これも西多摩の現実。
低空で飛行する米軍機。
横田基地が存在する西多摩地区ではごく普通の光景です。
横田基地は米軍の拠点の中でも重要な拠点で未だに休戦中のステータスである朝鮮戦争における国連軍の前線本部も設置されています。
なにより米空軍における日本国内での重要拠点でもあります。
ですので平日のよく晴れた日中は訓練飛行をしています。
さらに基地近隣の福生市、羽村市、瑞穂町では夜間でも飛行訓練をしていて私の自宅付近より低空で飛行しています。
それゆえに反戦"反米"を掲げた(間違いなく日本共産党系を推定できる)市民団体が昼間、横田基地の第2ゲート前でシュプレヒコールをあげてます。
ただしその陣容を視ている限り年金暮らしの有閑老人ばっかりですけどね。
そういう意味でも市民団体も高齢化が進んでるんでしょうね。
こんなのに関わったとこで百害あって一理なしですもの。
一方で横田基地に面した国道16号線沿いや横田基地の第2ゲート~福生駅東口間と福生駅東口界隈はアメリカ的な風情があります。
私がよく行っている第2ゲートから南にすぐにある中華料理店は店内はアメリカンテイスト溢れていますし、過去に平日の昼間に行ったらモデルさんですか?的な風貌の若い女性米兵がランチしていましたし。
(未だにコレを上回る衝撃がないのです)
他方で横田基地があるために東京から西のセクター(航空における飛行区域)では旅客機の高度が高めに設定されています。
通称「横田空域」と呼ばれていて、羽田空港から北陸、中国、福岡方面へ飛行する旅客機は羽田空港を離陸して早々に何度傾いてるの?と言うくらい高度を稼いでこの空域の上を通過します。
私が4年前に福岡へ久方ぶりに鶴丸の飛行機(しかも当時導入されたばかりの新型旅客機)に乗って行った際に、これにやられました。
福岡に着いて長浜で豚骨ラーメンを食べ終えた後(だいたい福岡空港に着いてから約2時間経過)意識が徐々に飛びはじめていましたので。
それでも歩いてはいて鴻臚館跡に立ち寄った記憶にはあり、正気に戻ったら大濠公園にいましたので。
もっと余談を言うと、1985年8月12日の日本航空123便はスコーク77(いわゆる緊急事態宣言)発報後墜落まで当時の横田空域から出ていなかったそうですし。
(私が小学生の時多摩西部の丘の上で視たジャンボ機)
話を戻しまして、私の自宅付近ですと旅客機はだいたい高度8000~10000メートル位を飛行していますが、米軍機は高度700~1000メートルを飛行しています。
ですので騒音たるやそこそこなものです。
ただ羽村で仕事をしていた頃はその比じゃないとなとは思いました。
堅牢な建物の奥でも米軍機の飛行音がきこえましたし。
それも夜間でも。
というわけですので、米軍(強いてはアメリカ)を卑しみ平和だけを主張する市民団体がただ虚しくシュプレヒコールをするわけです。
やったところで何も変わらないのも気づかぬままに。
風情を視ていてもこのヒト達学生の頃学生集会に明け暮れて勉学なんてロクにやってねえんだろうな、そして声をあげてる自分に酔いしれてるんだろうなと言う風情を醸し出させながら。
(これが全共闘およびベ平連世代に対する私の見解)
あーそういえば首相官邸の近くまで仕事に通っていた頃に国会議事堂前駅の首相官邸側の出入り口の前にも似たような集団を視たなぁと。
それもほとんどが有閑老人という。
ヒマでいいよねぇ、会社はリタイアしているし働かなくてもカネが入ってくるし、税金はサラリーマンより優遇されるし。
横田に限らず、関東では横須賀が海軍ですし、空軍では他に厚木と三沢、岩国があります。
とはいえ日本国でそういうのが集積されているのが沖縄にもなるのです。
沖縄については別途記していくつもりです。
一方でそういう米軍の拠点が無かったり、訓練すらも行われていない地方もあったりしますけどね。