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【山歩き記録 第100歩】茅ヶ岳(2024年6月12日)【雲湧きがちな高山を避けて「偽八つ」を楽しむ】
かの百名山の深田先生の亡くなった地として知られる、茅ヶ岳に行ってきました。
登りに女岩コース、下りに尾根コースを使用。女岩コースは、山頂直前の岩場に思ったより歯ごたえがありました。尾根コースは道幅が広くて歩きやすいです。
山は全体として「ちょうど良い難易度」なのですが、バスが1日1本で、コースタイム4時間に対して、行きのバスから帰りのバスまで7時間あるのが難点。金ヶ岳まで往復(+2時間)するというプランもありますが、道中にトイレが全くないのが不安。今回は、深田記念公園で時間をつぶすというプランで行きましたが、薄暗い場所にベンチと石碑があるだけで、しかも羽虫にたかられ、とても2時間もいられないと思ったので、タクシーを呼んで帰りました。
コース概要
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深田記念公園バス停からスタート。駐車場の奥に進み、深田記念公園との分岐を北へ。舗装路とクロスするところが、尾根コースとの分岐で、登りでは女岩コースを選択。女岩コースと呼んでいるものの、女岩周辺は立ち入り禁止です。それまで谷沿いの緩やかな道ですが、女岩の手前から急坂が始まります。「深田久弥終焉の地」を通り、岩場を登り切ったら山頂です。下りは尾根コース。傾斜はそれなりにありますが、道幅が広いので歩きやすいです。傾斜が緩くなり、舗装路に出たら、来た道を通ってバス停に戻ります。
「やまなしハイキングコース100選」も参考になります。
記録
9時45分、深田記念公園バス停着。ここまで乗ったのは自分一人でした。ちなみに、韮崎駅で、瑞牆山荘行きのバスには20人ぐらい乗り込んでいました。かなり差がありますね…。それでも、バス停前の駐車場には10台以上停まっていました。
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駐車場の奥に道が続いており、その先で深田記念公園と茅ヶ岳に分岐します。
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しばらくは、登っている実感もないぐらい緩やかな道です。とは言え、急いでも帰りのバスは7時間後なので、ゆったり歩いて行きます。
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女岩の手前に規制線が張られていて、右の斜面に誘導されます。岩がごろつく急坂です。ただ、個人的には山頂手前の岩場の方が苦労しました。
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岩場が一度終わっても、それまでとは違ってしっかりした登りが続きます。「深田久弥終焉の地」は、何でもない道中にあります。本当に、急逝されたんだなと実感します。その先から始まる岩場を登り切ると、山頂です。この岩場ではポールをしまうのを推奨します。
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12時ジャスト、茅ヶ岳山頂に到着。着いたときには1人しか先客がいなくて拍子抜けしましたが、山頂にいる間に増えて、下りる頃には10人近くになりました。ほぼ360度の展望がありますが、低い木もあるため、高度感のある見下ろすような景色はあまりありません。周囲の名山を眺めながら、それらの山が雲に覆われようとしているのを見て、今日の山のチョイスをちょっと自慢気に思うなどしました。
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下りは尾根コースを選択。地形図に見慣れない斜線?があって、崖かもしれないと警戒し、しばらくポールをしまったまま進んだのですが、そのような難所はありませんでした。森の中を黙々と下っていきます。
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舗装路に着いたら、来た道を戻って、そのまま深田記念公園へ。広い草原とか、ゆるキャン△のような景色の良いキャンプ場みたいな空間だったら、2時間ぐらい余裕でつぶせるだろうなと思っていたのですが、森の中に石碑、東屋、ベンチ、テーブル、終わり。みたいな簡素な公園でした。まあそんなものかと思い、ベンチに座ってお菓子を食べ始めたのですが、ハエが絶えず飛び回っていて、このまま2時間は耐えられないと思い、タクシー会社に電話。バス停まで迎えに来てもらいました。ちなみに、迎車代も込みで4000円ちょっとしました。分かってはいても、さすがにぼっちには高い…。
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各種情報
コースタイム:4時間
標高:940m(深田記念公園)~1704m(茅ヶ岳)
主な展望スポット:茅ヶ岳山頂
トイレ:深田記念公園バス停付近
危険個所:危険と言うほどではないですが、山頂直前の岩場は、疲れがたまっている中でそれなりに脚を大きく上げるので、体が硬い僕は脚の付け根がつりそうになりました。
アクセス:平日は、韮崎市民バス穂坂線が通年運行。1日3往復。
土日祝日は、茅ヶ岳みずがき田園バスが4月から11月まで運行。1日2往復。
周辺情報:駅前の市民交流センターニコリの1階にカフェ&ベーカリーとお土産屋さんが入っています。朝早くはやっていないですが、夕方、電車が来るまで時間があるときにおすすめです。
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