日経にリークするところがあざといもんだと。
ジャニーズ事務所は。
本日(2023年10月2日)記者会見を行ったジャニーズ事務所に関する報道がその2日前にある新聞のWeb媒体に載りました。
それもそういうのとは縁が最も遠い日経電子版に。
やり方としてあざといことをするもんだとは思いました。
日経電子版の元である日本経済新聞はネットニュースしか視ない連中には全く縁の無い、どちらかというと意識高めのビジネスマソ(敢えてこのニュアンス)と会社の経営者および役員層が愛読している新聞です。
ですので、ヘタレなスポーツ紙や週刊誌媒体にではなく、普段この事務所を追っていない日経の記者に事務所側から意図的にリークしたのだろうと推測されています。
安くないカネを払って日経電子版を購読している私もその記事についてはアップされた直後に見ていて、なんで日経がこんな記事を書けるんだろう、やほーにも載っていないような・・・と思っていましたが、日経がスッパ抜いたんか・・・と思えば納得しました。
要は(日経電子版などほとんど読んでいるとは思えないと推測される)ファン達より先にクライアントの経営者や役員達にリーチをかけて様子を見たというところなのでしょう。
クライアントからすれば明らかなチャイルド・アビューズに該当する案件だけに特に海外からのレピュテーションリスクをおそれて損切りに行ったのでしょうし。
記者会見も終わり、どうやらジャニーズという「カンバン」を外して、残されたミッションが遂行されたら元の事務所を畳むそうですし。
一方で新たな受け皿としての事務所を作ってタレントとはエージェント契約を結ぶような話で、そこに「一族」は関与しないようですし。
なにせ今回の件は英国BBCのドキュメントが震源となって、どちらかというと海外だけが知っていて、知らぬは日本にいる連中だけだったというオチだったという、とても間抜けな話でもありました。
おそらく局内でも知っていてニュースにしようとしたとしても、事務所とズブズブだった上層部の連中が強烈な抑止をかけたのでしょう。
それがあるタイミングから急に掌を返してしまうのですし。
(私が思うに国連の人権理事会が関心を寄せ始めたあたりから)
クライアント達がジャニーズ外しにかかり始めたところに、経済同友会の代表幹事の発言がさらに決定打になってより加速して、当初黙りを決め込んでいたテレビ・ラジオ局もレピュテーションリスクをおそれて(多分スポンサーが取れない!と悲鳴を上げた営業からの突き上げで)態度を180度曲げたあたりが滑稽で仕方ありませんでした。
これを海外ではどう報じていくのでしょうか。
そしてテレビ・ラジオ局はどう対応していくのでしょうか。
報道を控え、さらにあえて動かなかった経緯を含めて自己検証をしていかないとならないでしょうね。
あ、やんねえか。
事務所が解散するんだからもう終わったことなんでしょ?だったら検証なんかする必要無いじゃーんみたいな感じで。
だとすれば本当にオワコンとは思っていますけどね。
ま、ネト上で自主的に検証を始めてブログやようつべ、ないしはnoteあたりに発表する人があわられるのかもしれませんが。
もしできたとして、その内容如何(例えば内部の詳細な事項に触れていた場合)ではNDAとか大丈夫なの?となりますが。
それにつけても、親会社の新聞こそ速報記事が出ましたが、子会社にあたるテレビ東京は記者会見を放送せず、しかも単館系の洋画を放送していたようで、ブレてないところはさすがではありました。
ということは日本として重大事案では無いという最大の証左にもなりましたけどね。