いつまで経っても癒えない親子関係
人生って、なんだろう?なぜ生きているのだろう?と大人になって思考することが増えた。
一番衝撃的だったことは両親の離婚だった気がする。
当時、わたしは25歳になる年で、がむしゃらに毎日を生きていた。
がむしゃらと言っても、新卒で就職した会社に月曜日から金曜日まで同じ時間の電車で決められた時間に通勤し、食事を摂り、歯を磨き、お風呂に入って眠ることの繰り返し。
中学、高校、大学と寮生活をしてきたわたしは、親との会話、意思疎通を図る機会がなく、ゆっくりと、だけど確実に心のどこかにポカンと穴が空いていた。
親に捨てられたような感覚というか、わたしって生きていていいんだろうか。みたいな。
捌け口がなくて、それにずっと自分の感情に蓋を閉じてきて、社会人になってからも、親から認められたくてわたしはちゃんと社会人をやっていますアピールをしていたのだと、今なら思う。一人暮らしは反対されたので、仕方なく実家から職場まで通勤することを決めたのだが、精神的にどんどん参ってしまった。遅い反抗期が来てしまった。人間関係もうまくいかず。
10年ぶりに帰る実家は、自分の家だとは思えず、まるで他人の家に居候しているような感覚で、なんだか居心地がずっと悪かった。そう、家に帰ってきても全く安心感がなかった。家が商売をやっていることもあって、母親、祖母との会話は常に業務成績の話だった。ちょっとゴロゴロしていれば、手伝いなさいの一言で、だんだん本当に実家に住み続けることが苦しくなっていた。
環境を変えたいと思ったが、そんな勇気はなく、実家に住み続けた。自分の心に嘘をついて、6年半も我慢してしまった。22歳から28歳頃まで。
遡ること数年前、就職と同時に、主に祖母と母に婚活だと騒がれ22歳のわたしは着物を装い仲人さんに言われた場所まで向かう。。。なんて出来事が27歳頃まで実は続いていた。そう、お見合いだ。わたしは結婚したくなかった。周りの声に、結婚したいと思わされていただけだったんだ。そう、すべては世間体だ。
名ばかりの婚活中、大手企業に勤める役員、神社の神主さん、起業家の跡取り息子など。
わたしは、どの人間にも全くピンとこなくて断ったし、断られたこともたくさんあった。
そんなこんなで、大まかに表現すると、兎に角日本社会に生きていると、自分の気持ちがわからなくなる、つまり混乱を招くほどに心が疲弊し窮屈さを感じていたのだと今だからわかる。誰もわたしのことを知らない環境、そして本来、わたしは自分でやったことのないことに挑戦をすることが好きだから、日本を飛び出してきた。
思い出した。小さい頃、女優さん、モデルになりたかったんだ。
色々試行錯誤し自分と向き合った結果まずは、会社を辞めた。ずっと、どうして毎日同じ時間に働くのか、興味の湧かないことをやり続け、またやらされている感が歪めなくてもう心には嘘をつけないと感じ、後先決めずにさっと退職した。当時27歳。
日本の緑茶が大好きなのと、自然療法に関心があったのでクレイセラピーを勉強してみた。クレイと日本茶で起業した。講座を開講してみたり出店もしていたが、現在はとくに収入の柱としては活動していない。
あくまでも普段の生活のなかでマレーシアで自分用の歯磨き粉は自分でクレイを作っている。クレイの学びは自分を知るきっかけにもなり今でもクレイがとても好き。
クレイセラピーだけでは生活が苦しかったので家業を少し手伝いながら、国際幼稚園でアルバイトをしたり、外国の方向けに日本語オンラインレッスンを開講した。日本人の方で英語を話せるようになりたい人向けにも、オンラインレッスンを行った。
それでも余裕のあるほどの収入はなかったが、SNSを通して日々の活動や想いを発信していくうちに、ライバーとして活動を開始してみないかと声がかかった。また、音声配信に関しても、収益化させないか?と声がかかった。
発信してきてよかった!と心底感じたのだった。
そこから、ライバーとして活動を開始すると、とても樂しく、また世界中にファンができて、嬉しかった。応援してくれる人がポツリポツリと増えてゆく。ライバー活動をきっかけにサボっていたYouTubeも再開した。(現在登録者数は220名ほど)
そして、2024年1月、視聴者の方のススメで海外就職を決めた。
たまたまマレーシアに来ることになったが、わたしは日本から出てきて、とりあえず一歩を踏み出して正解だったと思う。
日本にいつまた戻るのか、はたまた戻らないのか?今は何も決まっていないし決めていないが、しばらくは海外にいたい。ノマドになるのかな。
日本の外を出ればVISAの問題がつきまとうが、それはその時に考えればいい。
お仕事のご依頼:fuyuchaclay@gmail.comまで
Instagram@suzukifuyuka
わたしはこれからも自分の身に起きた体験談、感じたことを共有してゆく。
最後におまけ。
最近iPhoneで撮った写真。
以上です。
ありがとうございます。