「シカと衝突」

これもよくあります。

奥多摩を走る列車で結構頻繁に発生します。
原因はシカがレールを舐めているから。
どうもレールの鉄分欲しさに舐めているようなのです。
そして列車からシカが視えづらいようなのです。

衝突が起きる箇所はたいてい木に囲まれていて昼間でもうす暗いところで、さらに割とスピードを出しているところにシカが居るのですからどう考えても間に合いませんし。

結構平日に起きるのですが、たまに土日祝でも発生していて、そうなると行楽客が足止めを喰らう格好になります。
先日は夜間に発生して運転再開に時間がかかったと聞きます。
山に住んで電車を使う生活ならではのリスクなのです。

ちなみに中央本線の高尾~大月間でも同じようなインシデントは頻繁に発生していて、そちらでは結構なおカネをかけて対策を講じたそうですが、こちらではそういう対策は費用対効果の視点で見送られたらしく、衝突したらそのたびに処理しとけということだそうです。
ま、東京を走るローカル線ですし。
しかも今は原則ワンマン運転を行っていますから、事が起きたら運転士一人で処理をしなければならないというある意味過酷な状態ですし。

ま、この感覚は都会や近郊に棲むヒト達にはわからないでしょうね。
ドアボタンと同様に。


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