雨に強くない東海道新幹線
台風2号から湿った風が入ったことで停滞している梅雨前線が活発化し、西日本から東日本にかけて大雨を降らせています。
その影響で東海道新幹線が大変な事になっています。
特に昨日(2023年6月2日)は愛知県と静岡県内で大雨が降ってしまった事で出発した列車が途中で動けなくなる状況が続出しました。
これによりほぼ全線で運転ができなくなり、各駅で混乱が起きていたようです。
東京駅では修学旅行で新幹線を待っていた中学生が熱中症になって11名搬送されたと聞きます。
京都駅ではホテルも満室で野宿させる気か!と客が憤怒していたそうですし。
おそらく天候を見て朝のうちに移動できたヒトは助かったのでしょう。
代替えになるはずの飛行機も羽田空港で風が25メートル/秒吹いていたそうですので、羽田~伊丹線も最悪欠航、飛べたとしても条件付きでのフライトでしたでしょうし。
そして今日(2023年6月3日)も東京~名古屋間で午前中の運転を見合わせるとのことで、名古屋~新大阪間でも臨時こだまを1時間間隔での運転を行い、東海道~山陽直通列車も午前中一杯は新大阪以西での運転にするそうですし。
恐らく東京、名古屋、京都、新大阪では運転再開を待つ客で今頃溢れている事でしょう。
中には駅員にくってかかる往生際の悪い客も相当数いるのでしょうし。
(こういう時に人間性って出ますよね)
元々東海道新幹線は他の新幹線と違って路盤が普通の鉄道と同じ区間が多く、雨が降ると列車が動けなくなることが多くなってしまうのです。
しかもその区間に集中的に雨が降ってしまうと言う最悪な事になってしまったのです。
それにつけても、台風2号はえらい置き土産を残していったなと思ったモノです。