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C-130やオスプレイが飛んでいる日常

これも東京の山奥の現実。

東京の多摩西部、福生市に米軍横田基地があります。
米空軍の日本における基幹拠点で、聴くところではいまだ休戦状態にある朝鮮戦争の国連軍の後方司令部も設置されてもいて、さらに航空自衛隊の拠点も府中から移転して設置されているそう。

というわけで、西多摩地区と埼玉県南西部では米軍機が頻繁に訓練飛行をしています。
その中でも特に横田基地に近接する福生・羽村・瑞穂・昭島の4市町ではより頻繁に飛んでいます。
私の家でも時折見かけます。
だいたい高度800~1000メートルくらいの所で飛行しています。

これに伴い専用の空域(通称横田空域)が設定されており、旅客機等はこれを避けなければなりません。
そのため羽田空港から北陸・中国・北部九州方面等にフライトする場合はこの空域を通らねばならないため、羽田を離陸した直後に相当高度を稼いでいます。
離陸後相当角度を傾けなければならないくらいに。
当然旅客機も頻繁に我が家の付近の空域を通りますが、概ね高度4000~6000メートル付近を航行しています。

概ね平日の昼間を中心に訓練飛行をしており、C-130あたりが編隊を組んで飛行しています。
ちなみに、上記の4市町では昼夜飛んでいる状態で夜間でも時折飛行音が聞こえます。
しかも離着陸の状態ですから室内に居ても相当うるさいのです。

最近はそのC-130に加えてV-22オスプレイも飛んでいます。
横田に配備されたそうで、時折飛んでいます。
音がC-130やヘリコプターとは明らかに違うので、あれ?と思って見上げるとオスプレイだとなります。
もう両手両足以上に視ています。
カバーの写真はオスプレイをぼかした形で撮れたものです。
どっかの政党(推して量ってください)は横田に配備されたときに福生駅前で老人たちを中心にシュプレヒコールをあげていましたね。

一方で、米軍が持ち込んだカルチャーやフードが基地に隣接する国道16号(東京環状)沿いに展開されていますし、福生駅前の飲食店には米軍の関係者達がよく訪れていたそうです。

つまりニホンは安保という名目でメリケンの傘の下にあると言うことを否応なしに実感できるのです。

よく米軍の事で沖縄を取り上げられています。
確かに県土の中で相当米軍が占めており、特に空軍の嘉手納や海兵隊の普天間など大型の基地があり、特に後者では多くの事故が発生しています。
特に普天間基地は住宅地のど真ん中にあり、常に危険と隣り合わせなのです。
米軍からすれば地政学的に沖縄に拠点を持っておきたいことでしょう。
基地問題は必ず知事選をはじめとした沖縄の首長選の焦点にもなります。

しかしながら、本土でも横田に加えて、三沢と岩国にも基地があります。
沖縄以外でも米軍機が、しかも東京都内で飛んでいることを忘れて欲しくはないと思っているのです。
ただ、都心に住んでいるヒト達からすれば実感ないでしょうけどね。
なぜなら、そういうヒト達は西多摩地区を東京と思っていない節がありますから。
一度間違えて横田空域の東端線を飛び出して米軍機が都心へ侵入すれば分かるような気がしてなりません。
マスゴミどもも蜂の巣を突くような大騒ぎにはなるでしょうし。
さすがに米軍もそこまで強硬姿勢はとらないでしょうね。
「自分たちに敵対する政党」が政権を取らない限りは。

余談ですが、1985年8月に起きた日航機墜落事故では、スコーク77が発報されてから墜落に至るまで当時の横田空域内だったそうです。
そういえば、その飛行機を視た記憶があるのです。
なぜ、よく晴れた夏の夕方、見慣れない普通の飛行機が、あんな低空を、普段視ないところに飛んでいるんだろうって。

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