![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47556813/rectangle_large_type_2_ed597193687056903608ec426b2c0edd.jpg?width=1200)
『 #みんなの美術館 』に、ルーヴル・ランスのエッセイを寄稿しました
素敵なエッセイアンソロジーに参加させていただきました。27人がめいめいに、美術館の私的記録をつづる、美術館zineです。中身はこんな感じ。
印刷のかわいさを主張している動画です pic.twitter.com/ql4unmKPNX
— 冬乃くじ Kuji Fuyuno (@fuyunokuji) February 24, 2021
読んでワイワイしてるだけの動画です pic.twitter.com/hx542U32ef
— 冬乃くじ Kuji Fuyuno (@fuyunokuji) February 24, 2021
ぱらぱら見ながらほくほくしているだけの動画です pic.twitter.com/BEsWSNPCp4
— 冬乃くじ Kuji Fuyuno (@fuyunokuji) February 24, 2021
まず、本がモノとして可愛い! そして、美術館ガイドではなく私的記録であるせいか、読むと美術館に行ってきたような錯覚をもたらします。美術館好きの方はもちろん、美術館へ行く習慣のない方にもおすすめの一冊です。 っていうようなことを話しているのが下記動画です。
モノとしての可愛さと、読むときのオススメを話しています(個人の感想です)#みんなの美術館 pic.twitter.com/yxyTzgWqLr
— 冬乃くじ Kuji Fuyuno (@fuyunokuji) February 25, 2021
上の動画が、なぜかセンシティブな動画としてTwitter表示されてるんですが汗、Tしゃつが白いからか……? たぶんこれもセンシティブな動画にされるかもしれないのですが、こういうとこが好きだなと話してるだけの動画です#みんなの美術館 pic.twitter.com/8n6fMTLsNI
— 冬乃くじ Kuji Fuyuno (@fuyunokuji) February 25, 2021
それぞれ、一人一館を担当するのですが、冬乃はルーヴル美術館の別館の「ルーヴル・ランス」を担当しました。ルーヴル・ランスの魅力についてはそちらに書いたので、ここからは、zineに載せられなかった写真などを紹介していきます。エッセイをお読みになった方の副読本的な記事になればうれしいです。
◆ルーヴル・ランス 建築
まずは、下記公式サイトのトップを見てください!
ガラスとアルミの外壁。芝生に敷かれた水たまりのような形状のコンクリートは、巨人の落とした滴(しずく)のようで、見るたびに身震いしてしまう。
↓ はわたしの撮った写真です。まるで霧の林のようなエントランス。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47194093/picture_pc_13da991e8039398bafc38d94c3761d0d.jpg?width=1200)
文字数の関係で、エッセイ中では触れられませんでしたが、建築はSANAAという、妹島和世と西沢立衛の二人組によるものです。下記の2013年の記事はとてもおもしろいものですので、興味を覚えた方はぜひ!
◆時のギャラリー
そしていよいよ! エッセイ中で主にとりあげた、「時のギャラリー」の入り口がこちら!
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47194127/picture_pc_36658cd0e674aacef8dafeff6d0b71db.jpg?width=1200)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47194150/picture_pc_fa8257b2aa5f25f6aba427285c649812.jpg?width=1200)
上の写真、奥の壁に、年代が書いてあるのわかりますか……?
語りたい気持ちでいっぱいなのですが、エッセイ中に凝縮して書いてしまったからな……(読んでください……!)結構いいエッセイですよ……この写真を見ながら読むと、さらに「ああ!」ってなるはずです……!!
そして下の写真が、「時のギャラリー」の一番奥の壁際から、入り口を見たところ。遠くに光っているのが入り口です。広さが伝わるでしょうか?
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47194179/picture_pc_d683fb1f27befad5e1744ca5f8f14932.jpg?width=1200)
ああ、語りたい!!! でもエッセイに書いたから……!! ここでは語りませんが、ルーヴル・ランスのこの展示はものすごい画期的なものなんですよ!! 写真見るだけでも素敵だなーっていうのは伝わると思うのですが!!
かなり気合をいれて書いたので、少しでも興味のわいた方はぜひ読んでください……ほかの方のエッセイもおもしろいので……!!
