騎手人生が終わってしまう可能性がある。
競馬期間中のスマートフォンの使用は。
藤田菜七子騎手が昨年の春までに競馬施行期間中の調整ルーム(外部と遮蔽された騎手の滞在施設)内でスマートフォンを使用していたというのが、文春砲によってもたらされたそう。
これにより明日(2024年10月11日)よりJRAの然るべき機関の裁定が下るまで騎乗停止となります。
これまでの例を鑑みるに短くても8ヶ月、長くて1年、場合によっては騎手免許取消の可能性もありえます。
このルールはJRAと連携している全ての競馬施行機関で適用されますので、どの競馬も騎乗はできません。
これまでそういうのとは縁が無いイメージがあっただけに残念ではあります。
他方でJRAの説明では本人と連絡が取れていないということもあり、そこが心配でもあります。
今夏上野幌の件がありましたので。
あと、とある芸能事務所に所属しているはずですので、場合によってはそちらも契約解除という可能性も否定はできません。
今年JRAの職員さんと結婚されたということで、公私ともに順風満帆・・・と思いきやのこれです。
これによってJRA所属の女性騎手のほとんどがスマートフォンの不正使用によって罰せされる形になります。
厳しい言い方ですが、公営競技というのは八百長というのがどうしても疑われてしまいますし(あと昭和時代に黒い霧事件があったNPBもそう)、スマートフォンの持ち込みをしてはならないことは自覚はしていたはずです。
それなのに・・・と思う気持ちはあります。
スマートフォンを持ちたければ騎手は止めた方とよいと言わざるを得ないとも思います。
これで藤田菜七子さんはしばらく表舞台から姿を消すことでしょう。
ただでさえ、最近は騎乗数が減っているうえでのこれですし。
さらに所属している根本康広厩舎も根本先生定年による解散が近づいていますから、今後はより一層厳しいと思います。
再び再起を目指すべく茨の道を進むのか、ここで騎手を引退をするのかの二択になるでしょう。
少なくとも後者となると晩節を汚す形にはなってしまいますし、おそらく競馬関係のメディアもオファーは出せないと思いますし。
かえすがえすも残念な出来事です。
他方で本人が居ることは願っていますが・・・。