに関してはぶん殴られてもいいです。ただ、この作品は(続
(今ぼくが就いている仕事の所為かもしれませんが、)人が、書物が「死ぬ」という事をエグいくらい考えて作られてるんじゃないかと。だから僕はその労苦の代価としてこの作品がタダで読める事に申し訳ない気がするのです。(続
— 心労 (@sinlowasno1) November 1, 2020
一個だけネタバレ(になるのか分かりませんが)。
— 心労 (@sinlowasno1) November 1, 2020
先日、新聞の訃報欄で仕事先の利用者さんの訃報が出てましたが、僕はその利用者さんの顔を思い出せませんでした。
この作品は、決して亡くなる人と書物のことを忘れない、そんな愛を語っていると思います。(おわり
ある書物が死ぬときに語ること、
— kotone🌕二千 (@mikan_no_haha) November 3, 2020
コロナで「死」が、頭のどこかで常に意識されるいま、
いつか誰にでも訪れるものとしてのポジティブな、というと変なのですが、誰かが/何かが寄り添ってくれる、真の意味で孤独ではない道行きの話が書かれるのは、いいなって思います。
ちょっと呼吸がらくになる感じがします。
— kotone🌕二千 (@mikan_no_haha) November 3, 2020
我らのブンゲイ・デイサービス。
— こい瀬 伊音 (こいせ いと) (@ririsometime) October 29, 2020
朝バスで迎えに来てくれて
みんなで本のある部屋で過ごす。
読むもよし、語るもよし。
そんな場所があったら
いいなぁ。 https://t.co/cOB9yt9Y94
ありがとうございます。こんな場所があったらいいですよね……。わたしもこういう老後を過ごしたいです。
「ある書物が死ぬときに語ること」、
— kotone🌕二千 (@mikan_no_haha) October 31, 2020
主人公はどんな話なのかめちゃくちゃ気になる。
含み笑いをしたり涙ぐんだり…
読みたいな。特に163ページ。
ブンゲイファイトクラブGグループの感想#BFC2
— shizu (@shizu3619note) November 2, 2020
※個人の感想です(G)|shizu #note https://t.co/DdRdlyWLZN
#BFC2
— 幽玄ノ介 (@gymnopedia21) November 2, 2020
Gは『ミッション』と『ある書物が死ぬときに語ること』
『ミッション』は「『やっぱりあなたが嫌い』確定です」と言ってしまう主人公が面白かった。
『ある書物が〜』はアイデアがいいし、"小さい声に耳をすます"ことを最近よく考えているので心にフィットした。こんな読書会があったら参加
したい。私は本をさわる感覚も好きなので、本の身体感覚が描かれていたらとそれも期待した。ラストで窓ガラスの分子の間から飛んでいく、というところがとても好きでした。
— 幽玄ノ介 (@gymnopedia21) November 2, 2020
「ある書物が死ぬときに語ること」は、本への愛が感じられて、ジーンとなった。#BFC2
— たなかいちろう (@89qYDHtdIJf8HYY) November 3, 2020
全ての本好きに捧ぐべき作品、だと思う。
— ツキヒホシ (@blackbird828) October 28, 2020
本当に、どうもありがとうございます。。
あなたのお気に入りになれれば嬉しいです。他にも40作、おもしろい作品がめじろおしですので、ブンゲイファイトクラブ、秋の夜長にぜひお楽しみください!
Aグループ
「青紙」 竹花一乃
「浅田と下田」 阿部2
「新しい生活」 十波一
「兄を守る」 峯岸可弥
「孵るの子」 笛宮ヱリ子
Bグループ
「今すぐ食べられたい」 仲原佳
「液体金属の背景 Chapter1」 六〇五
「えっちゃんの言う通り」 首都大学留一
「靴下とコスモス」 馳平啓樹
「カナメくんは死ぬ」 乗金顕斗
Cグループ
「おつきみ」 和泉眞弓
「神様」 北野勇作
「空華の日」 今村空車
「叫び声」 倉数茂
「聡子の帰国」 小林かをる
Dグループ
「字虫」 樋口恭介
「世界で最後の公衆電話」 原口陽一
「蕎麦屋で」 飯野文彦
「タイピング、タイピング」 蜂本みさ
「元弊社、花筏かな?」 短歌よむ千住
Eグループ
「いろんなて」 大田陵史
「地球最後の日にだって僕らは謎を解いている」 東風
「地層」 白川小六
「ヨーソロー」 猫森夏希
「虹のむこうに」 谷脇栗太
Fグループ
「馬に似た愛」 由々平秕
「どうぞ好きなだけ」 今井みどり
「人魚姫の耳」 こい瀬 伊音
「ボウイシュ」 一色胴元
「墓標」 渋皮ヨロイ
Gグループ
「ミッション」 なかむら あゆみ
「メイク・ビリーヴ」 如実
「茶畑と絵画」 岸波龍
「ある書物が死ぬときに語ること」 冬乃くじ
「Echo」 奈良原生織
Hグループ
「量産型魔法少女」 佐々木倫
「PADS」 久永実木彦
「voice(s)」 蕪木Q平
「ワイルドピッチ」 海乃 凧
「盗まれた碑文」 吉美駿一郎
盛り上がっているブンゲイファイトクラブ2、阿波しらさぎ文学賞で活躍した方々が本戦に出場されていると知り、私も興奮しています。みなさんもぜひお読みください!#BFC2 https://t.co/UGXBs0smB2
— 小山田浩子/Hiroko Oyamada (@holeandweasel) October 25, 2020
★追記!!!!!
この愛らしいカバンたんとフトンたんを読んでから
— こい瀬 伊音 (こいせ いと) (@ririsometime) October 29, 2020
「ある書物が死ぬときに語ること」を読み返すと
えもいわれぬ幸せな気持ちが
よりおおきくおしよせます。
ちゃんと包んでくれます。
一生懸命読んでいたい。 https://t.co/BpS6OQCvst
なんと!
— こい瀬 伊音 (こいせ いと) (@ririsometime) October 29, 2020
いちばんだいじなとこまちがえてる!!
一生懸命じゃなくて
一生!!
わ、わ、わ、わたしも読み返したら、「ウワーーおれどの話も同じテーマで書いてるーーーー」って気づきました………!!! ああああありがとうございます………!!!
— 冬乃くじ Kuji Fuyuno (@fuyunokuji) October 29, 2020
これは自分でもショックだった。。。「カバンたんとフトンたん」出張編と、「ある書物が死ぬときに語ること」、通底するテーマが同じだったとは、、、!!! まぁ同じ人間が書いてるからなんだけど……それにしてもびっくりした…… お時間ある方ぜひ。。