国家代表になると燃え上がる国。
滑稽とまでは言いませんけどね。
先週末、ドイツはヴォルスクブルクでサッカーの国家代表「サムライブルー」がドイツと、フランスはトゥールーズでラグビーの国家代表「ブレイブ・ブロッサムズ」がチリと、台湾は台北でU-18の野球の国家代表「侍ジャパン」が台湾と戦いました。
まずはサムライブルー。
ドイツ相手に4対1で完勝という結果に終わりました。
ドイツはカタールW杯で日本に雪辱を果たすどころか返り討ちにあい、このゲーム後監督が解任されました。
ほぼヨーロッパ組で戦ったとは言えサムライブルーも継続性が鍵になったのでしょう。
森保監督の留任でボロクソに言われていましたが、まずは結果で黙らせたと言うことでしょうか。
かのセルジオ越後さんも今回は褒めてましたし。
一番は日本以上にドイツが悪すぎたということに尽きるのかも知れませんが。
そして、ラグビー。
FWの要でもある姫野主将が欠場になり、初出場のチリに手を焼くも、とりあえずは勝利と4トライ以上をあげた事によるボーナスポイントも獲得しました。
とはいえ、次のイングランド戦はある意味大一番になります。
初戦で前半に1名レッドカードになって14名で戦うことになり、劣勢に立つどころか徹底的なキック攻勢で得点を重ね、トライが無いのに勝ちました。
なにせハーフウェイライン付近からでもペナルティーキックを決めているのですから、下手に反則をすると自滅するかも知れませんね。
実際対戦したアルゼンチンがそうなってしまいましたし。
ま、盲目的にニホンを応援しているヒト達にそれが分かるかなんか知ったこっちゃないですけどね。
それにつけても、NHKですら中継以外の番組でもはしゃいでるんですから片腹痛い限りです。
日テレもやってるらしいのですけど、そーなんすかレベルです。
私J SPORTSでしか視ないもので。
そして野球。
台北で行われていたU-18世界選手権でU-18の侍ジャパンが地元台湾を下して初優勝を遂げました。
名将馬淵監督がスモールベースボールを掲げ、スラッガーと言われた選手をことごとく外して、ガヤどもや一部のプロ野球解説者も小粒とこき下ろしていたわけですが、それを優勝という最高の結果で黙らせたわけです。
決勝の台湾戦でも先制されながらもスクイズで追いついて、そこで浮き足だった台湾から加点して、投げては大阪桐蔭の前田投手が完投してわけです。
何よりあの決勝でも問題になってた慶應以上の応援を台湾はしていて、準決勝での対戦では敗れましたが、そこを選手達が修正したわけです。
馬淵監督としては2度目の挑戦でこれまでどの代でも叶わなかった優勝を手に入れたわけです。
ある意味大砲がいなかった分、やることは明確だったわけでそれを選手達は成し遂げたとも言えるでしょう。
さ、こき下ろしたプロ野球解説者はどう弁明するのかを楽しみにしています。
おそらく自身のようつべになるんでしょうが。
ただ、この扱いがテレビ・ラジオでは極めてベタ記事扱いだったのが気になるところです。
ラグビーでギャースカうるせえNHKなどラジオニュースで15秒くらいしか伝えていませんし、他の民放など言わずもがなですし。
時事通信など速報すら出しませんでしたし。
下らねえオトナの事情でもあったのでしょうか。
それにつけても、国家代表は最強のコンテンツですよね。
やはり国民を鼓舞する重要なツールなんでしょう。
それにつけても、平時は食傷気味になるくらいオータニさんしかやらなかったのに、オータニさんが怪我をしてどうしようというところで国家代表で盛り上がるんですから、マスゴミってホントーに都合が良いもんだとつくづく感じます。
藤浪もオークランドからボルティモアへ移籍して大活躍なのにほとんど取り上げていませんし、NHKなんかオータニさん不在のエンゼルスの中継ばかりしてますし。
ま、流行り物にはとりあえず乗っかれ、もっと言えば勝ち馬に乗れを地で行きますよね、義務で支払うかタダで視られるテレビというメディアは。
例のあの事務所問題は腰砕けで事実上容認しているという感度の低さを見せつけて。
さすがにスポンサーから突き上げが来れば変わるかも知れませんけど、変わらねえかもなぁ。
そこはNHKも一歩踏み込んだのに、テレ東以外のタダで視られる在京局は腰砕けですし。
より地上波のテレビ離れは進むんだろうなとは思うのです。
切り取りで十分みたいな感じで。
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