フェアプレーフラッグを持って国立競技場のピッチに立ったことがあります。

今から20年前の、2002年のことです。
ちょうど日韓ワールドカップが行われる直前で変な盛り上がりがあった頃ですね。

当時FC東京の年間チケット会員(クラブではSOCIOと言います)で、その会員の特典として、フェアプレーフラッグを持ってピッチに入れるという特典がありました。
(現在はCSM=クラブサポートメンバーの特典らしいですが)

それに選ばれたのです。
それも数少ない国立競技場開催で。

国立競技場内の内周の通路で集合して、ピッチレベルの会議室に入り、一通り説明を受けて、ユニホームを借りて、一度リハーサルをして、改めてゲーム前にグラウンドレベルの待機エリアに立ったときにこう口走っていました。
「早明戦みたい!」・・・ラクビーじゃねえってばよ。
(早明戦のテレビ中継で入場前の待機エリアの様子が記憶にあったもので)

当時はフェアプレーフラッグペアラー→審判団→選手の順番でピッチに入る手順でした。
(これも後にゲーム前にYou'll never walk alone(ユルネバ)が流れている間にフェアプレーフラッグペアラーが先にピッチに入って所定の位置でセットするという手順に変わりましたが)

この時に居合わせたメンバーの背の高さの関係でペアラーの中で私が先頭になりました。
さらに進行管理の方から私に向かって「私が肩を叩いたら進み始めてください」と言いました。

即ち私が歩み始めるとゲームが始まるという形だったのです。

いざファンファーレが聞こえて、進行管理の方から肩を叩かれ一歩を踏み出しピッチに入ったときの国立競技場の大きさには感動しました。
で、所定の位置に立ってフェアプレーフラッグを掲げて戻ってきたわけですが。

後にも先にも「旧」国立競技場のピッチに立ったのはこれだけでした。
その後も味の素スタジアムのピッチに立ったことはありましたが、「旧」国立ほどの感動はなかったですね。

今になったら貴重な体験をしたものだと思うのです。

一緒にされた皆様はお元気なのでしょうか。
疎遠になってしまっていますが。

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