PENTAX Q7で、OLYMPUS 35DCを撮る
先週末、実家の片隅で発見したのは、俺が子供の頃に買ってもらい使っていたOLYMPUS 35DC。もちろんフィルムカメラである。
当時からカメラのスペックとかにほぼ興味のない性格なんで、このフィルムカメラがどーゆー素性のものなのか、まったく意識していなかった。と言うか、自分が使っていたことすら記憶していなかった。これは決して還暦過ぎ男のボケの始まりではない、と思いたい。
で、今更ではあるが、調べてみた。
どうでも良いが、こういう情報を律儀にアクセス可能にしている企業ってすごいな、と思う。日本スゴイ論は嫌いだが、こういう律儀さというのは、ある部分、讃えても良いのではないかな。日本政府や行政には、爪の垢を煎じて飲んで欲しいもんだ。
調べた結果は、「なんだ、結構面白いカメラだったんじゃん。レンズのデカさ(デカいだけで良く思う俺)と言い、機構と言い、先進的だったのね」という感想である。もしかしたら、1970年代の初頭としては、ちょっと値が張る買い物だったのか? 爺さん婆さんありがとうと、今になって思う。
で、定年退職で暇だけは売るほどある身の上なので、電池のアダプターを購入、LR44を装着してみたら、スパッと動くじゃん(このカメラ、通電してないとシャッターも切れないらしい)。
ということで、今度はフィルムを買い、セットしてみた。カメラにフィルムをセットするなんて何十年ぶりだ?
無事にフィルムをセットし終わると、「ああ、良かった」と気が抜けてしまう根気のなさが俺の良いところなんで、真面目にカメラを趣味にしている娘に、「使って良いよー」とあけ渡した。
もちろん、娘はフィルムカメラなんて触るのは初めてで、「え、ISO固定? この明るさでもシャッター切れないの? フィルム代高すぎ、そのくらいならお金貯めてオールドレンズ買う」とか散々ワガママを言いながら、まあまあ研究しているようだ。健闘を祈る。