結婚式って挙げて良いのかしら
皆さん、こんにちは。おはようございます。こんばんは。本日はクリスマスイブ。恋人たちや家族のイベントが多く行われる日ですね。今年はコロナウイルスの影響で、そんなイベントも少なくなっているかもしれませんが、そんな日に私、筆者の結婚式の話をしていきたいと思うのです。
筆者は結婚式を来年に控えている、プレ花嫁である。コロナウイルスが流行り始める前に結婚式を挙げたいと考え、結婚式場を見学しに行き、日取りを決め、契約をした。しかし、コロナウイルスは猛威を振るい始め、緊急事態宣言が出た。ヨガインストラクターの筆者は休業を余儀なくされ、ほぼ無職となった。現在は、仕事を再開しているが、緊急事態宣言前のように働けているわけではなく、結婚式に向けてお金を貯めていかなければならない立場でありながら、貯金を切り崩す生活になってしまった。
今を乗り越えればなんとかなるだろう、年末にはこの騒動も収まりつつあるだろうと、滅入りそうな自分を励ましながら、なんとか生活をしてきたわけだが、ところがどっこいという感じで、状況は良くなるどころか感染者は増える一方。事態は悪化していった。結婚式を挙げる張本人の自分がこんなにも苦しく、世界中がこんなにも大変な中で結婚式を執り行っても良いものなのか、延期、中止も考えなければならないのかと悩んだ。
テレビ、SNS、周りの人の何気ない一言が結婚式を挙げようとする自分を非難する言葉に聞こえ、しんどいと感じたこともある。営業している飲食店を応援する一方で、食事をしに行く人への厳しい声。結婚式を小規模で、簡単に行ったことへの多くのいいねの数。大人数でやりたい訳では無い。数合わせで人を呼ぼうとなんて思っていない。普段からお世話になっている人に、こういう時じゃないと会えない人々に感謝の気持ちを伝えたいだけ。でも、それって迷惑な事なのかもしれない。「今は結婚式もこわくて挙げられないものね」結婚することさえ知らない人がサラリと言った一言が胸に突き刺さる。お前は非常識だと言われているようで辛い。
その一方で、招待したいと伝えた人たちの喜びの声も聞いた。どうしてもマイナスの声ばかり気になってしまうし、それらは重要な意見だと思う。だが、やはり筆者は応援してくれる大切な人たちの声を大事にしたいのだ。泣いて喜んでくれる人がいる。料理を、ウエディングドレス姿を楽しみにしてくれる人がいる。
こんな状況の中でも楽しみにしてくれているんだ。そんな人たちが安心して楽しめる結婚式を作り上げなくてはならない。筆者は強く決心した。絶対に後悔はさせてはいけない。
これは筆者の勝手な意見だが、今、結婚式を延期したとして、いつ以前のような結婚式を挙げられるようになるのだろうか。何ヶ月、何年、何十年。もしかしたら、もっと先の未来かもしれない。誰も未来なんて分からない。もしかしたら、明日明後日にコロっと事態が好転するかもしれない。そんなことはほぼあり得ないと分かっているが、今やるべきことは、どう対策していくのか、どうすれば安心して来てもらえるのか、今できる無理のない結婚式を挙げることなのではないか。
もちろん、招待したい大切な人たちに無理に来て欲しいとは思わない。欠席する事を否定することはないし、結婚式を挙げるべきとおすすめもしない。筆者だって、これ以上状況が悪化したら、延期、中止をするかもしれない。
ただ、今は結婚式が挙げられる未来が来る事を祈って、準備を進めていくしかない。筆者が結婚式を挙げたいと思った1番の理由は、「感謝を伝えたい」ということである。感謝を伝えたい人たちに、不安、恐怖、困惑ではなく、真っ直ぐに『ありがとう』が伝えられた結婚式を挙げることができたら、また報告させていただきたい。
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