認知負荷理論(Cognitive Load Theory)①
フォニックス(英語の音の学習)を教えるプログラムは多数存在しています。イングランドでは、教育省(DFE:Department for Education)が認定している以下のプログラムが主流です。
(画像引用: Department for Education)
現在、日本で人気のプログラムはJolly Phonicsのようですが、イングランドでは、Letters and SoundsやRead Write Incが多いようです。
新任時代に勤務していた小学校では、Sounds Writeというフォニックスプログラムを使ってフォニックスを指導しました。キャラクターを使ったり、歌ったりすることはありません。個人的にはこのフォニックスプログラムでの学習方法が、フォニックスをマスターするには一番効率良いように感じており、このフォニックスプログラムを使い、日本でも指導したいと考えています。
主な理由としては、この指導方法が「認知負荷理論(Cognitive Load Theory)」に沿って、どのように、どの量だけ教えたら、一番効率よく脳内の「短期記憶」から「長期記憶」へ入っていくのかを考えつくされたプログラムなのです。
これまでは、この認知負荷理論を表面上で理解していただけでしたが、この理論を深堀して、どのように指導につなげていくことができるかを分析していきます。
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