私だけ取り残されている
6歳の息子は赤ちゃんの頃、恐竜が大好きで早朝から図鑑を私に読ませたり、おもちゃを大量に集めたりしていた。
映画ジュラシックワールドは恐竜が人間を襲うシーンもありそんなには見ていなかったがそれでもうちでは良くかかっていた。
息子と24時間共にしていた私は恐竜の名前ももちろん沢山覚えたしジュラシックワールドも懐かしのジュラシックパークも沢山見た。
ジュラシックパークではすばしっこくて肉食のヴェロキラプトルが怖かったがジュラシックワールドでは主人公オーウェンの友だちになり可愛かった。
私の夢にいつか息子をUSJに連れて行き恐竜に会わせてあげる事が増えた。
そんな中、今年2022年夏にジュラシックワールドの最新で最終作、歴代の人物が出てくる映画が出来た。
あのヴェロキラプトルのブルーがママ(閣下)になっているらしい。
映画館に行くのは息子が怖いシーンもあるだろうからやめておくが配信になるのを私は楽しみにしていた。
だが息子は「ふ〜ん」と興味が無さそう。
私が「楽しみじゃないの?」と聞くと息子は「今は昆虫なんだよね。最近の恐竜わかんないし、そんなに詳しくなくなっちゃった」と言った。
最近の恐竜というパワーワード。古代代表なのにね。最近の研究で恐竜には羽毛があったなどと言われているが息子が言っている事はそういう意味では無く最近図鑑を見てないよ。という意味だ。
私は息子の影響で恐竜には結構詳しくなったしヴェロキラプトルのブルーも好きでグッズを集めたいし映画も早く観たいしUSJで恐竜を見たい。
だがそれを一緒に喜んでくれる息子はいない。
たかが数年の事なのに私だけが好きになったままで切なくなってしまう。
夢を叶えたいだけなのに。
朝の4時半から眠い目を擦りながら図鑑だって読んだのに。
だが子育てとはこういうものだと聞いている。
アンパンマンの事だってみんな急に冷めると噂を聞いた事がある。
もう一つ切ない話がある。
息子は音楽の趣味が渋くエレカシの宮本さんに4歳の頃にどっぷりハマっていた。
保育園のお楽しみ会で俺たちの明日を一人で歌ったり、宮本さんのグッズが欲しいと言われぬいぐるみを息子と共同制作していた。
先日朝のTVスッキリに宮本さんが出ると知り息子に教えてあげると「ふ〜ん」という反応だった。
「観ないの?録画する?」と聞くと
「あぁ…じゃあ録画してもらおうかな…今折り紙折ってるから」と宮本さんより折り紙を取った。
明らかに興味がなくなっている。
いつか息子とライブに行くのが夢だったのに、きっともう息子にとっては過去の事。
私は宮本さんの情報を逃さない為にTwitterもインスタもフォローしているのに。
私自身宮本さんの魅了されておりライブに行きたいのに。
影響を与えた息子は昆虫と折り紙に夢中になっている。
私は昆虫と折り紙にはまだ興味を持てていないので次にハマるものを今は待っている。
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