安全とは何だろう。
その答えを探しに行くためにこちらへ行ってきました。
日本航空安全啓発センター(SPC)。
日本航空が設置したもので羽田空港の新整備場地区にあるJALメインテナンスセンター1内にあります。
COVID-19前に2回行っており、今回が3回目になります。
SPCは中々予約が取れず、偶然空いていた日にポチッと予約を入れ込みました。
SPCは日本航空が過去に起こした事故についてまとめてあるのですが、特に展示されているのが1985年8月12日に発生した123便墜落事故のものです。
内容についてはネタバレのこともあり書きませんが、だから日本航空はダメなんだなと思わせる節があったことを内省する内容ではありました。
そして、担当の方から123便の諸々のプロセスや展示物の説明を受けて改めて事故について確認したり、遺品や展示された123便の乗客や客室乗務員のメモを視て、涙のスイッチが入ったり・・・と。
思ったのは展示がアップデートされていたなと言うことでしょうか。
その内容が個人的には示唆に富む内容だったなと思うからです。
その話は担当の方にもお話しさせていただきましたが。
何よりSPCに行って感じるのは「安全ってなんだろう?」という事を改めてこちらに投げかけてくることなのです。
それは担当の方からのお話しでも特に感じる部分と言いますか。
安全ってそもそもは「当たり前の事を当たり前にやる」ことなのですが、それをやり続けることが実はニンゲンという生き物からするとどれだけ難しいのかというのもあると思っています。
どこかで慢心や緩みが生まれてそれが事故に繋がるわけでもありますし、コンピュータとてそう。
ハードウェアの故障もありますし、プログラムのバグで故障することもあります。
それらが原因で人命が危険にさらされることもあります。
ましてや人工知能など・・・。
そういえば先日18年が経過した福知山線転覆脱線事故についてもJR西日本が自社の研修センターに資料室らしいのを設置しているようですがそれは一般には公開されていないようですし。
ちなみにSPCは平日開催で一般の時間枠こそCOVID-19前並になりましたが、人員枠を抑えているそうです。
この日は会社の少人数のグループと個人とJALグループの社員などがおり、中にはタブレットを開いて器用に何かを打ち込んでいる人もみかけました。
恐らく行ったことをレポートにして書いてこい!ということでメモ書きをしてるんでしょうけどね。
過去には青組の役員も見に来られたと聴いたことがありますし、私が過去に行った回ではJALと同業他社のグループが居たりもしましたし。
ただ飛行機マニアを自称するヒト達でもSPCに行ってきた!というヒトはそう居ないでしょう。
なにせ平日開催ですし、人員を絞っていますから予約を取れる確率がかなり低いですし。
恐らく同じ施設内で行われているJAL工場見学~SKY MUSEUMよりも予約は狭き門でしょうから。
とにかくSPCに来て話を聴いて展示物を視ると身が引き締まるような気がします。
ちなみに私は事故現場の麓に設置された慰霊の園には伺ったことはありますが、墜落現場となる御巣鷹の尾根には行ったことがありません。
事故から30年以上経ちますが恐れ多くて足が向かないところはありますので。
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