手にとって最初の数ページをぱらぱらしただけで「あっ、これはよいものだ」と確信する本というのがありますが、『みんなの美術館』はまさにそんなアンソロジーです。参加した人がうらやましい…しかし読者の立場を享受できるのもまた嬉しい。そんな本です。 pic.twitter.com/63G30kulwP
— 蜂本 (@hachimoto8) February 24, 2021
27名のエッセイが載っていますがそれぞれはばらばらで、ひとりで美術館に行ってひとりで展示物の前にたたんずんでいる、その体験がただただ並んでいる様子が本当に尊いなと思います
— 蜂本 (@hachimoto8) February 24, 2021
全然知らない美術館だなと思ってまず岡本晃大さんのDESIGNPANOPTIKUMを読んだら興味深すぎて行きたくなっちゃったし、そのまま続けて吉美駿一郎さんのプラド美術館を読んだら気になりすぎるラストで、編集の手腕に感心しました。
— サイトウユカ/齋藤友果 (@saitohyuka) February 25, 2021
『「私的な歴史資料」となることをめざす』本なので、美術館を解説しているというより、個人的な美術館語りを聞かせてもらってる感じ。しかももっと聞きたくなっちゃう話ばかり。こういう本、意外とないですよね。もう発売されていますよ。通販はこちら→ https://t.co/CTNgfwKfQu
— サイトウユカ/齋藤友果 (@saitohyuka) February 25, 2021
そうそう、こういう本、意外となかったですよね。わたしも読み始めてから思いました。
そしてすでに読んでくださった方、どうもありがとうございます……! 冬乃の分だけ、ご紹介させてください!!
「みんなの美術館」冬乃くじさんのルーヴル・ランスの文章が素敵で、昔パリに3週間も滞在したのに、何故観に行かなかったのかと思ったら、開館したのが2012年だった。私が旅したのはたぶん1984年だ。昔むかし。
— 暗どーなつ (@Dark_Doughnut) March 6, 2021
冬乃さんの作品はやはり冬乃さんの哲学がちゃんと貫かれていてピリッとした安心感がある。三橋さんやたかのさんの追憶にも暖かさを感じる。小西さんやクリタさんのもよくって……キリがないよ、みんな上手いなぁ、自作ばかりに粗が目立つ💦
— 宮月中 (@ChuMiyatsuki) February 24, 2021
#みんなの美術館
一方冬乃くじは書き出しから冬乃くじオーラを醸しており、ファンはとりあえず「みんなの美術館」買ったほうがいいです。おすすめです。
— 阿瀬みち (@aze_michi) February 27, 2021
冬乃くじ「二千十三年・冬の記憶」よかった。
— 阿瀬みち (@aze_michi) February 27, 2021
冬乃くじ「二〇十三年・冬の記憶~ルーヴル・ランス」なるほど書き出しは冬乃くじの小説のようで、美術史としての見方は学問としての冷静をかんじる。それらをあわせてこそ、この展示としての表現とその迫ってくる力を読者に伝えてくれるのかと思う。
— 小石川 (@teaforyou_t4u) March 6, 2021
くじさんの知識と体験、筆力で私も間接的に展示の魅力を知ることができ嬉しいです。
— 小石川 (@teaforyou_t4u) March 7, 2021
あと、途中で「ある授業」を思い出しました。創作である小説と、基本的には現実のエッセイがまざるのも楽しかったです。
noteを楽しみにしています!
※「ある授業」は漫画講師のひとり語りの掌編です。(無料公開)
冬乃くじさんの「みんなの美術館」エッセイと、BFC2でのジャッジをジャッジ、それに今回のかぐプラ作品には共通するものがあって、それは知的批判であること、それを静かなエモーショナルと呼びたくなる筆致で描いていること(BFC2は少し強めだったけど)、そういう美点があるなと思いますねー。
— 吉美駿一郎 (@shunicirou) February 28, 2021
※BFC2ジャッジをジャッジはこちら。
※かぐプラ(かぐやプラネット)作品はこちらです。現在、会員のみの先行公開中。2021/4/3 (土)に一般公開されます。
https://virtualgorillaplus.com/nobel/kuniyaburetearishimono-kp/
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47563303/picture_pc_f163411996a74e257478bf47b5ef422b.jpg?width=1200)
みんなそれぞれに、美術館への愛があふれていてよかった。くじさんのは重厚な愛が伝わってきて心が動かされたよ。もっといろんな美術館に行ってみたくなりました。
— 阿瀬みち (@aze_michi) March 1, 2021
わたしもだ。『みんなの美術館』、どうぞよろしくお願いします。