来年のフィナーレは有馬記念か。

カレンダーのあやでしかも28日の日曜日施行という。

本日2025(令和7)年の中央競馬の開催日割がJRAから発表されたそう。

とりあえずは2025年度の開催のアウトラインとG1や重賞競走などの開催日程の発表で、それ以外のレースに関する事は11月頃改めて発表するそうです。
詳しくは上記のWebページを視ていただくとして、個人的にはおや?と思う点が結構ありました。

阪神競馬場が春開催から再開場しますので、1月は中京開催ではありますが3月以降はほぼ元のスケジュールに戻ります。
で、注目すべきは2020年から行われていた夏の2週間の2場開催が無くなって中京(夏は6週開催)がスタートすることと、夏の西日本開催が小倉→中京の順になりことでしょうか。
それに関連してか暑熱対策による競走時間帯の拡大を来年は7~8月にかけての2回新潟と3回中京の2場で開催8日間で実施することになったそうです。
今年との違いは夏競馬はずっと3場開催でしかも暑熱対策期間中でも札幌は通常のスケジュールで施行ということ。
とりあえず観る方もやる方もそうですが、グリーンチャンネルとラジオNIKKEI、BS11のキャストやスタッフさんも長丁場になりますねぇと。
ラジオNIKKEIでは西(第2放送側)でも拡大されますし、一方で札幌は通常運転ですからどうやるんだろうなとは思います。
グリーンチャンネル側は今年のようにキャスターさんに1時間ずつ普段より残業していただく対応をとるでしょうけど、それを来年は4週ですからね。

さらに個人的に大きなトピックとして重賞競走の開催週が微妙に変わっていてこれまでの体内カレンダーを切り替えていかないとならないかもしれません。
例えば春のG1で言えば、大型連休中のG1は天皇賞(春)でそのあとが東京でのG1の5週連続開催になるため、ダービーは6月1日になり、さらに宝塚記念が1週間繰り上がって6月15日開催に変わります。
つまり春のG1が3場合わせてあわせて7週連続開催になります。
阪神の春開催最終週には宝塚記念の代わりに新設のマイルの重賞を設定するそうです。
そしてカンテレ制作の競馬BEATは中10週の夏休みに入るみたいです。
(2019年以前に戻ると)

夏競馬ではダービー後の東京と阪神の開催が4週から3週に短縮され、前述の通り西日本では小倉が先になるため、小倉記念と中京記念の開催順が入れ替わって、中京記念が札幌記念と同日開催になり、小倉2歳ステークスが中京開催の「中京2歳ステークス」に改称されます。
ということは西日本は小倉→中京の開催順でずっと行くということなんでしょうね。
あとラジオNIKKEI賞の日に函館記念が施行されますが、他方で札幌記念はG2のままで据え置きのようです。

秋も中山、阪神の開始が1週間繰り上がって札幌が1週残るので中山、阪神、札幌という珍しい並びが発生し(札幌の開催日数は変更無し)、その繰り上がった分が後続の東京と京都で開催が増える格好になります。
10月の秋華賞と菊花賞も1週間これまでより後ろになり、11月は第1週に天皇賞(秋)、中3週の最終週にジャパンカップが施行され、日程のあやでこれまで年の最終開催日に施行されていたホープフルステークスが中山大障害と同日施行になり、翌日有馬記念で締まるという形になります。
(多くの競馬ファンがあるべき姿という締まり方)

とりあえず開催日割を視てビックリしました。
ここまで施行レースをいじったのは久しぶりでは?と思いました。
例えば、東海ステークスの施行が夏開催に変わり、3月開催の金鯱賞が東海テレビの社杯に変わります。(東海テレビ杯金鯱賞)
さらにアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスが切り離されて、府中牝馬ステークスがG3として6月の東京の春開催最終週に設定され、アイルランドトロフィーが単独のレースとしてG2として既存の時期に行われます。
あと鳴尾記念も6月から12月に開催時期が変わっていますし。
そしてダービーとのローテーションの短さが常々言われていたダービートライアルのテレビ東京杯青葉賞も1週早めて春の東京開催の第1週に組み込んで、ダービーには中4週のローテーションで臨めるようにしたようですし。

JRAさんも71年目から新たなことをしてきますので、こちらも競馬的体内時計を少し変えないといけないでしょうね。
これが新たな開催順です!ということなのでしょうし。

各陣営でもローテとか変えないとならない状況も発生するでしょうね。
もしかすると現場の意見で組み替えたのかもしれませんが。
ま、中にはレーズ開催周辺なんか関係ねえ!という強気な陣営もお有りでしょうけど。

余談ですが、このカレンダーを視たら、多くの会社の来年の御用納めが26日の金曜日になりそうな気がします。
金融機関はおそらく30日までですけどね。

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