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【小公女セーラ】プレゼントに思う

小公女セーラを見た。


セーラの誕生日の贈り物にと、ベッキーは祖母から貰ったショールを裁ち、仕事の合間に小さな可愛らしい針刺しを作る。そして、丁寧に包装してセーラの部屋で待つエミリーに託す。

ミンチン先生と誕生会に着るドレスを買いに街へ行き、くたびれて部屋に帰ったセーラが、「誰かしら?」と包みを解くと、小さな可愛らしい贈り物が。


この、「誰かしら?」がセーラの人柄をよく表している。

私は何度も小公女セーラを観て、次の台詞はキャラクターの性格などからなんとなく想像できる。この、セーラが包みを見つけたときの次の台詞を、私は「何かしら?」と予想した。しかし、セーラは「誰かしら?」と言った。


贈り物として、高級であることを求めるミンチン先生。対して、思い出のショールで心を込めてプレゼントを作ったベッキー。

贈る物に価値を感じるミンチン先生と、心を送るベッキー。


それはセーラにもよく分かっている。だからこそ、プレゼントの内容よりも誰からの贈り物かが気になる。



心豊かに育ったセーラの魅力がよく表れた話のひとつだ。



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